非連続の連続を学ぶ(オールドレンズ・ワークショップ)
今日はオールドレンズ・ワークショップ第2期、2回目の講義でした。お題目は写真構成。今期はフォトブック制作が目標なので、それに向けて写真構成のテクニックを学ぼうというわけです。わかりやすくいうと、写真の並べ方のお勉強です。
写真構成にはいろいろなアプローチがあると思うのですが、ぼくが紹介したのは「非連続の連続」という手法です。まあこれはですね、どんな写真の教科書にも載ってません。なにしろ夏目漱石研究の概念ですから(笑)。「写真と漱石なんて全然関係ないじゃん」と言われればそれは当然なのですが、「非連続の連続」という考え方は、物語性を構築する際、どんなカテゴリーにも適用できる手法だとぼくは考えています。
上の写真は今日の授業風景です。みんなでめいめい写真を持ち寄り、適当に並べたところです。ここから「非連続の連続」を意識して、作品を構成していきます。まったく無関係な写真の集まりですが、これでもしかるべきセオリーに則って構成すると、ちゃんと作品っぽくなるんですよ。グループ展もちゃんとアンカーマンを立て、全体の構成を練って展示するとおもしろいだろうなと感じました。まあ、アンカーマンは相当なプレッシャーだと思いますが(笑)。
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