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December 16, 2015

グループ撮影会をRAW現像で攻略

ぼくが講師担当しているオールドレンズパラダイスでは、ワンクールに一度、モデル撮影実習を行っています。このモデル撮影実習というのは、有り体に言うとグループ撮影会です。モデル1名に対し、複数の撮影者が付いて撮ることになります。正直なところ、仕事のモデル撮影と比べ、グループ撮影はベストショットを得るのが難しいです。ポーズに対して常にベストな位置から撮れるとはかぎりません。目線をもらうのもタイミングを見計らう必要があります。積極的に前に出て行かないと、思うように撮れません。

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そんなわけで、量産してしまったボツカット(汗)を、RAW現像でリカバリーしてみたいと思います。まず、上のカットを見てください。左は何となく窓の外を見ている雰囲気、右は誰かのレンズを見ている感じです。どちらを選ぶかと問われれば、左のカットですね。目線がもらえないのなら、せめて「他のレンズを見ていないカット」を選びたいです。

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構図が何とも中庸なので、トリミングします。やや傾きを付け、緊張感を持たせてみました。グループ撮影は撮る人がたくさんいるので、ベストな構図に持って行くのが難しい場面が多いです。気持ち広く撮っておくと、トリミングで対処しやすいです。右カットはモノクロ化した状態です。モデル左側の影を強調しようというのが狙いです。が、このままだといまひとつ冴えませんね。

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段階フィルターでがっつり手を加えてみました。左側を暗く、右側を明るくして、右手から日が射し、影が伸びるようなイメージで仕上げています。アベイラブルライトだけでざっくり撮ったカットですが、何とかそれっぽく仕上がりました。グループ撮影は厳しい条件を余儀なくされますが、RAW現像前提で乗り切るのもアリかもしれませんね。

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