お約束のGR IIIドレスアップです!
そんなわけで、早速ドレスアップ記事を2本書きました。ドレスアップやるのはずいぶんと久しぶりな気がします。すでに仕込み中のドレスアップネタもいくつかあります。ご期待ください。
先月の後半、香港に行ってきました。「澤村が海外なんてめずらしいなあ」と思った人も少なくないでしょう。ぶっちゃけすごく久々の海外でした(笑)。何故このタイミングで香港に行ったのかというと、とあるイベントのための下見です。Turtleback社から香港でオールドレンズワークショップをやらないかと声がかかり、いよいよその募集がスタートしました。
●Turtleback オールドレンズ・ワークショップ
澤村 徹と行く香港ワークショップ
日程:2016年11月3日~6日(4日間)
詳細は専用サイトをご覧いただくとして、ざっとこのワークショップの特徴を紹介しましょう。今回の香港ワークショップは、4日間に渡り、澤村といっしょに香港のオールドレンズ撮影向けのスポットをみっちりとまわります。現地スタップは香港在住数十年という現地に精通したオールドレンズファンで(みなさん日本人ですが、中国語と英語がぺらぺらです)、彼らと澤村で撮影ポイントを厳選しました。香港らしさという観点、オールドレンズ撮影向きという観点、この双方から撮り甲斐のあるポイントを選んでいます。先方からの候補地リストを元に、澤村からも「ここは絶対撮りたい!」とリクエストを加え、自信たっぷりの撮影コースに皆さんをお連れします。
主催のTurtlebackは、iPhoneにオールドレンズを付けるアダプターを製造販売している会社です。こんなもんを作るくらいですから、中の人はオールドレンズにどっぷりです(笑)。オールドレンズ好きがオールドレンズ好きのためにワークショップを開催するわけですから、おもしろい内容になって当然です。そうは言っても学生の課題ではありませんから、撮ってばかりの強行軍というわけではありません。適宜、ランチや休憩時間を設け、高齢の方でも気持ちよく撮影を楽しめるルートを作りました。初日と最終日には懇親会をセットして、オールドレンズ談義に花を咲かせる時間もたっぷりあります。
今回、参加メンバーをしっかりサポートしていきたいので、最大参加人数は抑えめにしています。ご興味ある方、ぜひ早めにお申し込みいただけると幸いです。
遡ること6年前、CP+エンジョイフォトステージに登壇したことがあります。まだカメラ・写真業界で仕事をはじめたばかり。右も左もわからぬまま、ステージに引っ張り出されました。お題目はデジタルカメラのドレスアップ。いま以上にドレスアップがマニアックだった時期です。広い会場にお客さんは数えるほど。しかもその半数は知り合い。無名ライターの現実をまざまざと思い知りました。
そして2016年、再びエンジョイフォトステージからお声がかかりました。今回のお題目はオールドレンズ。6年越しのリベンジです。あの惨敗以後、オールドレンズライフを5冊出し、写真講座オールドレンズパラダイスは10期を迎え、多少は名が売れたようなそうでもないような(笑)。果たして会場はお客さんで埋まり、それはそれで緊張を強いられるトークイベントとなりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
普段、CP+は初日のみ取材することが多いのですが、今年は3日通いました。曜日によってお客さんの層が異なり、カメラファンの多様性が感じられますね。心残りはペンタックスK-1に触れなかったことです。ずうっと長蛇の列でした。発売されたら量販店行ってきます(笑)。
本日、CP+2016エンジョイフォトステージにて、「オールドレンズを楽しもう!」というタイトルで登壇します。大きい会場でのトークは久しぶりですね。一昨年の新宿クラシックカメラ博以来でしょうか。今回はオールドレンズの写りを中心にお話しします。あと、ぼくのオールドレンズとの出会いとか、失敗談とか、小ネタも所々に挟みつつの楽しいトークにしたいと思っています。会場は会議センターです。メインホールとは異なるので注意してください。桜木町から来ると、突き当たりを右に折れたところが会議センターです。たくさんのご来場、お待ちしております。
●CP+ 2016 エンジョイフォトステージ「オールドレンズを楽しもう!」
2/28(日)12:20~13:20 場所/会議センター 304
週末に日本カメラ社「ザ・レンズマニアックス」が発売になり、ネット上にぽつぽつと読後レビューが載り始めました。楽しんでもらえたかなあ、辛口レビューだとつらいなあ、などとドキドキしながらレビューを読むわけですが、今回はちょいと様子がちがいます。「レンズ解説文が逝ってる」との声がチラホラと。
●hamashun.org
オールドレンズの良書、ザ・レンズマニアックスがお勧めな件について
●b's mono-log
ザ・レンズマニアックス
どうやら、レンズ解説文がポエムすぎてヤバいと。まるでレンズソムリエだと(笑)。たしかに、マクロスター50mmF1.8を「永遠のバージニティー」と評したり、アンジェニュー25mmF0.95を「夢から醒めた後悔」と呼んだり、いま思うとやりたい放題な文章ですね。ていうか、オールドレンズ相手によくぞこの域の抽象化に達したなあと我ながら恐ろしいです。たぶん、原稿の神様降りまくってましたね(笑)。ひと月に一度の原稿の神様。最近降りてこないなあ。帰ってきてほしいです。出版にあたって散々推敲を重ねたんですが、アレだよね、推敲は文章を読まず文字を拾うから、当時のエキセントリックな表現に気付かなかったのかなあ。
ちなみに、個人的に気に入っているのはアンジェニュー25mmF0.95の解説文です。実際にこのレンズで撮っているときの興奮と驚きを、うまく言語化できたと思います。この号は執筆に相当苦労した記憶がありますね。そんなこんなで、ザ・レンズマニアックスはオールドレンズの写真だけでなく、文章も楽しんでいただけるようです。自分では普通に書いたつもりなので、ここに反応されるのはちょっと戸惑いがあるのですが(笑)。
●ザ・レンズマニアックス ~ミラーレスと一眼レフで陶酔するオールドレンズの世界~
出版社:日本カメラ社
発売日:2014年10月31日
価格:1,944円
[日本カメラ][Amazon]
お待たせしました、日本カメラ社「ザ・レンズマニアックス」本日発売です。どうやら昨日あたりから店頭に並んでいる書店もあったようですね。本書はカラー印刷の仕上がりがすごくいいので、オールドレンズの良さをじっくりと堪能していただけると思います。ご高覧いただけると幸いです。
●ザ・レンズマニアックス ~ミラーレスと一眼レフで陶酔するオールドレンズの世界~
出版社:日本カメラ社
発売日:2014年10月31日
価格:1,944円
[日本カメラ][Amazon]
オールドレンズ本の表紙はレンズの写真が鉄板ですが、今回はあえてイラスト、しかもデッサン画を採用しました。「自分だけの宝物」といった雰囲気がいいでしょ!? さりげなくマウントアダプター付きってあたりにも注目してやってください。裏表紙は黒塗り沈胴エルマー、VALOO、三晃精機のライカLマウントアダプター(黒染めエイジング済み)が並んでいます。三つ合体してα7に付けると、真っ黒沈胴エルマーセットアップになるんですよ(笑)。書籍タイトルに負けないように、表紙まわりもマニアックに仕上げてみました。書店などでぜひお手にとっていただけると幸いです。
先日、「ザ・レンズマニアックス」の見本誌が届きました。長年ライターをやっているので、自分の本が仕上がっても特に感慨深い気持ちになることはありません。みなさんにとってお仕事がそうであるように、ぼくにとっても自分の記事が本になったり雑誌に載ったりするのは、ごくごく日常的なことです。が、しかし、今回はちと油断してました。今回の本、印刷がいい! マジでいい!! これまで手がけた本の中で、ナンバーワンじゃないかと思います。
みなさんは「写真の本なんだから印刷が良くて当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、現場に身をおく立場から言うと、理想と現実は遠くかけ離れていたりします(泣)。色校正という印刷の色味をチェックする作業がありまして、十分に気を配りながら指示を出すのですが、ことオールドレンズの作例に関しては、こちらの意図がうまく伝わらないことがしばしばです。何しろオールドレンズの写真はコントラストがマイルドで色味もあっさりしていますから、印刷現場のオペレーターさんが良かれと思ってビビッドに仕上げてしまうことが多いんですね。また、作例を重視するとブツカットのシャドウが浮いてしまったり、かといってブツカットに重きを置くと作例が色かぶりしたり、思い通りの仕上がりに近づけるのが大変なんです。
その点、「ザ・レンズマニアックス」は、あえてパーフェクトと言い切ってしまいましょう。色かぶりなし、シャドウの締まりもグッド! キャリブレーションしたモニターで見たイメージが、そのまま紙の上で再現されています。思えば、日本カメラ本誌に載っている写真も、いつも再現性が高いですね。老舗カメラ系出版社のプライドといったところでしょうか。
そんなこんなで、オールドレンズの作例集として理想的な本に仕上がりました。軟らかいレンズも硬いレンズも、静謐なレンズもジャジャ馬なレンズも、そのテイストをじっくりと堪能していただけます。発売が少々遅れていて、いま日本カメラ社のホームページを見たところ、10月31日発売とのことです。著者としては発売を待たず、ぜひAmazonで予約ボタンをポチっていただきたく(笑)。よろしくお願いいたします!
●ザ・レンズマニアックス ~ミラーレスと一眼レフで陶酔するオールドレンズの世界~
出版社:日本カメラ社
発売日:2014年10月31日
価格:1,944円
[日本カメラ][Amazon]
本年10月29日、日本カメラ社より「ザ・レンズマニアックス」が発売になります。これは日本カメラ本誌で2011年1月号~2013年12月号にかけて連載していた同名コーナーを、一冊にまとめた書籍です。基本的にオールドレンズ本ですが、ラインアップはちょっとクセがあります。定番オールドレンズももちろん取り上げていますが、ちょい斜め上ぐらいを狙ったレンズをたくさん載せています。Amazonのページにリストが掲載されているので、ラインアップについてはそちらをご参照ください。
●ザ・レンズマニアックス ~ミラーレスと一眼レフで陶酔するオールドレンズの世界~
出版社:日本カメラ社
発売日:2014年10月29日
価格:1,944円
[日本カメラ][Amazon]
ライターとしてこれまで色々な連載を手がけてきましたが(「吾輩は寫眞機である」をおぼている人、いますか?)、「ザ・レンズマニアックス」は常にプレッシャーを感じながら書いていました。前年にAPS-CミラーレスのNEX-5が登場し、オールドレンズ撮影が大きく成長しようというタイミング。ブームにのれるか、ブームで終わるか、カメラホビーとして定着化できるのか。色々な思いがよぎります。さらに、ポッと出のライターが老舗カメラ誌で連載をさせてもらうのですから、舞台の大きさにも圧倒されました。あの頃はよく腹下してたなあ(笑)。とりあえず自らに課したのは、「あとあと書籍化した際に、恥ずかしくない写真と文章を載せる」ことでした。とはいえ、本当に書籍化できるとは思っていなかったのですが(笑)。
あの連載が三年も続いたのは、やはり時代の趨勢でしょう。元来オールドレンズ撮影は、ごく一部のマニアが楽しむ領域でした。マウントアダプターも種類は少なく、特定のカメラショップがオリジナルで製造したものを漁るように買っていました。ミラーレスの登場以降、マウントアダプターはカメラ量販店で普通に買えるようになり、ミラーレスなら内部干渉のリスクも少なく、その気になればカメラビギナーでも気軽に楽しめます。2011年~2013年という時期は、特別だったオールドレンズが当たり前になる変遷期と言えるでしょう。本書と通しで読んでもらうと、前半は装着可能ボディにあくせくしていますが、後半は「今回はどのボディに付けようかなあ」と余裕が見て取れると思います。この本を読むと、ホント、いまはいい時代だなあと実感します。ついこの間まで、M42レンズのピン押しであたふたしていたのに、ね(笑)。
本書はオールドレンズ本というスタンスですが、一眼レフからミラーレスへの変遷を記した一冊としても楽しんでもらえると思います。「ザ・レンズマニアックス」の発売は10月29日、ぜひよろしくお願いいたします!
さてはて、何人の方がおぼえているかかなり疑問ですが、2011年から3年間、日本カメラでオールドレンズの連載をやってました。そのときの記事が一冊の本になります。連載分の37本に新ネタ3本を加え、計40本のオールドレンズを収録しました。
●ザ・レンズマニアックス ~ミラーレスと一眼レフで陶酔するオールドレンズの世界~
出版社:日本カメラ社
発売日:2014年10月29日
価格:1,944円
[日本カメラ][Amazon]
この連載に関してはすごく思い入れがありまして、そのあたりは追々書いていきます。とりあえずは、かっちょいい表紙を見てください。鉛筆画のマクロスイター、ソソるでしょ(笑)。裏表紙も鉛筆画でアレやコレやが載ってます。すでにAmazonで予約がスタートしました。ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです。よろしくお願いいたします!
オールドレンズ・ライフ Vol.4の発売から10日が過ぎました。すでにたくさんの方にご覧いただいたことかと存じます。今回も思い入れのある特集が盛りだくさんなのですが、なかでも力を入れたのは、「オールドレンズ・ワークス」です。いわゆるフォトギャラリーに相当するページで、ぼく以外に三名の写真家さんに写真提供をお願いしました。テーマはズバリ、オールドレンズで撮った「作品」です。写真を撮るならオールドレンズ、寝ても覚めてもオールドレンズ、というオールドレンズにドップリな写真家さんに登場していただきました。
掲載順に紹介すると、米山好人さんはシネレンズの達人です。ペンタックスQにDマウントレンズを付け、アジア圏のストリートスナップを得意としています。ストリートスナップは瞬発力がものを言うため、構図が二の次になることが少なくありません。その点彼の作品は、どんなシチュエーションでも計算し尽くされた美しさがあります。一方で「ファインダーをのぞいていれば何も怖くない」という無頼派のような迫力もあり、どのカットもライブ感にあふれています。米山好人さんの作品は、作家の脚力の強さが伝わってきます。
中山茂さんは、ライカコミュニティーで有名なノクチ使いです。ぼくもオールドレンズをはじめた頃から彼のブログを愛読していて、いつか一緒にお仕事したいと思っていました。今回数年越しの念願が叶い、オールドレンズライフに作品を載せていただきました。彼は全世代のノクチの使っているだけあって、各世代の特徴を踏まえたスナップが秀逸です。ノクチは何を撮ってもサマになる反面、レンズに撮らされている感も相当なものです。中山茂さんはベテランのノクチ使いだけあって、ノクチでしか撮れない写真を確実にモノにしている点が圧巻です。
一色卓丸さんは原宿の外国人を中心としたファッションポートレートが得意です。ライカショップでの個展、ファットフォトのポートレート講座の講師など、いま乗りにノッた写真家さんです。一般的なポートレート撮影は一眼レフに大口径ポートレートレンズを付けて行いますが、彼はライカM8と八枚玉のズミクロン、および初期型ズミルックス50mmという激シブなセットアップです。ファッションポートレートは時代の空気を濃厚の反映するため、1~2年で古臭く見えてしまうという側面があります。その点彼がオールドレンズで撮ったファッションポートレートは、時代性を中和したような普遍的な見え方が特徴です。オールドレンズというフィルターを介することで、被写体がオーセンティックに変化するのかもしれませんね。
末席は澤村の作品になります。某所の道ばたにあった一対のキスドールを、数年にわたってスナップした記録を掲載しました。二体のキスドールを不幸な出来事が襲い、その一部始終を写真と文章で綴っています。写真よりも文章をがんばった感じかなあ(笑)。カメラ雑誌では載せづらい、ちょっと変わったタイプの作品です。ご興味あればぜひご覧ください。
●オールドレンズ・ライフ Vol.4[玄光社][Amazon]
出版社:玄光社
発売日:2014年8月22日
税込価格:2,160円
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