« December 2018 | Main | February 2019 »

January 2019

January 20, 2019

ホイアンと赤坎鎮、旧市街対決(オールドレンズ・パラダイス)

2019年初っぱなのオールドレンズパラダイスは、昨年二度訪れたベトナム・ホイアンをレポートしました。持ち込んだレンズは約20本。けっこうな数ですね(笑)。一部の写真はオールドレンズ・ライフ2018-2019で掲載したので、すでにご覧いただいた方もいるでしょう。

Tb03_0816

Lm100187815

ホイアンは16世紀に栄えた貿易港に端を発する旧市街です。ちなみに、2017年に訪れた中国の赤坎鎮も旧市街でした。上の写真がホイアン、下が赤坎鎮です。ずいぶんと雰囲気がちがいますね。雰囲気だけでなく、ホイアンは世界遺産、赤坎鎮は非世界遺産という大きなちがいもあります。同じ旧市街なのにどうしてもこうもちがうのか。そのあたりを掘り下げてみました。撮りたいと思う旧市街の姿と、国に望まれる旧市街の在り方、ここに大きなちがいがあるなあと、しみじみ思います。

| | Comments (0)

January 19, 2019

EOS Rでオールドレンズを使ってみたよ

久しぶりにmetalmickey's cameraを更新しました。今回のネタはEOS R。広角オールドレンズ耐性とか、謎のケラレ現像とか、オールドレンズファンが気になるニッチなところを取り下げてみました。

Mmc33_02

普段、ブツ撮りはデジタル一眼レフのEOSを使っているのですが、基本的な操作性は踏襲していますね。乗り換え組はスムーズに移行できるのではないでしょうか。ただ、オールドレンズ撮影となると話は別なんですよね(汗)。つづきは本編をどうぞ。

| | Comments (0)

January 18, 2019

ガッツリ系マウントアダプター特集、担当しました!

ニコンZとEOS Rの登場で何となくそわそわする今日この頃、そんなささめく心を逆撫でする(笑)特集を担当しました。日本カメラ2月号の第2特集「マウントアダプター新世紀」、久々のガッツリ系マウントアダプター特集ですよ。

Img_1721

●日本カメラ2月号[日本カメラ社][Amazon
マウントアダプター新世紀

ニコンZとEOS Rのマウントアダプター情報、さらには最近流行りのスマートアダプターについて、たっぷり13ページで紹介しています。特集1本、丸ごと受けるのは久しぶりだなあ。本文の文字数を多めに確保してもらい、ミラーレス以前から今日に至るマウントアダプター事情をみっちりと語っています。ちょいピリ辛の語り口なので、オールドレンズが好きな人はニンマリするはずですよ(笑)。

あと、カメラバッグ特集にも参戦しました。普段使っているカメラバッグを紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。

| | Comments (0)

January 15, 2019

Kistarレンズでイルミネーション撮影

Kistar the other side、2019年一発目の更新です。今回はKistarレンズ3本でイルミーション撮影してみました。バブルボケブームに乗っかって、Kistarの玉ボケっぷりとチェックしてみようという記事です。

Ks19_01

●Kistar the other side
第19回 Kistarで玉ボケ鑑賞

一通り撮り比べしたところ、Kistar 55mm F1.2のF2がおいしいことがわかりました。まあ、絞ってるので厳密には玉ボケではありませんが(笑)。それではKistarレンズの玉ボケ、本編にてお楽しみください。

| | Comments (0)

January 01, 2019

レンズの様にスーツケースを探す男

明けましておめでとうございます。

昨年、ベトナムの帰りにスーツケースが壊れた。以前から不調だった伸縮ハンドルが、小さな段差でスポンッと抜けてしまったのだ。旅の最中はホテルに置きっぱなしか空港に預けるため、さほど問題はなかった。成田に着いて自宅に戻るまで、その間が地獄だった。

2019_s

2輪タイプのスーツケースだったので、常に傾けた状態でないと転がして歩けない。スーツケース上部の直付けされたハンドルを握り、体をかがめて歩く。スーツケースの傾きが浅いとかかとにぶつかり、深く傾けるには体を無理に曲げなくてはならない。不自然な姿勢で上野駅構内を歩く。夏にやらかしたギックリ腰が再発しないかとヒヤヒヤした。

そんなわけで帰国以後、暇さえあればスーツケースを物色している。壊れたスーツケースはRIMOWAのSALSA PLUS(容量60L程度)だ。ポリカーボネート製の出始めの製品で、16年前に3万円弱で購入した。同等品を買おうとRIMOWAのホームページを調べると、SALSAはESSENTIALというこじゃれた名前に変わり、税込で10万円ほどと大変に値段になっている。「安くて丈夫」がウリのSALSAは、いつの間にか「高くて丈夫」なESSENTIALになっていた。ここまでお金を出すなら、ポリカーボネートではなくアルミの方がいい。そう思い立ったこの日、長きにわたるスーツケース放浪の旅がはじまった。

RIMOWAのアルミ製スーツケースはとかく人気だ。そのため空港ではけっこうな確率で人とかぶる。しかも最近はRIMOWAのパチモンが大量に出回っている。中国の団体さんとかち合うと、ベルトコンベアーはRIMOWAもどきだらけだ。大枚はたいてパチモンと同一視されるのもシャクだ。ゼロハリバートン、TUMIといったライバルメーカーのアルミスーツケースを調べる。同容量の製品で値段と重量を比べると、TUMIはRIMOWAより安いが重い。ゼロハリはRIMOWAより高くてしかも重い。なんだろうこの三つ巴な感じ。悲しいほど決め手がない。

ここでアルミスーツケースに対する物欲が冷めてしまった。そもそもスーツケースに15万以上もかけていいものか。自分の生活水準からすると、5~7万が常識的なところだろう。とは言え、どうせ長く使うことになるだろうから、格安スーツケースではなく、バッグとして愛着が持てるものがいい。そんなことを考えながら、色々なメーカーのホームページを見て回る。BRIEFING、VICTORINOX、BERMAS、このあたりだと愛着を持って使えそうだし、価格的にも無理がない。ただし、必然性がだいぶ怪しくなってくる。質実剛健なBERMASを選ぶなら日本のACEでもいいはずだし、デザイン重視のBRIEFINGを選ぶならINNOVATORだって候補になるはずだ。そもそもRIMOWAやゼロハリのポリカーボネート製だって候補になる。どれを選んでも満足できると思うが、どれを選んでも少したてば別のスーツケースがほしくなりそうな気がする。

初心に返ると、一番ほしいのはやはりRIMOWAのアルミスーツケースだ。パチモンと横並びになるという部分を回避できれば、この選択肢が一番しっくりくる。例えば、かっこいいステッカーでカスタマイズするとか。実は壊れたSALSA PLUSは白いパーセルで一部分をストライプにしていた。このおかげで遠くからでも一発で見つけられた。アルミスーツケースにパーセルはさすがにどうかと思うので、何か良さげなステッカーをあしらいたい。

ただ、このステッカー探しが思いの外大変なのだ。訪問した国のステッカーを貼っていくのはあまりに昭和の発想だ。カメラメーカーのロゴは盗難を助長するし、海外に持ち出すので政治やミリタリー色の強いステッカーは論外。「OLD LENS LIFE」や「OLD LENS PARADISE」のロゴステッカーを作っておけばよかったなあ、なんてことを考えつつ、夜な夜なかっこいいステッカーを探してネットを徘徊している(←今ここ)。

なにゆえ、スーツケースの話を書いたのか。スーツケース探しの思考回路が、レンズ探しとあまりに似ていたからだ。買いたいレンズが決まっているのにいろいろな対抗馬を並べ、選択肢が広がりすぎて何がほしかったのかわからなくなる。一番ほしいものがあるのに、なぜその代替品を探そうとするのか。代替品を買ってもいずれ一番ほしいものを買い直すのに。もうさんざんそれを繰り返し、幾度となく後悔してきたというのに。

どうか今年は、一番ほしいものをすぐさま買える大人になれますように。

| | Comments (0)

« December 2018 | Main | February 2019 »