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May 2020

May 30, 2020

「作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版」6月15日発売です!

久しぶりに単独書の告知です。2016年に出版した「作品づくりが上達するRAW現像読本」の増補改訂版が発売になります。全編の画像を刷新し、最新版のLightroom Classicに対応。新機能やモバイル版の使い方も追加しました。前著よりページ数が増え、ドンと160ページの大作です。

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●作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版[玄光社][Amazon
出版社:玄光社
発売日:2020年6月15日

前著は「Lightroomをベースに画像編集の基礎体力を鍛える」をコンセプトに、RAW現像の基本をわかりやすく解説しました。ソフトウェアの解説本はソフトがバージョンアップするとすぐに陳腐化してしまいます。その点を考慮し、前著はLightroomをベースにしつつ、でもLightroomに依存しない作りにしました。ちょっと極端な言い方をすると、Lightroom以外の画像編集ソフトのユーザーにも役立つような汎用性の高い内容を目指そうではないか、とまあ志しだけは立派です(笑)。その甲斐あってか、6刷まで増刷を重ね、ソフトウェアの解説書としてはだいぶ息の長い本になりました。

そんなわけで、前著は陳腐化しづらい内容の本ですが、そうはいっても発売から4年以上が経過しています。そろそろ最新版Lightroomに対応させた方がいいのでは、と出版社から打診があり、増補改訂版を出すことになりました。

まず、画像はすべて刷新しています。Lightroomのスクリーンショット(画面画像)はもちろん、作例もすべて新しくしました。新機能の中でこれはマスターしておきたいというものを追加し、スマートフォンやタブレット用のモバイル版Lightroomにもたくさんページを割きました。あと、それぞれのTipsがどのLightroomに対応しているか、アイコンで示しています。ええ、皆さん知ってましたか、Lightroomって今3種類もあるんですよ(遠い目)。

「作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版」はこれからRAW現像をはじめる人に自信を持ってオススメできます。加えて、前著をすでに持っていて、何度も読み返して勉強している方もこれを機会に増補改訂版に差し替えてもらえるとうれしいです。Lightroomのスクリーンショットがすべて新しくなっているので、操作で戸惑うことなく学べると思います。ちなみに、本書はいわゆるVol.2ではありません。前著をベースに増補改訂した一冊になります。この点だけ誤解なきように。

本書はトリッキーなレタッチテクニックはひとつも載っていません。色と明るさをシンプルに操るだけです。でもたったそれだけのことで、写真を思い通りに編集できます。「作品づくりが上達するRAW現像読本 増補・改訂版」、ぜひご高覧ください。

 

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May 29, 2020

TTArtisan 21mm F1.5 ASPH レビュー書きました!

久しぶりにカメラガジェット放浪記を更新しました。今回のお題目は、TTArtisan 21mm F1.5 ASPH。最近テンポ良く新製品をリリースしている銘匠光学の大口径広角レンズです。F1.4じゃなくてF1.5という正直さにメーカーの姿勢が見て取れますね。

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●澤村徹のカメラガジェット放浪記 第18回
開放F1.5の秘めたる個性

ベースボディはSIGMA fpを選びました。TTArtisan 21mm F1.5 ASPHはショートフランジ広角レンズですが、マゼンタかぶりすることなく、隅々までクリアに撮影できました。このレンズ、開放に個性ありです。詳細は本編にてご覧ください。

 

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May 23, 2020

モノクローム三昧の一冊です【Cameraholics Vol.3】

来る5月29日、カメラホリックVol.3が発売になります。今号も編集と執筆の両面でお手伝いしました。今回はモノクロ大特集号です。ライカM10モノクロームの発売にからめ、著名な写真家陣のモノクロフォトギャラリーをドドーンと展開しています。また、モノクロのハウツウやエッセイを多彩な執筆陣にお願いしました。モノクロファンはもちろんですが、モノクロって難しそうだなあと距離を取っていた人にこそご覧いただきたいです。モノクロ写真の楽しさ格好良さを実感してもらえると思います。

そんなモノクロフォトギャラリーの中で澤村がイチ押ししたいのが、小澤太一さんです。ええ、あの小澤太一さんですよ。キヤノンのイメージが強い写真家さんですが、実は熱心なライカユーザーでもあります。ライカM10モノクロームを購入されたと耳にし、寄稿をお願いしました。小澤太一×ライカM10モノクローム、おもしろそうでしょ? 彼の作品は海外で撮ったものが多いのですが、今回は日本の離島での撮り下ろしです。いつもとちがう側面が見られるのか、機材や場所が変わってもいつも通りの小澤太一さんなのか。ぜひご自身の目で誌面を確認してみてください。

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●Cameraholics Vol.3[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
発売日:2020年5月29日

で、澤村は何を書いたのかというと、ゼブラ柄オールドレンズ特集です。いつだってマイペース、ブレませんよ(笑)。かわいいは正義と言いますが、オールドレンズ好きには「ゼブラこそ正義」です。作例もお約束通り、地味でじわじわくるやつを載せてます。

そしてもうひとつ、ライター澤村のパソコン誌時代を知っている方々に朗報(なのか?)です。連載「吾輩は寫眞機である」が復活することになりました。これはPCfanというパソコン誌で2007年から2011年にかけ、63回続いた連載です。パソコン誌でカメラネタというデタラメに加え、カメラの深淵をひたすら自腹で掘り下げるというライターにとって絶望的な企画でした。連載一回の出費が原稿料を軽~く超えているので、続けば続くほど赤字が累積していきます。ひどい仕事でしょ(笑)。そんなブラックな迷連載がカメラホリックで復活します。どのみち赤字ですから、そのぶん好き勝手やらせてもらいますよ。ちなみに、PCfan時代は1ページ連載でしたが、カメラホリックでは2ページもらえました。編集部の温情ですね。赤字がいくらか軽減します。

そんなこんなのカメラホリックVol.3、ぜひ多くの方に手に取っていただきたいです。ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

 

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May 20, 2020

Leica S3 レビュー担当しました【日本カメラ6月号】

本日発売の日本カメラ6月号にて、ライカS3のレビューを担当しました。このところライカ製品のレビューを担当することが多いですね。普段はなかなか触れないカメラやレンズだけに役得です。ライカS3というと、プロカメラマンがスタジオで使うカメラといった印象が強いわけですが、澤村にお鉢が回ってきたのが運の尽き(笑)、ごくごく日常的なスナップを作例にしました。スタジオのような整った環境でのレポートではなく、ライカS3を普通に使ったらどんなカメラなのか、そんな切り口でレビューしました。ご興味あればぜひ。

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●日本カメラ6月号[日本カメラ社][Amazon
ライカS3 レビュー

昨今のコロナ禍はぼくのような末端ライターにも小さからぬ影響を及ぼし、ワークショップやイベント、グループ展は軒並み中止になってしまいました。幸い、紙媒体の仕事は比較的影響が少なく、来週あたりからふたつほど告知できそうです。ご期待ください。

 

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