March 2022
March 30, 2022
March 19, 2022
March 11, 2022
あとの祭り。
Leica M11 + TTArtisan 28mm f/5.6
「オールドレンズ解体新書」を校了してから一ヶ月、ひたすらこもって書き続け、やっと脱稿でした。一月一冊、やればできるもんだな。もうやりたくないけど。
そんなわけで久しぶりに撮りに出かけると、お気に入りのスポットが消失していた。ここに古い自動車整備工場があり、とても味わい深い看板が立っていたのだ。しかし、うえの写真の通り、すっかり更地になっていた。もっと撮っておけばよかった……と後悔するのは何度目だろう。これからも何度も同じような後悔をくり返すのだろうな。
持っている人は「ソニーα7シリーズではじめるオールドレンズライフ」の33ページを参照。
March 04, 2022
「オールドレンズ解体新書」クロストーク公開しました。
March 03, 2022
「オールドレンズ解体新書」の読み方
先月発売の「レンズ構成で個性を知る オールドレンズ解体新書」、読書は進んでますか? 普段僕が手がけるオールドレンズ本とだいぶ雰囲気がちがうので、「こんな感じで読むと理解しやすいよ」というポイントを解説します。
●レンズ構成で個性を知るオールドレンズ解体新書[ホビージャパン][Amazon]
出版社:ホビージャパン
著者:澤村 徹・上野由日路
発売日:2022年2月24日
価格:2,970円
判型:A4
まずは1章のこの2ページをじっくり読んでください。オールドレンズの構成図を読み解く上で、これだけは知っておいてほしい基礎知識をまとめました。安心してください、数式はありません。この2ページだけで大丈夫です。
次は2~3章の各レンズ構成の解説ページに進みます。わずか1000ワードの文章を読むだけで、見ているレンズ構成図の歴史的背景と位置づけが理解できます。トリプレットもゾナーもダブルガウスも、たった1000ワードで。
レンズ構成を理解したら、実際にどんなレンズがあり、そしてどういう写りなのかが気になりますよね。お任せください。各レンズ構成にオールドレンズカタログがついています。僕がスナップ、上野由日路さんがポートレートを担当しました。レンズ構成ごとに描写傾向を把握できます。
4章の「レンズ開発者物語」は、ここまで見てきた様々なレンズ構成の発展を、開発者という切り口で掘り下げます。2~3章の実際のオールドレンズ、4章のレンズ開発者、両者が縦糸と横糸のように編まれ、レンズ史サーガのように読めるはず。興奮が最高潮です。
5章は諸収差を取りまとめました。といっても、単に収差を解説するのではなく、収差がオールドレンズの味わいとしてどのように現れるのか、その仕組みを理解できるように解説しました。オールドレンズをより深く味わうための収差解説コーナーです。
6章のレンズ構成エッセイです。軽くブラックを交え、これまでの章を一通り理解できるとニヤリとなる内容です。いうなれば、本書の卒業検定みたいなコーナーです。ニヤリとできたら合格。きょとんとなったら要再読。そんな感じです。
本書を読めば、レンズ談義中に構成図の話が出てきても、積極的に会話に入っていけるはずです。レンズ談義がより楽しくなる本、そんな即効性のあるレンズ構成読本を目指しました。ぜひご覧いただけると幸いです。