作品づくりは急がば回れ
今日はオールドレンズ・ワークショップ第2期の作品レビューでした。今期はフォトブック制作が目標ですが、その大前提として、フォトブックを構成する作品が必要です。まだ講座の折り返し地点ですから、掲載候補をざっくり並べ、方向性や並び順のチェックしてみようというのが狙いです。
第2期ということで作品づくりにも慣れてきたのか、今回は初回のレビューから見応えのある写真がそろっていました。第1期のときは「とりあえず、ちゃんと撮れたカットを集めてみました」的な方が多かったのですが、今回はしっかり作品展開できる写真ばかり。着実にステップアップしている様子が見て取れます。
実はオールドレンズ・ワークショップでは、いわゆる撮影テクニック的なことはほとんど説明していません。プロカメラマンを目指すならテクニックが重要ですが、作家を目指すなら、時間をかけてでも表現力を磨く方が得策です。本講座では「表現とは何か」という部分に多くの時間を割き、即効性よりも基礎体力を重視して解説してきました。前期から継続されている面々は、そのあたりの効果がいよいよ現れてきたのかなと思います。
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