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July 2017

July 21, 2017

LEICA TL2 はアリかもしれない

ライカTL2のローンチパーティーに参加してきた。要は製品発表会だ。立食パーティースタイルなので終始立ちっぱなし。人が多すぎてメモが取れない。取材にならない。でも、デジカメWatchの敏腕記者は最前列でガンガン写真撮ってがしがしメモをとってる。泣き言は言えない(笑)。

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ちょいと早めに会場に着き、しかもありがたいことに、早い時間から開場していた。そして「どうぞご自由に触ってください」と実機を勧められたので、たっぷりタッチ&トライしてきた。

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ライカの人が開口一番、パフォーマンスが良くなったという。たしかに操作フィーリングや撮影レスポンスがキビキビしていた。が、それだけでは後継機として弱いなあと感じた。むろん、イメージセンサーや画像エンジンも新しくなっているのだが、いまどきのデジタルカメラはスペック刷新ではなかなかユーザーを引き付けられない。そんなことを思いながらあれやこれや触っているうちに、パフォーマンス向上の真の価値が見えてきた。

知っての通り、TLシリーズはアイコンタイプのタッチパネル操作を採用している。有り体いうとスマホ風インターフェイスだ。いまどきのスマホを使うとき、誰もががしがしタップしてスクロールする。動作の待ちなんて論外。ノーウェイトで躊躇なく操作するのが当たり前だ。このノーウェイト・スマホ風操作が、ライカTL2では可能だ。従来機ではハードウェアを多少かばいながら使う感じだったが、TL2はおかまいなしだ。全体の操作パフォーマンスが向上したからこそ、スマホ風インターフェイスが本領を発揮できるようになった。

ライカTの発表当時、あのスマホ風インターフェイスは正直エキセントリックに映った。時代の先取りであることはわかる。そうは言っても、液晶パネルをフィジカルコントローラーと目するのは時期尚早ではないか。また、スマホ風という選択も安直ではないか。そんな風に感じていた。

ところが、いまや触れない液晶は液晶にあらず、という時代である。時代がライカTL2に追い付いた、というと褒めすぎな気がするが、たぶんTL2はアリだ。

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ドイツから来日したライカTL2の開発者は、「スペック云々じゃなくて、このカメラでどんな写真が撮れるのか、あなたの写真生活がどんな風に変わるのか、ということを伝えたい」と話していた。ライカっぽいプレゼンだなあと思いつつも、TL2のようなミドルレンジのカメラは体験指向でいいんだろうなあと感じた。

なにぶん画質はまだ確認していないので、お薦めカメラという気はない。でも、タッチ&トライの機会があれば、ぜひいろいろと触ってみてほしい。このカメラの根底にあるコンセプトが、TL2ではわかりやすく体現されていることに気付くだろう。

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July 16, 2017

養鶏場の多い開平で活きのいい鶏料理をいただく話、を披露する

今日はオールドレンズパラダイスの座学でした。お題目は開平レポートです。先月、広東省にある世界遺産、開平を撮りに行ったので、その道中記をお話ししました。オールドレンズの話はそこそこに、開平へのアクセス方法、現地の様子、撮影の可否、宿泊や食事事情など、ガイドブックからは読み取りづらい情報をあれやこれやとお話ししました。

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タイトルの鶏料理ですが、とある村落の食堂でランチをオーダーしたところ、なかなかセンセーショナルな場面に出くわすことになりました。庭になっているリンゴをそのまま食卓に出すような感覚で、鶏料理が出てきます。その一部始終を座学でご紹介した次第。詳細はまた折を見て、このブログでもレポートしますね。

さて、なにゆえ開平に行ってきたのかというと、Turtlebackオールドレンズ・ワークショップ第2弾の仕込みです。今年の11月、開平にてTurtlebackオールドレンズ・ワークショップ第2弾を開催します。来月あたりには詳細な日程や料金をお伝えできると思います。ご期待ください。

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July 14, 2017

木更津モノクローム

先日、炎天下の木更津を歩き回ってきたのですが、そのときの写真が公開になりました。トキナーのFiRIN 20mm F2 FE MFでモノクロ撮影してこい、というミッションです。いわゆる作例撮影でモノクロのオファーというのはめずらしいですね。

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●20mmで探す真実 - FiRIN 20mm F2 FE MF
木更津モノクロームが語る真実

この企画はFiRIN 20mm F2 FE MFを5名の写真家が持ち回りでレビューするというものです。すでに赤城耕一さん、大村祐里子さんのレビューが公開されており、ぼくの記事は3本目。各レビュアーにミッション、というかテーマが与えられており、ぼくのミッションは「モノクロで真実を写してこい!」というものでした。えっと、真実ですよ真実。大風呂敷にもほどがありますね(笑)。

でもまあ、自分で言うのも何ですが、そこそこ真実っぽい写真が撮れたと思います。文章もけっこうがんばっているので、写真と合わせてご一読ください。

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