« May 2021 | Main | July 2021 »

June 2021

June 24, 2021

「オールドレンズはバベルの塔」でテレビ取材!

先日、テレビの取材を受けた。出版社の社長室でガチガチに固まってインタビューを受けた。取材クルーのブラックマジックに付いているレンズはHelios-44-2 58mmF2だった。

これまで雑誌の取材はちょくちょく受けてきたが、テレビはめずらしい。雑誌の場合、「オールドレンズの魅力を教えてください。ついでにレンズとか写真も貸してください」的な取材が多い。モノ雑誌、ライフスタイルマガジン、そういえばクレジットカードの会員誌からの取材もあった。1時間の取材で見開き程度のネタになる。効率はわるくないのだろう。

Lmimg_0015

ただ、今回はいろいろと状況がちがう。雑誌ではなくテレビ、というちがいはもちろんだが、取材のお題目がオールドレンズではない。年明けに出したエッセイ集「オールドレンズはバベルの塔」について取材したいという。オールドレンズではなく、「本」が主役だ。なぜこの本を書いたのか、どんな内容なのか。著者自身の言葉で語ってほしいと。

もうドヤ顔である。取材依頼は出版社を経由して打診があったのだが、この時点で鼻息荒くドヤ顔だ。別にテレビに出られてうれしいというのではない(もちろんうれしい)。こちらの狙いがズバッと当たった気がしてドヤ顔なのだ。

「オールドレンズはバベルの塔」を書くとき、実は“縛り”を設けた。それは「カメラや写真に興味のない人でも読める本を書くこと」だ。極端な話、仮にオールドレンズに関する箇所をすべてすっ飛ばしても、エッセイとして楽しめる本を目指す。オールドレンズの本なのに、オールドレンズ抜きでも成立させる。そんな縛りを自らに課した。

あの本にはオールドレンズに翻弄される男の姿が描かれているが、「オールドレンズ」を「趣味」に置き換えれば、趣味に振り回されるダメな大人の話になる。オールドレンズはさておき、何かしら趣味の世界に足を突っ込んでいる人なら共感してもらえるはず。テレビというメジャーな媒体から取材の声がかかったとき、このあたりの狙いが伝わったのかなと思った。オールドレンズはニッチな趣味だけど、趣味を巡るマインドは老若男女みな共通だろう。

肝心の放映だが、番組の性格上、詳しい告知はNGだという。唯一いえるのは、6月25日から7月1日の間にかけて、どこかで流れるということ。実はぼくもいつ放送されるのか日時を知らされていない。とりあえず、録画用のHDDを買って連日自動録画かな。

●オールドレンズはバベルの塔[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
価格:2,750円
※AmazonのリンクはAmazonアソシエイト(アフィリエイト)を利用しています。

 

| | Comments (0)

June 15, 2021

コンタックスGレンズがAFでサクサク!

「澤村徹のカメラガジェット放浪記」を更新しました。今回のお題目はSHOTEN GTEです。長らく売り切れでしたが、ようやく再入荷したとのこと。それに合わせての記事公開になります。

Stkb20_12

●澤村徹のカメラガジェット放浪記 第20回
コンタックスGレンズはAFで甦る SHOTEN GTE

SHOTEN GTEはコンタックスGレンズ用のAFアダプターです。過去にも似た製品がありましたが、従来品はレンズ側のAF機構を使っていたため、動作も精度ももったりしていました。SHOTEN GTEはマウント可動式のため、AF動作が俊敏です。要はTECHART LM-EA7のコンタックスGマウント版ですね。その他にも使いやすい機能を搭載しており、ツァイスレンズファンには強くお薦めしたいです。詳細は本編をご覧ください。

 

| | Comments (0)

June 09, 2021

ストッパー不在の恐怖【Cameraholics Vol.5】

さあ皆さん、カメラホリックVol.5がいよいよ発売です。今号もびっくりするくらい欲望に忠実(笑)な一冊に仕上がりました。高かろうがレアだろうが、手にしてみたい撮ってみたい。ライカを前にするとどうしてこうも歯止めがきかないのでしょうか。ホント、ひとの心は弱いものです。

Lmimg_0002_20210609115501

●カメラホリックVol.5[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
発売日:2021年6月10日
判型:A4判
価格:2,970円
※AmazonのリンクはAmazonアソシエイト(アフィリエイト)を利用しています。

今号の第1特集は「ライカの噂、真相に迫る。」です。ライカのゴシップ的なネタを掘り下げてみようと。企画会議の時点では、できるできないはさておき、だいぶきわどいネタもあげていきます。ある程度ネタが集まったところで、現実的に誌面に載せられるネタに絞っていけばいいわけですから。たとえば、「今度のアポランター、アポズミよりいいらしいぜ」とか、「ライカM10-Rでオールドライカレンズとか意味なくない?」とか、こういうきわどいネタはよくよく考える必要があるわけです。フツーは。

ええ、カメラホリック編集部はストッパーがいません。「おもしろそうだから全部やろうぜ」というまさかの楽観主義。でも、まだ大丈夫。難しいネタはご意見番的ライターさんにお願いすればいい。どんなムチャぶりをしても危険水域を越えずに仕上げてくれるベテランさんがたくさんいます。

「とりあえず、面倒な設問は言い出しっぺが担当しような」と編集部。おわったな。

そんなわけでライター澤村、「アポランターとアポズミ、どっちがいいのか白黒はっきりつける」という厄介なネタを担当することになりました。なかなか高難易度の罰ゲーム、ぜひ誌面をみてやってください。

 

| | Comments (0)

June 04, 2021

SIGMA fpをオールドレンズ専用機に!

metalmickey's cameraを更新しました。昨日公開になったSIGMA fpのファームウェアVer.3.00を取り上げています。最新ファームにすると、SIGMA fpが理想的なオールドレンズベースボディに大化けします。そのセッティングポイントを解説します。

Mmc62_02

●metalmickey's camera
SIGMA fp Firmware Ver.3.00 オールドレンズ専用機化計画


| | Comments (0)

June 03, 2021

Amedeo Adapterがスゲエという話

metalmickey's cameraを更新しました。お題目は外爪式の旧コンタックスマウントレンズです。カプラーによる距離計連動撮影は怪しさ満点ですが、内爪ならいざしらず、外爪となるともう……。そんな外爪式レンズをAmedeo Adapterで試してみました。

Mmc61_02

●metalmickey's camera
Triotar 8.5cmF4 外爪コンタックスCで距離計連動

 

| | Comments (0)

« May 2021 | Main | July 2021 »