「作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版」6月15日発売です!
久しぶりに単独書の告知です。2016年に出版した「作品づくりが上達するRAW現像読本」の増補改訂版が発売になります。全編の画像を刷新し、最新版のLightroom Classicに対応。新機能やモバイル版の使い方も追加しました。前著よりページ数が増え、ドンと160ページの大作です。
●作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版[玄光社][Amazon]
出版社:玄光社
発売日:2020年6月15日
前著は「Lightroomをベースに画像編集の基礎体力を鍛える」をコンセプトに、RAW現像の基本をわかりやすく解説しました。ソフトウェアの解説本はソフトがバージョンアップするとすぐに陳腐化してしまいます。その点を考慮し、前著はLightroomをベースにしつつ、でもLightroomに依存しない作りにしました。ちょっと極端な言い方をすると、Lightroom以外の画像編集ソフトのユーザーにも役立つような汎用性の高い内容を目指そうではないか、とまあ志しだけは立派です(笑)。その甲斐あってか、6刷まで増刷を重ね、ソフトウェアの解説書としてはだいぶ息の長い本になりました。
そんなわけで、前著は陳腐化しづらい内容の本ですが、そうはいっても発売から4年以上が経過しています。そろそろ最新版Lightroomに対応させた方がいいのでは、と出版社から打診があり、増補改訂版を出すことになりました。
まず、画像はすべて刷新しています。Lightroomのスクリーンショット(画面画像)はもちろん、作例もすべて新しくしました。新機能の中でこれはマスターしておきたいというものを追加し、スマートフォンやタブレット用のモバイル版Lightroomにもたくさんページを割きました。あと、それぞれのTipsがどのLightroomに対応しているか、アイコンで示しています。ええ、皆さん知ってましたか、Lightroomって今3種類もあるんですよ(遠い目)。
「作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版」はこれからRAW現像をはじめる人に自信を持ってオススメできます。加えて、前著をすでに持っていて、何度も読み返して勉強している方もこれを機会に増補改訂版に差し替えてもらえるとうれしいです。Lightroomのスクリーンショットがすべて新しくなっているので、操作で戸惑うことなく学べると思います。ちなみに、本書はいわゆるVol.2ではありません。前著をベースに増補改訂した一冊になります。この点だけ誤解なきように。
本書はトリッキーなレタッチテクニックはひとつも載っていません。色と明るさをシンプルに操るだけです。でもたったそれだけのことで、写真を思い通りに編集できます。「作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版」、ぜひご高覧ください。