オールドレンズ

September 10, 2024

「マウントアダプターの爪痕」の紙版発売です!

新刊「マウントアダプターの爪痕」、ペーパーバックが発売になりました。四六判(単行本サイズ)の144ページ。Amazonで購入できます。紙版をご所望だった方、ぜひ!

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September 04, 2024

マウントアダプター・エッセイ集、発売です!

マウントアダプター・エッセイ集、発売です。オールドレンズブーム前夜から全盛期にかけて、銘品と呼ばれるマウントアダプター、業界裏話、マウント改造など、マウントアダプターを巡るエピソードをたっぷり収録しました。

●マウントアダプターの爪痕[Kindle]
澤村 徹

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タイトルの「爪痕」は、オールドレンズブームという歴史に爪痕を残したマウントアダプターという意味です。けっして質の悪いマウントアダプターがカメラのマウントを傷つけた、という話ではありません。ちなみに、サブタイトルは「オールドレンズ沼よりマウントアダプター大湿原」です。ずぶずぶです。

第1部「マウントアダプターの爪痕」
第2部「墓まで持っていくのはやめた」
第3部「マウント改造は蜜の味」

こんな三部構成で傑作マウントアダプターや業界裏話をもりもりと詰め込みました。当時の製品写真も載せています。昔を懐かしむ意味を込めてすべてモノクロ画像にしました。

紙版はペイラインのメドがついたら検討、とさせてください。なにぶんセルフ出版は売れないとただ働きなのです。前作の「CMOSセンサーに心が写ると信じているのか?」でもだいぶ苦労しました。売り上げ的にメドがついたら、紙版制作のために時間を取りたいと思います。

これまでどこにも書かなかったマウントアダプターの本音と裏話、ぜひお楽しみください。また、前作カメラ・エッセイ集も合わせてご覧いただけるとうれしいです。

マウントアダプターの爪痕[Kindle]

CMOSセンサーに心が写ると信じているのか?[Kindle][ペーパーバック]

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May 29, 2023

オールドレンズの醍醐味ってやつは、

オールドレンズの醍醐味といえば、やはり絞りによる緩急だと思う。そのわかりやすい例。開放(1枚目)はモワアっと滲みがある。一段絞る(2枚目)と中心部が一気にシャープに。この描写変化がいい。ちなみに、絞っても周辺には甘さがあり、こうした画像内の描写ギャップも萌える。

α7 IV + Ektar 50mmF1.9

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January 11, 2023

オールドレンズ成分が足りない

最近、どうも人生に覇気が足りないと思っていたら、昨年9月以降、オールドレンズを買っていませんでした。そんなわけで久しぶりにオールドライカレンズをゲットです。多くのライカファンに黙殺されがちな、エルマー50ミリF2.8第1世代を買ってみました。

F3.5の沈胴エルマーはあんなに有名なのに、なぜかF2.8はスルーする人が多いんですよね僕みたいに(笑)。食わず嫌いはいけません。良玉を6万弱で購入。いまどきのライカレンズとしては激安でした。

そつのない写りかと思いきや、開放は柔らかく、フレアが出やすく、しかも絞るほどにフレアビームと化し、いろいろと表情豊かなレンズでした。こんなことならもっと早く買えばよかったなあ。

Leica M11 + Elmar 50mmF2.8 1st

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January 03, 2023

新春球面ズミ礼賛

レンジファインダーは撮っている最中にフレア・ゴーストが見えない。プレビューしてはじめて気づく。「やっちまった」とガッカリするときもあれば、「やるなオレ」と自画自賛することもある。でも球面ズミは過剰なので大抵「すげえなお前」って感じになる。
 
Leica M8 + Summilux-M 35mmF1.4 1st Later

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ちょっとした逆光でこのゴースト。さすが。

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開放の滲み健在。その上品な滲み、真似できるレンズはない。

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後ボケの怪しい感じ、わかるでしょうか。たまりません。

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December 06, 2022

年4冊は実は新記録。

今年は仕事に恵まれ、年に4冊の本を書くことができました。2月に出した「オールドレンズ解体新書」がずいぶんと昔のことに思えます。ホント、ひたすら書きまくる一年でした。

ちなみに、今年書いた本は初級から上級までまんべんなくオールドレンズファンのニーズに応えられる構成になっています。以下の順番で読んでもらうと、昨日までの初心者が一夜にしてオールドレンズマイスターになれますよ。

1.オールドレンズマジック
2.カメラホリック レトロ Vol.2
3.マウントアダプター活用ガイド
4.オールドレンズ解体新書(上野由日路さんと共著)

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October 28, 2022

小説を書いたワケ【カメラホリックレトロVol.2】

先日発売のカメラホリック レトロ Vol.2で、「反転ノクチの妖精」という小説を書いた。タイトルからそれとなくわかる通り、古い大口径レンズをめぐるファンタジー小説だ。オールドレンズ本になぜ小説? そもそも澤村って小説なんて書けるの!? とまあモヤッとしている人が多いだろう。僕がレトロVol.2に小説を書いたワケを説明してみたい。

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カメラホリック レトロ Vol.2[ホビージャパン][Amazon
発売日:2022年10月24日
出版社:ホビージャパン
税込価格:2,970円

昨年、「オールドレンズはバベルの塔」というエッセイ集を出した。この本、立て付けこそエッセイだが、実のところ執筆手法は完全に小説だ。帯びに「事実か、虚構か……」とあるのはそういう事情があったからである。本の目的は「オールドレンズにふりまわされる男」を描くことなのだが、まったくの小説にしてしまうと現実味が乏しい。そこで僕の半生をベースに「オールドレンズとともに歩む人生」を書くことにした。つまりエッセイの顔をした小説だ。

そんなややこしいスタンスで書いたものだから、読者の皆さんもだいぶ混乱したらしい。「オールドレンズ本なのにオールドレンズの情報が少ない」と怒られることもしばしばだった。でも、読み物として捉えてくれた人の評判はよく、この本の目的、「オールドレンズにふりまわされる男」の悲喜こもごもを楽しんでもらえた。その結果出てきた意見が、「もう小説書いちゃえば?」だった。

カメラホリックの編集者から「小説で何か賞獲りなよ。そしたらエッセイ集が売れるから」と半ば冗談、半ば本気で言われ、さすがに五十をすぎて新人賞狙いはなあと途方にくれる。ただこのとき、オールドレンズファン限定で小説を書くことを思いついた。いわゆるレンズ解説とは違った切り口で、オールドレンズの魅力を表現できないか。賞は無理だけど、レトロに小説を載せるという線で勘弁してもらった。レトロで僕の小説を読んで、気に入ってくれたら「オールドレンズはバベルの塔」もぜひ、という戦略。戦略というにはあまりにわかりやすいけど(笑)。

こんな経緯で生まれた「反転ノクチの妖精」だが、思いついたからといってすぐに小説が書けるはずもなく……。いわゆる雑誌の原稿と小説は別モノ。原稿書きに慣れているライターでも、小説を書くにはそれ相応の訓練が必要だ。ただ僕の場合、この訓練は不要だった。

実は僕が文章を書くキッカケこそが小説だったからだ。大学生の頃、文章を書く楽しさに目覚め、仲間うちで同人誌のようなものを作っていた。大学四年間、ほぼ小説ばかり書いて過ごした。このあたりの話はレトロVol.2のフォトギャラリーの解説文で触れている。気になる人はそちらも読んでみてほしい。

社会人になってからも、フリーライターになってからも小説は書き続け、大手出版社の新人文学賞で最終候補に残ったのが人生のハイライト。その後、思うところあって筆を折った。筆を折ったはかっこつけすぎか。ライター業を優先し、小説はまた気持ちがのったら再開しようと少し距離を置くことにした。それが三十代後半の話だ。

期せずして十数年ぶり(いや、もはや二十年近いか)に小説を書き、あの頃より少しばかりうまくなったような気がする。読み手を意識しながら小説が書けるようになったのは、きっと長らくライターを続けたおかげだろう。もちろん、気のせいかもしれないけど。

何が言いたかったのかというと、小説自体は書き慣れているよ、という話。アマチュアではあるけれど、新人賞で最終選考に残る程度の書き手ではあるので、ストレスなく読んでもらえるはず。レトロVol.2の「反転ノクチの妖精」、ぜひご一読を。

 

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October 24, 2022

超広角オールドレンズテストのPDF公開【レトロVol.2】

紙版のカメラホリックレトロVol.2を購入した方にお知らせです。一部商品の「超広角オールドレンズ相性テスト」に印刷ムラがあることがわかりました。該当ページのPDFを以下に公開しましたので、ダウンロードして正しい色合いをご確認ください。お手数おかけして申し訳ございません。

●カメラホリック レトロ Vol.2 90~93ページ
α7 IV & Leica M11 超広角オールドレンズ相性テスト

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カメラホリック レトロ Vol.2 本日発売です!

オールドレンズ総合誌「カメラホリック レトロ Vol.2」が発売になりました。カールツァイスイエナ特集をはじめ、オールドレンズ写真家によるフォトギャラリー、神オールドレンズ・エッセイなど、盛りだくさんの内容です。一年の時間をかけて全力投球で作りました。ぜひたくさんのオールドレンズファンにご覧いただきたいです。

カメラホリック レトロ Vol.2[ホビージャパン][Amazon
発売日:2022年10月24日
出版社:ホビージャパン
税込価格:2,970円

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October 23, 2022

OLPメンバーで函館撮影旅

先週末、オールドレンズパラダイスのメンバー数名で函館撮影旅を敢行しました。泊りの撮影は前々からやりたかった企画のひとつです。朝から晩まで撮影漬け。撮ること以外何も考えない時間は気持ちいいですね。世間は全国旅行支援で盛り上がってますが、澤村の案内する場所はほぼ無人。レトロレンズに最適化(!?)された侘しいスポットにご案内しました。

普段はひとりで撮ることがほとんどなので、こうやって見知った人たちと撮り歩くのはいい刺激になります。同じ被写体を見ても、レンズを向ける角度が微妙に違う。背面液晶で写真の見せ合いっこが楽しいです。お気に入りのスポットに知り合いを連れて行きたくなるこの気持ち、何と名づければいいのかなあ(笑)。

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α7 IV + FD 24mmF1.4 S.S.C. ASPHERICAL

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Leica M11 + DR Summicron 50mmF2

Lml1002614
Leica M11 + DR Summicron 50mmF2


Lml1002667
Leica M11 + Summicron 35mmF2

Lm_dsc1837
α7 III + Super-Angulon-R 21mmF4


 

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