AI

January 10, 2025

AIミュージックビデオ、はじめました!

昨年からAIを使った創作に時間を割いている。AIアートで二度個展を開催し、10月には自費出版でAIアート画集も出した。年末からハマっているのはAIミュージックビデオだ。歌詞はChatGPT、楽曲はsuno、映像はSoraで生成。素材がそろったら動画編集ソフトでミュージックビデオにまとめる。前々から動画編集はやらねばと思っていたので、いい実践の場になっている。

動画編集には当然ながら動画と音声データが必要だ。録画と録音には専門知識がいるし、そもそも何を録画録音するのかという問題がある。YouTubeでオールドレンズ講座でもはじめればと思うのだが、別に演者をやりたいわけじゃない。でも、今後のことを考えると、動画編集はぜひともやっておいたほうがいい。Adobeのサブスクに入っているのでPremiere Proがすでに使える状態だ。あとはやる気を出せだけ、である。

そういう状況下、AIミュージックビデオはとても都合がいい。ウェブブラウザ上で映像も音楽も、好みのものが手に入る。ビデオカメラもマイクも楽器も使わずに、動画編集のための素材がまるっとそろう。狙い通りに生成するのは少々厄介だが、創意工夫で使いこなす楽しさもある。なによりAIは、全人類的に最新ツールだ。これを使わない手はあるまい。

現在作っているのは、オールドレンズやカメラのパロディーソングだ。パロディーはあくまでも作風であって、お遊びや照れ隠しではない。あえて仕事品質のガチモードでやる。知り合いのクリエイターにアドバイスをもらい、がっつり動画編集をがんばる。本気でやればやるほどおもしろい。AIは言うこと聞かないし、動画編集は知らないことが多いしと、なかなかの難航ぶり。それでも動画というメディアで表現できる程度にはなってきた。個人的に不可能が可能になったのだから、AIさまさまである。

ぜひ視聴してもらえるとうれしいです。

●tsmickey AIミュージックビデオ 再生リスト

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November 06, 2024

画集『突撃恋愛少女』を通信販売します。

AIアートブック『突撃恋愛少女』の通信販売をはじめました。リンクからオフィシャルブログを表示していただき、「問い合わせフォーム」をクリック。この問い合わせフォームから、画集購入希望の旨をお知らせください。作家より、振り込み先などをご連絡します。なお、通信販売の場合は特典がつきません。この点はご了承ください。

画集『突撃恋愛少女』
出版:自費出版
仕様:B5判/320ページ/コデックス装/ダブルトーン
価格:17,000円(税込)
※限定200部(シリアルナンバー入り)

●通信販売のページ

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October 24, 2024

画集『突撃恋愛少女』の外観

画集『突撃恋愛少女』の外観です。パール紙と箔押しのケース、ダブルトーン印刷、コデックス装など、ディテールにこだわった装幀です。本書は10月29日からの出版記念展で販売します。

画集『突撃恋愛少女』
出版:自費出版
仕様:B5判/320ページ/コデックス装/ダブルトーン
価格:17,000円(税込)
※限定200部(シリアルナンバー入り)

AIアートブック出版記念展

突撃恋愛少女★カタチプロジェクト
期間:2024年10月29日(火)~11月4日(月)
時間:11時~20時
場所:新宿マルイ本館 8F

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画集の出版記念展を開催します!

来る10月29日より、AIアートブック『突撃恋愛少女』の出版記念展「突撃恋愛少女★カタチプロジェクト」を新宿マルイ本館にて開催します。本年4月にAIアート展「突撃恋愛少女」を開催し、このたびその作品を画集『突撃恋愛少女』として自費出版しました。このイベントでは画集の販売と新旧作の展示を行います。

AIアートブック出版記念展
突撃恋愛少女★カタチプロジェクト
期間:2024年10月29日(火)~11月4日(月)
時間:11時~20時
場所:新宿マルイ本館 8F

新作として「突撃恋愛少女」のカラーバージョンを制作し、本イベントで初公開します。また、このカラーバージョンを利用したインスタレーションも行う予定です。ぜひご来場ください。

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October 05, 2024

画集『突撃恋愛少女』先行販売のお知らせ

画集『突撃恋愛少女』の先行販売をお知らせします。

オールドレンズフェス2024秋
場所:新宿マルイ本館 8F
日時:2024年10月11日(金)~20日(日)
先行販売特別価格:15000円(税込)

オールドレンズフェス会場の一角をお借りし、画集『突撃恋愛少女』を先行販売することになりました。通常価格(17000円)よりお安く、かつ特典をアレコレつけての販売です。

初日は画集の搬入日になるため、実際の販売は11日の午後からになる見込みです。週末は在廊する予定です。

澤村のAIアートに関心を持っていただける方、ぜひ応援お願いいたします。

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September 05, 2024

作品の正体を探す一考察。

これまで、写真展やAIアート展を開催し、画集を手がけ、そうした一連の活動のなかで、いつもモヤッと抱いていた「作品の正体」という問題がある。作品と、その実体の乖離。これって何なのか? そうしたものを自分なりにまとめてみた。

いま作品づくりを行う際、もっとも大切な問題のひとつだと思う。

長い文章だけど、目を通してもらえるとうれしいです。

●metalmickey's montage 作品と実体

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June 30, 2024

AIアート対談、してきました。

AIアート対談の動画が公開になりました。美術家の糸崎公朗さんのYouTubeチャンネルにゲスト参加し、彼のAI写真「ニッポンのうれしい場所」と澤村のAIアート「突撃恋愛少女」について、たっぷりトークしています。

すっかりオールドレンズの人の澤村ですが、「突撃恋愛少女」は大真面目にAIアートを向き合った作品です。その制作工程、制作のスタンスをじっくりと語ることができました。糸崎公朗さんはアートの専門家ですから、おかげでAIアートという新ジャンルについて深く踏み込んでトークできました。ぜひご覧ください。

【AIアート対談】糸崎公朗「ニッポンのうれしい場所」×澤村徹「突撃恋愛少女」

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April 10, 2024

「突撃恋愛少女」終了しました。

AIアート展「突撃恋愛少女」、無事会期を終えました。ご来場いただいた皆様、まことにありがとうございます。AIについて作品について、たくさん意見交換できました。今後の活動に活かして参ります。また、多くの方にプリントをご購入いただきました。微力ながらお部屋の彩りに貢献できれば幸いです。

どっちに転がっていくのか、そもそも転がれるのか? 後先考えずに開催した展示ですが、どこかには行けそうな気がしてきました。今後とも応援よろしくお願いいたします。

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April 02, 2024

澤村徹AIアート展「突撃恋愛少女」スタートです!

澤村徹AIアート展「突撃恋愛少女」、本日よりスタートです。ChatGPT4を使い、言葉で《書いた》イラストを展示します。ライターとしての文章力、写真家としての表現力を駆使した作品展です。

澤村徹AIアート展「突撃恋愛少女」
2024年4月2日(火)~9日(火)
11:00~20:00
新宿マルイ本館8F

在廊予定日
4月2日(火)/6日(土)/7日(日)/9日(火)

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A3/A4プリントをご購入いただくと、突撃恋愛少女のシールを1シートプレゼントいたします。枚数に限りがありますので(本当に少数)、ご興味がある方は早めに。

また、会場ではミニプリントガチャを開催します。イギリスの業者に発注した2Lサイズのプリントを用意しました。マットな厚手の紙でモノとしての存在感たっぷり。もちろんサイン入りです。こちらも数に限りがあります。売り切れのときはご容赦を。

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皆様のご来場、お待ちしております。

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March 23, 2024

澤村徹AIアート展「突撃恋愛少女」 ステートメント

群衆は個の集まりだ。数が増すほどに個としての顔が見えなくなり、単一指向の群衆が出現する。本来、個はどれだけ増えても個のままだ。なぜ、群衆と化すと個が失われるのか。こうした個と群衆の関係を、生成AIで表現した。

本作品は生成AIによるイラストだ。「恋に突撃する女子高生」という指示を生成AI(ChatGPT-4およびDALL・E 3)に与え、個のディテールを保ったまま肥大化する群衆を表現した。個の見える群衆。このありそうであり得ないイメージを表現できたのは、生成AIのアドバンテージ、一過性と反復性に寄るところが大きい。生成AIという言葉で絵が《書ける》描画ツール。この特異な存在が繰り広げる、新たなビジュアル表現を感じてほしい。

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●澤村徹AIアート展「突撃恋愛少女」
2024年4月2日(火)~9日(火)
11:00~20:00
新宿マルイ本館8F

絵を《書く》時代が到来した。これまで人類は、画像を手に入れるために絵画を描く技を研鑽し、その一方で写真技術を発明した。画像を得るには特殊な技術と向き合う必要があったのだ。

そこに突如出現したのが、言葉で絵を描く生成AIである。特殊なコマンドではなく、日常的な自然言語で絵が《書ける》ようになった。人間にとって言葉を話すことは息をする程度にたやすい。生成AIとは、画像制作の第三の道を私たちに示している。

 

一過性と反復性、それが生成AIのリズムだ。デジタルとは再現性の技術である。与えられた命令を忠実に、そして何度でも再現する。しかし、生成AIは同じデジタルでありながら、再現性がない。ランダムネスという概念を取り入れ、新規性と創造性を目指す。同じ条件を与えても生成物は常に動的だ。生成AIをアーティストに例えるなら、即興詩人と言えるだろう。

そして条件を少しだけ変えながら与えると、一過性と反復性というリズムが生まれる。似ているけど異なる画像が連続して生まれるのだ。反復のまとまりがひとつの大きな一過性を形成する。一過性と反復性の大きくうねり。これが生成AIのリズムであり、既存の再現性主体のデジタル技術と大きく異なる点だ。

 

デジタルの中枢に人間性が見える、と言って信じてもらえるだろうか。前述の言葉と一過性は、言わば人間らしさの源だ。生成AIは言葉を理解する。指示をトレースするだけでなく、人間のように言葉を咀嚼してより相応しい表現を探す。同じ指示を出しても、生成AIが生み出す成果物は類似しつつも微妙な差異がある。それはまるで何事にも工夫を持ち込み、独自性を生み出す人間の所作だ。

そんな人間臭さが、生成AIによってデジタルの中枢に産み落とされた。デジタルの中枢に人間らしさが宿るのだ。人間とデジタル技術は長らく対義的な関係にあったが、双方が双方を内包する時代へと貴重な一歩を踏み出した。

 

個のディテールをともなう群衆を表現するため、本作品は「恋に突撃する女子高生」を対象に選んだ。生成AIの一過性と反復性という特徴を活かし、群衆を個がわかるディテールで描いている。単一指向の群衆は全体主義に向かいかねないが、個の見える群衆は果たしてどうだろう。ディテールをともなう群衆で、個人主義と全体主義の関係を表現した作品である。

この作品世界では、女子高生が様々な道具を携えて恋に突撃する。通底しているのは、一途に突撃する姿だ。真摯に純真に、疑うことなく恋に向かっていく。それを純粋と呼ぶことに戸惑いはない。しかし、それが群衆と化したとき、別のものが浮かび上がる。

想像してほしい。隊列を組んだ女子高生が、崖に続く坂道を行進していく。そして躊躇なく次々と崖から飛び降りる。一途なものの脆さと危うさ。本作品はこうした群衆の姿を、大量のイラストで表現している。群衆を物理的に構成し、それが同じ方向を向く不穏さを表現した。

個々のイラストにおいても、この脆さと危うさが影を落としている。生成AIで本作品を描く際、「このシーンは人も物もすべてが石膏でできている」と規定した上で詳細な指示を与えている。イラストに目を凝らしてほしい。女子高生らの物理的な脆さに気づくはずだ。足を踏み出せばひびが走り、腕を上げれば肘が崩れ、心が砕けたものは瓦礫と化す。この石膏像としての脆さが、一途な群衆のそれを象徴している。

本作品は一切絵筆を使わず、生成AIで言葉だけを積み上げて《書いた》イラストだ。生成AIの一過性と反復性があるからこそ、これだけ大量の群衆を描くことができた。言葉という自由度の高い指示系統だからこそ、個のディテールをバリエーション豊かに描けた。個と群衆、個人主義と全体主義、そして人間とデジタル技術。対義的なファクターが互いに複雑な網を張り巡らし、このAIアート作品を形作っている。

 

●Charge of the Love Brigade Statement

The crowd is a collection of individuals. As the number increases, the face of the individual becomes obscured, and a crowd with a single direction emerges. Essentially, an individual remains an individual no matter how many there are. Why then does the individual get lost when it becomes a crowd? This relationship between the individual and the crowd is expressed through generative AI.

This work is an illustration created by generative AI. Given the prompt "high school girls charging into love" to generative AI (ChatGPT-4 and DALL·E 3), it expresses a crowd that grows while retaining the details of the individual. A crowd where the individual can be seen. This seemingly impossible image was achievable due to the advantages of generative AI: its transience and repetitiveness. The term generative AI as a tool that can "write" pictures. I hope you can feel this unique presence unfolding a new form of visual expression.

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