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August 01, 2017

北海道美瑛に似合う画角とは?

早めの夏休みを取り、家族で北海道美瑛に行ってきた。妻子からは口を酸っぱくして「仕事撮影を家族旅行に持ち込むな」と言われていたのだが、7月下旬、ベストシーズンの美瑛、手ぶらで行けるわけがない。GFX 50Sとコンタックス645レンズという夢のコラボでがっつり撮ってきた。その様子はこちらの記事をご覧あれ。

Stkb05_09
GFX 50S + Apo-Makro-Planar T* 120mmF4

●澤村徹のカメラガジェット放浪記 第5回
GFX 50Sで甦るコンタックス645レンズ

FringerのFR-C6GFというAFマウントアダプターのレビューなのだが、このおかげで家族写真がGFX 50S三昧というなかなかおいしい撮影だった。中判デジタルで家族スナップ撮る人なんて、ぼくぐらいだと思う(笑)。それはさておき、今回の旅行はこんなレンズラインアップだった。

GFX 50S + Fringer FR-C6GF(CONTAX645-GFX)
Distagon T* 45mmF2.8(35ミリ判換算36ミリ)
Apo-Makro-Planar T* 120mmF4(35ミリ判換算95ミリ)

Leica M10
Summilux-M 35mmF1.4
G Biogon T* 28mmF2.8

北海道は広いし、やっぱ広角だよね。でも、超広角だと広すぎるかもしれないから、28~35ミリで切り取っていこう。なんてことを考えていたのだが、惨敗だった(笑)。北海道、というか美瑛を美瑛らしく撮るなら、望遠にかぎる。どのくらいかぎるのかというと、かの御大も望遠メインなのだ。撮影していてどうもしっくりこないので、途中、拓真館に立ち寄り、前田真三先生の作品を拝見。うむ、やはり望遠が多いよね、というわけで、美瑛と言えば望遠なのだ。そう言えば、美瑛で見かけるガチ勢は圧倒的に三脚派が多い。あれはきっと、超望遠レンズなんだろうな。広大な大地を漫然と撮るのではなく、被写体をロックオンして射貫く。今回は換算95ミリだったけど、200ミリで全然OK。オールドレンズ的に言うと、オリンピアゾナーか。アレで美瑛撮り歩くのか!? ちょっとヤダな(笑)。

Lml1008176
Leica M10 + Summilux-M 35mmF1.4

上のカットは、「セブンスターの木に大挙して押し寄せる外国人観光客」の素描だ。こういう状況説明はやはり35ミリレンズが強い。ただ、最近はすっかりオジサンモードなので、こうした斜にかまえた撮り方がちょっと気恥ずかしい。たとえばこのカットも、「外国から憧れの地にやってきたんだから、そりゃあテンション上がるさ」という見方になる。一方的な切り口での批判よりも、多様なスタンスのすり合わせが気になるお年頃なのだ。

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