そのレンズをあえて使う理由
Oprema JenaがBiotar 58mmF2を復刻するという。触発されて手持ちのBiotar 5.8cmF2 Tでスナップしてきた。標準レンズ大口径化の過渡期に登場し、知る人ぞ知るといったレンズだ。さほどメジャーではないため、つい後回しにしていたレンズだ。復刻話がこのレンズを再評価するいい機会になった。
α7II + Biotar 5.8cmF2 T
オールドレンズは端的に言ってしまうと、ただ古いだけの前時代的なレンズだ。ワインやウイスキーではないので、長く寝かせると風合いがよくなる、なんてことはない。それだけに、そのレンズを使うきっかけや動機付けが大切だ。「オールドレンズ・ライフ2017-2018」の第1特集「本物のレンズ沼へようこそ」は、そんなオールドレンズを使うきっかけを意識した。
レクタフレックスのクセノンをわざわざ使わなくても、エキザクタのクセノンで事足りる。そんなことはわかっているだが、目の前にレクタフレックスのマウントアダプターがある。これはもう試さずにはいられない。とりあえず、オレが人柱になる! とまあそんな感じで、「必要性はなくても動機付けはある」みたいなオールドレンズをたくさん載せてみた。なんていうか、オールドレンズマニアのサガだよなあ(笑)。
●オールドレンズ・ライフ2017-2018[玄光社][Amazon]
出版社:玄光社
発売日:2017年9月29日
オールドレンズ・ライフ、今号もがんばりました。書店で見かけたらぜひお手にとってご覧ください。
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