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March 2023

March 23, 2023

KISTARレンズで桜撮影【Kistar the other side】

開放で派手に滲むKISTAR 40mm F2.4 M、これで桜を撮ったらさぞかし……。というわけで、実際に試してきました。桜の花がわかりやすく滲み、こぼれ落ちそうなほどにボリュームアップして写ります。ぜひ本編をご覧ください。

●Kistar the oher side 第44回
咲き誇る桜をKISTARレンズで

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March 17, 2023

デジタル赤外線写真の解説書、ついに出ます!

2008年からデジタル赤外線写真に取り組んで十数年、ついに書籍化です。これまで培ったデジタル赤外線写真のノウハウを、この一冊に凝縮しました。澤村の知るかぎり、商業ベースでは初となるデジタル赤外線写真の解説書だと思います。個性的な写真を目指している方、ぜひご高覧ください。

デジタル赤外線写真マスターブック[ホビージャパン][Amazon
発売:2023年3月31日
版元:ホビージャパン
価格:3,300円


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まず本書はフォトギャラリーを充実させました。3部構成で様々なタイプのデジタル赤外線写真をご覧いただけます。おなじみの青空と真っ白な葉の組み合わせはもちろん、ピンクとグリーンの組み合わせ、モノクロテイストなものなど、多彩なデジタル赤外線写真をたっぷり載せました。このフォトギャラリーでデジタル赤外線写真の世界観を体感してもらえると思います。

 

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本書はデジタル赤外線写真の入門書です。これからデジタル赤外線写真をはじめたい人、およびはじめたけどうまくいかない人のために、機材選びから撮影方法、そして画像編集にいたるまで、やさしくていねいに解説しています。まったくのビギナーという方は1章に目を通してください。この章を読むだけで、最短ステップでデジタル赤外線写真が撮れるようになります。

 

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2章以降はより実践的な内容を、赤外線写真の制作上のポイントごとに掘り下げていきます。カメラとレンズの選び方、赤外線フィルターの役割と描写傾向、具体的な撮影方法などを、細部にわたってじっくり解説しました。昨今人気の赤外線改造ボディ、フルスペクトラム機についても取り上げています。ノーマルボディと改造ボディでどう写りが変わるのか、赤外線フィルターの種類でそれぞれどんな写りになるのか。実写結果を一覧にしてその違いを比較しました。機材選びの参考になると思います。

 

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デジタル赤外線写真のクライマックスといえばカラースワップ。この赤外線写真独自の画像編集に、本書はたっぷりページを割きました。カラースワップの手順はもちろん、きれいに赤外線写真を仕上げるためのテクニックを多数掲載しています。といっても小難しい話はなし。シンプルな操作で最大限の効果が得られるように工夫してあります。“赤外線写真らしさ”を常に意識し、実践的なテクニックを解説しました。

 

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本書は入門書の体をとっていますが、中上級者向けのお楽しみコンテンツも用意しています。それが特殊な赤外線フィルターのコーナー。たとえば、カラースワップ不要で葉っぱが白く写るフィルター、エアロクローム風の赤い葉が撮れるフィルター、さらには赤外線とは真逆の紫外線撮影できるフィルターも紹介しています。

 

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さらにもうひとつ。オールドレンズによる赤外線撮影の章も必読です。ミラーレス機ならマウントアダプターでオールドレンズが付け放題。その利点を赤外線撮影にも活かしてみました。オールドレンズ特有の柔らかい写りが赤外線写真にどういう影響を与えるのか。実はオールドレンズ×赤外線撮影には描写傾向のみならず、ちゃんと実用的なメリットもあります。そのあたりは本編にてご覧ください。

 

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ストはライカM8をクローズアップしました。周知の通り、ライカM8は無改造で赤外線撮影できる稀有なカメラです。僕もいまでも愛用してます。でも、でもね、お世辞にも使いやすいとはいえないんですよ。むしろ不便。そんな使いづらいライカM8なのに、どうしても手放せない。便利はフルスペクトラム機があるのに、ついついライカM8を持ち出してしまう。そんな愛憎半ばするエッセイで本書を締めくくりました。

海外ではデジタル赤外線撮影による作品づくりが盛んです。日本で赤外線改造というと、天体撮影のほうがポピュラーでしょうか。作品表現としてのデジタル赤外線写真は、日本ではまだまだマニアックなジャンルです。本書が微力ながらも、日本でInfrared Photographyが広まるきっかけになれたら幸いです。「デジタル赤外線写真マスターブック」、ぜひご一読ください。

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March 14, 2023

新刊の表紙が確定!【デジタル赤外線写真マスターブック】

今月末に発売の新刊、ついに表紙がFIXしました。今回はオールドレンズ本ではなく、デジタル赤外線写真です。ついにやっと、赤外を書籍化できました。デジタル赤外線写真って「青い空と白い葉」のイメージが強いですが、あえて「グリーンの空とピンクの葉」の写真をチョイス。これはデザイナーと編集者がイチ押しだった写真を採用しました。ちなみにこの写真を撮ったレンズ、Ektar 47mmF2というレア玉です。赤外の本なのにオールドレンズ……。抜かりありません(笑)。

デジタル赤外線写真マスターブック[ホビージャパン][Amazon
著者:澤村 徹
発売日:2023年3月31日
出版社:ホビージャパン
税込価格:3,300円

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