明日からレンズソムリエを名乗ります(汗)
週末に日本カメラ社「ザ・レンズマニアックス」が発売になり、ネット上にぽつぽつと読後レビューが載り始めました。楽しんでもらえたかなあ、辛口レビューだとつらいなあ、などとドキドキしながらレビューを読むわけですが、今回はちょいと様子がちがいます。「レンズ解説文が逝ってる」との声がチラホラと。
●hamashun.org
オールドレンズの良書、ザ・レンズマニアックスがお勧めな件について
●b's mono-log
ザ・レンズマニアックス
どうやら、レンズ解説文がポエムすぎてヤバいと。まるでレンズソムリエだと(笑)。たしかに、マクロスター50mmF1.8を「永遠のバージニティー」と評したり、アンジェニュー25mmF0.95を「夢から醒めた後悔」と呼んだり、いま思うとやりたい放題な文章ですね。ていうか、オールドレンズ相手によくぞこの域の抽象化に達したなあと我ながら恐ろしいです。たぶん、原稿の神様降りまくってましたね(笑)。ひと月に一度の原稿の神様。最近降りてこないなあ。帰ってきてほしいです。出版にあたって散々推敲を重ねたんですが、アレだよね、推敲は文章を読まず文字を拾うから、当時のエキセントリックな表現に気付かなかったのかなあ。
ちなみに、個人的に気に入っているのはアンジェニュー25mmF0.95の解説文です。実際にこのレンズで撮っているときの興奮と驚きを、うまく言語化できたと思います。この号は執筆に相当苦労した記憶がありますね。そんなこんなで、ザ・レンズマニアックスはオールドレンズの写真だけでなく、文章も楽しんでいただけるようです。自分では普通に書いたつもりなので、ここに反応されるのはちょっと戸惑いがあるのですが(笑)。
●ザ・レンズマニアックス ~ミラーレスと一眼レフで陶酔するオールドレンズの世界~
出版社:日本カメラ社
発売日:2014年10月31日
価格:1,944円
[日本カメラ][Amazon]
Comments