2020年もオールドレンズ三昧です。
新幹線で5時間、さらに在来線で1時間、電車での長旅は久しぶりだ。弁当を食べ終え、ノートパソコンを開く。新幹線のWi-Fiにつなぎ、SNSを巡回。すぐに暇を持て余し、しぶしぶ仕事のファイルを開く。クラウドのおかげで地の果てまで仕事が追いかけてくる、なんて愚痴はいまさらか。そもそもクラウドにファイルをあげているのは自分自身だし、いやならWi-Fiにつながなければいい。
持参した機材はボディ3台とレンズ11本。シンクタンクフォトのエアポートインターナショナルにみっちり詰め込んだ。年末年始にここまでの重装備で挑むのはいつぶりだろうか。通例だと、正月は書籍の執筆に割り当てることが多かった。正月のテレビは見る気がしないし、メールや電話に時間を取られることもなく、淡々と仕事をこなせる。日頃の遅れを取り戻すのにうってつけだ。ただ、ここ1~2年、仕事のルーティンが変わってきた。
編集の仕事が増えた。これまではムックや書籍の企画書を書き、それを自分で書いて撮って編集する。毎年出している「OLD LENS LIFE」が代表例だ。なかなかのひとり上手である。最近はというと、ひと様の企画をお手伝いすることが増えた。わかりやすい例が「Cameraholics」だ。自分で書くよりも、裏方であれやこれやとお手伝いしている。今年はその流れが加速しそうだ。
この正月は7泊8日という長丁場の撮影だった。最近、仕事の撮影は雨に降られないというジンクスがあり、案の定、連日晴天という写真家冥利に尽きる結果に。見方を変えると、正月気分を一瞬たりとも味わうことなく、ただただ連日撮影尽しだった。持参したボディ3台とレンズ11本、すべて使い切った。編集の仕事が増えようがなんだろうが、とりあえず、今年もオールドレンズ三昧は確定路線のようだ。
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