我楽多屋詣で大王謁見の巻
昨日は我楽多屋詣に行ってきました。オールドレンズライフが完成すると、見本誌を持って我楽多屋さんに遊びに行きます。これが我楽多屋詣です。見本誌を広げながら二代目とカメラ談義するのが目的です。ぼくがはじめて書いたオールドレンズ本、オールドレンズパラダイスの頃からのお付き合いで、それ以降、新刊を出すとそれを魚にカメラ談義というのがお約束になってしまいました。まあ、ぼくが単に押しかけてるだけなんですが(笑)。
で、いつものようにダラダラとダベっていたところ、まさかの大王降臨です。田中長徳さんが大先輩であることは言うまでもないのですが、それに加えてぼくにとっては大恩人でもあります。オールドレンズパラダイスを書いた当時、ぼくはカメラ業界でまったくの無名ライターでした。どのくらい無名だったかというと、方々で業界関係者から「君は何者だ?」と真顔で聞かれたものです。オールドレンズとかクラシックカメラの本は、たいていカメラ写真業界でそれなりのスタンスにある方が執筆されるのが通例です。そうした中、写真家でもない、業界のライターでもない、他業界かつ無名のライターがオールドレンズの本を出したわけです。まあ「おまえ誰だよ!?」って話になりますよね(笑)。
そんな超外様ライターの書いたオールドレンズパラダイスをプッシュしてくださったのが、田中長徳さんでした。ブログで取り上げていただくばかりか、Amazonのレビューまで書いてくださり、あの援護射撃がなければ今の自分はないなあと思う次第です。
ライカといっしょのところを撮らせていただきました。フォクトレンダーのレンズが付いてるんですが、ガシガシに使い込んであってオールドライカレンズみたいな風格になってます。何かこう、年季の入り方が別格ですね。いつか田中長徳さんにご寄稿いただけるようにがんばります。
●追記
個展のDMをいただきました。9月16日からアイランドギャラリーです。皆様もぜひ。
田中長徳写真展「dp PRAHA」
9月16日~25日
アイランドギャラリー
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