来る7月28日、玄光社からマウントアダプター本を出します。タイトルは「オールドレンズを快適に使うためのマウントアダプター活用ガイド」です。文字通り、オールドレンズファンのためのマウントアダプター読本になります。
●オールドレンズを快適に使うためのマウントアダプター活用ガイド[玄光社][Amazon]
出版社:玄光社
発売日:2022年7月28日
判型:B5判160ページ
価格:2,100円(+税)
とは言え、いまさらマウントアダプターの着脱を解説しようというのではありません。着脱については2017年に出した「マウントアダプター解体新書」でたっぷり解説しました。じゃあ何を書いたのかというと、令和のマウントアダプター事情をこれでもかと詰め込みました。テックアートでおなじみのオールドレンズをAF化するマウントアダプター、中判ミラーレス×オールドレンズの世界、Nikon Z fc用マウントアダプターなど、今どきのマウントアダプター事情をたっぷり載せました。もちろん、単に製品紹介するのではなく、各マウントアダプターの使いこなしテクニックを解説しています。
中でも注目してほしいのは、GFX×35ミリ判オールドレンズのコーナーです。GFX50S IIに35ミリ判オールドレンズを取っ替え引っ替えし、ケラレの有無を検証しました。その数200本。来る日も来る日もオールドレンズを付け替えるだけの日々。ほんと地獄でした。著者が苦しむと、そのぶんいい本になります。ぜひ楽しんでください。
その一方で、最近はマウントアダプター撮影時のカメラのセッティングが煩雑になっています。昔は「レンズなしレリーズ」さえ有効にしておけばよかったのですが、この頃は手ブレ補正、ISO低速限界、拡大表示など、設定項目が多岐にわたります。そこで主要ミラーレスごとにセッティングポイントをまとめてみました。また、鬼門と呼ばれているオールドレンズの着脱についても掘り下げています。内部干渉覚悟であれこれ装着し、実際に干渉するのかギリ大丈夫なのか、人柱として戦ってみました。
そんなこんなのマウントアダプター活用ガイド、令和のマウントアダプター読本決定版を目指して執筆しました。ご高覧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。