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January 2016

January 22, 2016

問答無用、ハードにいきます!(デジカメドレスアップ主義)

さっきTwitterを見ていたら、「ドレスアップていうかデコレーションじゃん」とお言葉いただきました。特に言い訳もありません。ホントその通りです(笑)。今回は手加減なしでがっつり好き放題組み合わせてみました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第159回 パンキッシュなα7R IIはどうですか

ストラップがすごいでしょ。weiche Brise渾身の一作です。シドのインゴットベルト、でピンとくる人は相当なパンク好きですね(笑)。weiche Briseのデザイナーさんはぼくと同い年なんですが、お互い若い頃にパンクにどっぷりだった経験があり、ふたりの趣味趣向全開でパンクなカメラストラップを作ってみました。相当個性の強いストラップですから、リコイルのクラッシュケースだろうがキワモノ改造レンズだろうが、何かきてもバシッと受け止めてくれます。こういうのは恥ずかしがったら負けです。堂々と胸を張って持ち歩いてください。

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January 21, 2016

RAW現像読本で伝えたかったこと

午前中、「作品づくりが上達するRAW現像読本」の見本誌が届きました。色校をチェックしているとは言え、やはり現物を見るまでドキドキします。この感覚、何度本を出しても変わりませんね(笑)。パラパラとページをめくり、狙い通りの色合いで印刷されていることを確認。ほっと一息ついているところです。

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●作品づくりが上達するRAW現像読本[玄光社][Amazon
著者:澤村 徹
出版社:玄光社
発売:2016年1月21日
価格:1,944円(税込)

この本の目的は、画像編集の基礎体力を養うことです。RAW現像っていろいろな項目があって、どれをどう操作するのか、悩む場面が多いですよね。何をどう操作していいのかわからない。編集し出すと終わりが見えない。そんなボヤキをよく耳にします。写真との向き合い方がわかると、こうしたモヤモヤは解消され、自信をもって編集できるようになります。ぼくはこれを「必然性の積み上げ」と呼んでいるのですが、まあこの言葉だけだとピンきませんよね(笑)。でも、本書にざっと目を通してもらうと、写真編集のすべてが明確な意図に裏打ちされていることに気付くと思います。仕上げの完成形をイメージして、そこに真っ直ぐ突き進む感じ。う~ん、ここで語るより本見てもらった方が早いなあ(笑)。

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構成はシンプルさを大切にしました。Before & Afterの作例は大きく掲載し、手順はシンプルな操作に徹しています。基本的にトリッキーな操作はありません。明るさと色を完成形目指してコツコツと調整していくのみ。やってることはすごく簡単ですが、ちゃんと作品級の仕上がりに到達できます。本書に関しては、特殊な操作を暗記する必要はありません。明るさと色を、目的にそって調整していく。それだけです。

ぼくが普段、作品制作でやっている作業をできるだけかみ砕いて解説しました。テクニカルなスーパーレタッチが載っているわけではありませんが、読み終えると画像編集に自信が持てるようになっているはずです。RAW現像に挫折した人、行き詰まりを感じている人、そんな突き抜けられなかった人たちのお手伝いができればと思っています。ぜひご高覧ください。

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「作品づくりが上達するRAW現像読本」本日発売です!

写真の作品づくりは、いわゆる画像補正と作業の方向性が異なります。優れた創作物は必然性の積み上げであり、そこに冗長性が入り込む余地はありません。輝度(明るさ)と色、このたったふたつの要素を駆使して、表現すべき内容を写真に託していきます。本日発売の「作品づくりが上達するRAW現像読本」は、そうした作品づくりの世界をわかりやすく解説した一冊です。

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●作品づくりが上達するRAW現像読本[玄光社][Amazon
著者:澤村 徹
出版社:玄光社
発売:2016年1月21日
価格:1,944円(税込)

本書はLightroomをベースにRAW現像のノウハウを解説します。といってもLightroomのマニュアル本ではなくて、あくまでも作品づくりを念頭においた本です。作品の完成形を思い描き、そこに向けて編集作業を積み上げていく。こうした作品づくりの流れをわかりやすく解説しました。RAW現像をはじめたけどいまひとつ勘所がわからない人、一度RAW現像に挫折した人など、ちょっとRAW現像をかじったことのある人にお薦めです。単に画像コンディションを整えるだけでなく、表現力に長けた画像編集が身につくはずです。ぜひご高覧いただけると幸いです。

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January 18, 2016

ミラーアップ用ロッコールにチャレンジ!(古典鏡玉ものがたり)

KIPON×澤村徹 古典鏡玉ものがたりを更新しました。今回のネタはよりによってミラーアップ用レンズです。まっとうな人は避けて通る鬼門中のキモン。逆にぼくのような立場の人間は、「はよ人柱やらんかいホレ!」とまあ相成ります(笑)。そんなこんなでミラーアップ用ロッコールに挑戦してみました。

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●KIPON×澤村徹 古典鏡玉ものがたり
第25回 ミラーアップ用レンズの緊張感[新東京物産][焦点工房

内部干渉するのかしないのか、物理シャッターは切れるのか。「萌えよホロゴン!」ほどではありませんが、まずまずの人柱記事になってます(笑)。それではお楽しみください。

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オールドレンズ・パラダイス モデル撮影ロングバージョン

昨日はオールドレンズ・パラダイスのモデル撮影実習でした。スタジオを長時間押さえ、午前中は少数精鋭の作品撮り、午後はいつも通りのグループ撮影という二部構成です。今回は廃工場というめずらしいシチュエーションだったので、いつもとちがったテイストの写真が狙えたはず。ただ、緩い描写のオールドレンズだと、露出や絞りのコントロールに工夫が必要だったかもしれません。良くも悪くもいろいろと試されるシチュエーションでした。

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こんな感じの廃工場。窓から陽が射してかっこいいカットが狙いやすいです。

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モデルさんにはあえてドレッシーな衣装をお願いしました。でも、肩出すとさすがに寒いよね。

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ストラップなしでずっとギター持ち上げて腕超痛い、の図(笑)。

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入口に大きな鉄扉があり、まあここは広角だよね、というお約束のカットです。

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とまあ、いろいろありますが、ノンレタッチでこういう絵が撮れると、オールドレンズやっててよかったという気になります。今日もフレアよありがとう(笑)。

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January 13, 2016

久々にRAW現像本を出します!

日々オールドレンズ漬けであることは否定しませんが、それとは別にRAW現像という特技があります(特技なのか!?)。そんな特技をマックスパワーで披露する日がやってまいりました。久々のRAW現像本、出ます!

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●作品づくりが上達するRAW現像読本[玄光社][Amazon
著者:澤村 徹
出版社:玄光社
発売:2016年1月21日
価格:1,944円(税込)

ナンというか表紙がですね、いかにも澤村の本というあたりがアレですね(笑)。本書は「Lightroom CC/6で写真編集力アップ!」というキャッチが付いている通り、LightroomをベースにしたRAW現像解説書です。ただ、(ここが本書のミソなんですが)いわゆるLightroomの解説書ではありません。「作品づくりの基礎をLightrooomで解説した本」になります。ソフトの操作解説本じゃなくて、あくまでも画像編集の基礎をみっちりと勉強する本です。なぜここで露光を上げるのか、どうしてコントラストを強めるのか。操作ひとつひとつの意味を考えながら、作品づくりを実践します。ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

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January 08, 2016

原点に帰ってGRIIカスタマイズ

2016年初っぱなのデジカメドレスアップ主義は、GRIIを取り上げてみました。本コーナーではおなじみのGRシリーズですが、過去と現在のドレスアップの温度差に着目しながら、いまやるならこんな感じがおもしろいかな、という線を狙ってみました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第158回 脱ミニチュア化するGRドレスアップ

思えばGRも、最近は専用ケースが安定供給され、ホントいい時代になりました。ぼくが「GR DIGITALカスタムブック」を書いていた当時は、専用アイテムが少なくてかなり苦労したんですよね。それではいまどきのGRドレスアップを楽しみください。

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January 01, 2016

オールドレンズは表現するための特殊装置だ!

新年明けましておめでとうございます。2016年もオールドレンズで突っ走ってまいります。オールドレンズ三昧です。そのこと自体は例年通りなのですが、今年はいつもより少しだけ広い視野で動いてみたいと思っています。「なぜオールドレンズなのか?」ということを、よりわかりやすく皆さんに伝えていきたい。そんなことを考えています。

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このブログを見に来てくれている方はご存知の通り、ぼくは寝ても覚めてもオールドレンズな毎日を送っています。これは過言でも何でもなく、ガチでオールドレンズ漬けです(笑)。ただ、オールドレンズ以外に、デジカメドレスアップ、赤外線写真といったアプローチもぼくの中にはあります。こうしたものがぼくの中でどういう風に関連づけられているのかというと、「表現するための手段」に尽きます。

オールドレンズもデジカメドレスアップも赤外も、すべて等しくぼくの中では表現手段です。すべて作品づくりのつもりで取り組んでいます。この「作品づくり=表現」という視点は前々から大切にしていたのですが、このところその輪郭がくっきりとしてきました。オールドレンズによる作品づくりを支援する「オールドレンズ・ワークショップ」やオールドレンズ作品による個展「クラフトマンシップ」など、表現に絡む仕事が少しずつ増えてきました。どうやら2016年も、その流れがつづくようです。

まずは今月下旬、玄光社からRAW現像の解説書を出します。タイトルは「作品づくりが上達するRAW現像読本」です。Lightroomをベースにした本ですが、LRの解説書というよりも、本のタイトル通り、作品づくりの入門書を目指しました。写真で表現するための基礎体力を養う、そんなイメージで書いた一冊です。オールドレンズと直接の関係はないのですが、ぼくの中では表現としての写真ということで、オールドレンズだろうとRAW現像だろうと、やることは一緒です(笑)。欲するイメージに向かって最短ステップで進む。これだけです。

来月のCP+2016ではオールドレンズのトークイベントに出演します。2月28日(日)の午後イチのステージです。今回は誰もが「オールドレンズっておもしろいよね!」と感じてもらえるような、そんなトークを予定しています。燻し銀的なオールドレンズの良さも個人的には大好きなのですが、ひと目見て伝わるおもしろさも大事だと思います。「オールドレンズってこれだからたまらんのだよ!」ってところをダイレクトにお伝えします。というか、お伝えすべく目下格闘中です(笑)。

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オールドレンズを使うと、こんな写真がサクッと撮れるわけです。楽しいじゃないですか。これを作品づくりに使わない手はないでしょ。別にレアなクセ玉というわけではありません。安い三枚玉、Trioplan 50mmF2.9 Vのカットです。このたった一枚の写真からでも、オールドレンズが特殊装置たる由縁を実感してもらえるのではないでしょうか。今年もオールドレンズの楽しさ、積極的にお伝えして参ります。

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