上野由日路さん著「オールドレンズで撮るポートレート写真の本」をお手伝いしました!
上野由日路さんの著書「オールドレンズで撮るポートレート写真の本」が8月6日に発売になります。微力ながら監修者として本書をお手伝いしました。本書の内容をざっくり説明すると、「オールドレンズの魅力を最大限引き出してポートレート撮影するテクニック集」です。ポートレートに特化したオールドレンズ撮影術、ありそうでなかったタイプのオールドレンズ本ですね。
●オールドレンズで撮るポートレート写真の本[ホビージャパン][Amazon]
発売日:2020年8月6日
著者:上野由日路
監修:澤村 徹
出版社:ホビージャパン
著者の上野由日路さんは、オールドレンズで商業ポートレート撮影をこなす個性派フォトグラファーです。周知の通り、オールドレンズは現行レンズに比べて不安定な写りです。その不安定さこそがオールドレンズのおもしろさなのですが、安定性が求められる商業撮影で、不安定なオールドレンズを使う。しかもアクセントとして使うのではなく、メインレンズとして使う。これがどれだけ酔狂なことかは想像に難くないでしょう。そんなオールドレンズを見事にハンドリングして商業ポートレート撮影をこなす、それが上野由日路さんの突出した撮影技術なのです。
本書はそんな上野由日路さんのノウハウを、初級中級者にもわかりやすく解説しました。まず、ポートレートで使いやすいオールドレンズをセレクトしてもらい、それら1本ごとにポートレートで活かしたい描写を詳しく解説しています。「オールドレンズでポートレートを撮ったらこんな素敵になりました」ではなくて、「このオールドレンズでポートレートを撮るならこう使え!」というのが本書のスタンスです。
コロナ以前から、上野駅のハードロックカフェで幾度となく打ち合わせを重ねてきました。二人で食べたハンバーガーは数知れず、ついには店員さんに顔をおぼえられる始末。それくらい打ち合わせを重ねて作った一冊です。コロナ禍での制作進行は厳しいものがありましたが、それだけに本書を世に送り出せることが自分の本のようにうれしいです。
オールドレンズが好きな人、ポートレートが好きな人、両方好きな人、どの層にも役立つ一冊に仕上がりました。ぜひお手にとっていただけると幸甚です。