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April 2022

April 25, 2022

「オールドレンズマジック」本日発売です!

本日、「日常が非日常に写るオールドレンズマジック」が発売になりました。個性派オールドレンズに特化したガイドブックです。スマートフォンや現行レンズとは一線を画した、オールドレンズならではの際立った写りを実感していただける一冊です。

その一方で、解説文はエッセイテイストになっており、単なるオールドレンズの紹介ではなく、購入経緯や実際の使用感などをリアルに読み取ってもらえると思います。これからオールドレンズをはじめたい人がもちろん、すでにオールドレンズにハマっている中上級者にも楽しんでもらえる本を目指しました。ご高覧のほどよろしくお願いいたします。

日常が非日常に写るオールドレンズマジック[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
発売し:2022年4月25日

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April 18, 2022

最深のオールドレンズ入門書です【オールドレンズマジック】

今度の新刊「オールドレンズマジック」には、“Cameraholics Beginners”というシリーズ名が付いている。読んで字の如く、入門シリーズというわけだ。いまさらオールドレンズの入門書なんて……と思うかもしれない。中上級者は無論、初級者とてネットで簡単にオールドレンズの情報が得られる時代だ。入門書なんていらないよ、という意見はもっともだろう。

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日常が非日常に写るオールドレンズマジック[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
発売し:2022年4月25日

もちろん、端っから普通の入門書を書く気はない。オールドレンズ本ばかり十数年も書いてきたわけだから、どうせなら究極の入門書を目指したい。そこで、導きの書に決めた。初級者からベテランまで全員まとめて、オールドレンズの一番深いところへ一気に導く。そんな禁断の一冊。入門書なのに禁断の書。意味がわからない……。

巷にあふれるオールドレンズ本は様々なレンズが載っている。よく写るもの、写らないもの、変な写りのもの、珠玉混在だ。こうした雑多な感じがオールドレンズのおもしろさでもあるのだが、その一方で、強烈な個性派レンズばかりを集めたら……というイケナイ気持ちが沸き起こる。これまで愛用してきたクセ玉だけを一冊にまとめたら、オールドレンズの一番濃ゆいところを楽しんでもらえるのではないか。最近はいろいろな著者がオールドレンズ本を出しているので、澤村ひとりくらい大いに偏向したオールドレンズ本を出しても怒られないのではないか。ええいままよ、出してしまえ!

そんなこんなで完成したのが「日常が非日常に写るオールドレンズマジック」だ。普段見慣れた光景が、このレンズを通すと異界のように変貌する。そんな個性派オールドレンズだけを集めた。掲載した作例はすべてその異界的なものばかり。フツーの写真は一枚もない。「オールドレンズたまんねえな!」という興奮を味わってほしい。

そしてもうひとつ、本書は解説文にも仕掛けがある。個性派オールドレンズを淡々と解説するのも興醒めなので、今回はすべてエッセイ仕立てにした。もちろん、レンズの最低限のアウトラインは解説しているが、僕がそのレンズをどのように入手したのか、もしくは入手し損ねたのか、普段そのレンズとどう向き合っているのか、などなど個性派レンズと澤村のリアルを書いてみた。カメラ屋さんがよく「レンズは出会いですから」というが、そのわりに実際の出会いについて語られている本はけっして多くない。本書に載っているレンズはほぼすべて、澤村が「これほしい!」と自腹を切り、「これやべえ!」とその写りに興奮したものばかり。読者諸氏をオールドレンズの最深部にお連れする以上、しっかり責任のとれるレンズに厳選した。入門にして最深、異端のスターターブック「オールドレンズマジック」をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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April 15, 2022

「オールドレンズマジック」のサンプルページです!

新刊「オールドレンズマジック」のサンプルページができました。僕のオールドレンズ本は基本的に写り重視の誌面づくりですが、この本は過去イチ写り重視かもしれない(笑)。エフェクト系とでも呼べばいいのか、ド派手なオールドレンズの写りをこれでもかと堪能できる一冊です。

日常が非日常に写るオールドレンズマジック[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
発売し:2022年4月25日

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April 14, 2022

オールドレンズフェス参戦します!【4/16トークショー】


来る4月16日(土)、オールドレンズフェスのトークショーに登壇します。閲覧席とライブ配信、どちらでもご覧いただけます。最近恒例の上野由日路さんとのクロストーク。わいわいとオールドレンズ談義したいと思っています。ご都合つけばぜひご覧ください。
 
●オールドレンズフェス2022(渋谷マルイ6F)
4月16日(土)
①13時00分より
「周エルカン来襲」
澤村徹×上野由日路

②14時00分より
「オールドレンズ銘玉セレクション」制作秘話
上野由日路×澤村徹

https://www.youtube.com/watch?v=c_vUi6H4y-k

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April 13, 2022

轟音が降る町


ひなびた漁港を撮影していると、スクーターに乗った地元のニーチャンに声をかけられる。もめ事はいやだなあと身構える。

「何撮ってるんスかぁ」
「このあたりの漁港を」
「漁港?」
「こういうひなびた雰囲気が好きで」
「オスプレイじゃなくて?」
「えっ?」
「勝浦の近くにいい漁港あるっス」
「か、勝浦」

支離滅裂な会話の果て、彼は帰っていった。トラブルにならずに胸をなで下ろす。再度歩き出してしばらく、ドバババッと轟音が空から降ってきた。あわててピントリングを無限遠に合わせ、レンズを空に向けたのがこのカット。オスプレイ、空耳じゃなかった。

Leica M11 + G Biogon T* 28mmF2.8

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「オールドレンズマジック」という名の入門書

新刊のお知らせです。来る4月25日、「日常が非日常に写るオールドレンズマジック」を出版します。オールドレンズの入門書という位置づけですが、そこは澤村が作る本なので、ひとひねり、ふたひねりした内容です。掲載レンズはすべてクセ玉、解説文はほぼエッセイ。入門書の体をした“澤村イチ押しクセ玉ガイドブック”になっています。初心者にこそ、オールドレンズの一番おいしいところを試してほしい、という思いで執筆しました。初心者だけでなく、中上級者の方々も楽しんでいただける一冊を目指しました。ご高覧いただけると幸いです。


日常が非日常に写るオールドレンズマジック[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
発売し:2022年4月25日

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April 08, 2022

吉野家の選び方

作例撮りの最中、昼食は吉野家ですますことが少なくない。牛丼並つゆだく。ワンコインでお釣りがくる。15分後には撮影を再開できる。

ただ、店舗によって牛丼の味が異なるように思えるのだ。

煮込みすぎて味が濃かったり、醤油が少なかったり、肉がやけに硬かったり。どのみち、つゆだくごはんでかき込むからどんな味でもおいしくいただくのだが、ただ、「ちがうなあ」と感じることがたびたびあった。そんななか、今日立ち寄った恵比寿駅前の吉野家はばつぐんにおいしかった。

醤油がしっかり染み込むも味が濃くなりすぎない。肉は適度な弾力とほろほろと崩れる柔らかさが同居し、とにかくうまい。吉野家ってこんなにうまかったか? たまたまか!? 周囲を見ると、牛丼以外の凝ったメニューを楽しんでいる人が多い。しかもサイドメニューもつけてかなり豪華だ。明らかに「ここの店はうまいぜ」と食べているメニューが物語る。

恵比寿に撮りに行ったらまた吉野家で食べよう。貼り付けカットは、恵比寿といえばマルジェラ。

 

Nikon Z fc + OKC1-35-1 35mmF2

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April 07, 2022

色校、出た!

新刊「オールドレンズマジック」の色校が出た。2月発売の「オールドレンズ解体新書」を校了してから、そのままこの新刊の執筆に突入。やっとこさ色校までこぎ着けた。ここまでくると肩の荷が下りた気がする。

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実のところ、新刊の執筆期間は一ヶ月しかなかった。まあ、どう考えてもタイトなスケジュールなのだが、がんばって駆け抜けましたよ(笑)。もちろん一ヶ月で脱稿できたのには理由がある。それはレンズの解説文にちょっとした工夫をしたのだ。普通に説明するのではなくて、エッセイと解説の中間ぐらいのテイストで書いてみた。なんというか、当該レンズを解説するというよりも、僕の手元にあるレンズをみんなに見てもらうような感じ。「この間ズマリット買ったんだけどさ、ほら見てくれよ」みたいなノリで書いたら、けっこうなスピードで書き進められた。適度に主観を織り交ぜた楽しい文章になっているので、ぜひ作例だけでなく文章にも目を通してほしい。発売は4月25日。詳細はまたいずれ告知します。

 

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