GR Lens 21mmF3.5は旅レンズになるか!?
オールドレンズ・パラダイスの撮影実習で三四郎池へ。実習とは別に、この日はプライベートなミッションを抱えていた。今週からTurtlebackオールドレンズワークショップで開平に行くのだが、その際のメインレンズとしてGR Lens 21mmF3.5が相応しいか見極めようというものだ。ライカM10と組み合わせると、マゼンタかぶりが多少あるが、周辺部はしっかり解像する。さて、旅のメインレンズになれるのか?
撮影していると、どうもこのレンズ、いろいろと気を遣う場面が多い。M10は21mmブライトフレームがないので、レンジファインダーでピントを合わせ、ライブビューで画角をチェック、という微妙な面倒臭さがある。加えて、LMリングが古いタイプだったため、ライブビューにうまく切り替わらない場面があった。シャッターを切るほどに苛立ちが募る。
極めつけがコントラストだ。前々からわかっていたことなのだが、GR Lens 21mmF3.5はコントラストが強い。パンチのある写真が量産できる。ただ、今回の旅の内容とすり合わせると、コントラストが強すぎて思った通りに撮れない。輝度差がありすぎて、多くのシーンで使いづらさを感じた。白が飛びやすく、黒がつぶれやすい。一体どうしろと(笑)。斜光の季節は輝度差が大きいので、そのせいかもしれないが。
去年から海外で撮る機会が増えたのだが、初見の場所は相応しいレンズより使いたいレンズがしっくりくる。ロケハンの経験を踏まえると、開平の村落はGR Lens 21mmF3.5の画角がうまくハマるはず。それでもやはり、いま一番気に入っているG Biogon T* 28mmF2.8がいいのかなあ。出発まであと三日、悩むわあ。
Leica M10 + GR Lens 21mmF3.5