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November 2014

November 25, 2014

Hasselnuts 使ってみました!

デジカメWatchのデジカメアイテム丼にて、Hasselnutsのレビューが公開になりました。最近、中判デジタルがだいぶ安くなってきましたが、本製品はiPhoneをハッセルブラッドのデジタルバックにしようというキワモノっぽさ満点のアイテムです。

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●デジカメWatch デジカメアイテム丼
往年のハッセルブラッドVがiPhoneで甦る

いわゆるTtV(Through the Viewfinder)をiPhoneで実現するというのが本製品のポイントです。スクリーンをそのまま撮影するため、画角と被写界深度は中判フルサイズと同等なんですね。投影像を撮るためレンズのテイストはスポイルされてしまいますが、試写結果を見るかぎり、雰囲気のいい絵が撮れます。久々に本気で遊べるカメラと出会いました。

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November 24, 2014

HandeVision 日本語オフィシャルサイトができました!

HandeVisionがいよいよ日本本格上陸です。先日、デジカメWatchの記事でIBELUX 40mmF0.85が11月より販売開始するとアナウンスされていましたが、合わせて日本語オフィシャルサイトも公開になりました。このサイトの編集面でちょろっとお手伝いしています。

●HandeVision 日本語オフィシャルサイト

昨日、IBELUX 40mmF0.85で上野公園をスナップしてきました。ボディは私物のX-Pro1を使用。APS-C機とは思えない超弩級のボケが気持ちいいですね。ちなみに、ピント合わせはガチでシビアなんですが、フォーカスリングのトルクがいい感じで、微調整がすごくやりやすいです。最近、大口径レンズというととかくムービー向けだったりするんですが、このIBELUX 40mmF0.85はスチル派重視のスタンスですね。画質のみならず、操作フィーリングも含めて極上に仕上がっています。ちなみに、オフィシャルサイトにはHandeVisionの第2弾、第3弾のレンズの情報も載ってますよ。ぜひご覧ください。

X-Pro1 + IBELUX 40mmF0.85

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November 21, 2014

DPクアトロケースのシンクロニシティ

今回のデジカメドレスアップ主義はシグマのdp2 Quattroをピックアップしました。注目してほしいのは、リコイルとユリシーズのレザーケース。どちらも気合い入りまくりです。どうやらdp Quattroシリーズは、ケース職人の創作欲を刺激するカメラのようですね。これだけ気合いの入ったケースは久々に見ました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第132回 クアトロにかけたケース2つの本気っぷり

職業柄、リコイルとユリシーズ、両社のクアトロケースの製作状況を知る立場にありました。途中経過をオーナーさんから聞きながら、さてどっちが先に完成するかなあと思っていたら、ほぼ同時のリリース。なんだろう、こういうのってシンクロするんですね。両社ともカメラレザーケース業界の先端と突っ走っているわけですが、業界を問わず、最先端って同時多発的になっておもしろいですね。クアトロケースのこだわりっぷり、本編にてご覧ください。

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November 20, 2014

特集トビラ、見開きでドーン!(日本カメラ12月号)

Ncm201412_2 今月はポンカメさんの冬スナップ特集で1ページ担当しました。各写真家陣が冬日を生かしたスナップテクニックを披露するという特集です。ぼくのページは例によってオールドレンズで撮った写真をセレクトしました。オールドレンズは光の状態に左右されやすいので、冬日のように印象的な光はおいしい被写体なんですよね。

●日本カメラ2014年12月号[日本カメラ社][Amazon
冬の光を生かす街撮り術

先月はポンカメさんの表紙デビューというサプライズがありましたが、今月もサプライズが待ってました(笑)。特集の依頼を受けた際に、「特集本編とは別にトビラにも写真を使わせてほしいので、掲載候補を多めに送ってください」と。いろいろな写真家さんの作品をコラージュ風に載せるのかなと思い、普段よりたくさん写真を送っておきました。その後、本編で使う写真が決まり、原稿を書き、晴れて納品。ひと息ついた頃、「特集のトビラに○○○の写真を使わせていただきます」と報告メールが届きました。もちろん異存はないわけで、了解とメールバックしておきます。

で、見本誌が届いて焦りました。特集の見開きトビラに、ぼくの写真がドーンと(汗)。よりによってスピードアナスティグマット25mmF1.5で撮ったボケボケもやもやなカットがドドーンと(大汗)。いや、たしかに冬の斜光を象徴するような写真ではあるのですが、見開きドーンだとは思いませんでした。ぜひ書店でお手にとっていただけるとうれしいです。

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November 16, 2014

リコーのアレに負けてられない!

今日はオールドレンズパラダイスの撮影実習で、三ノ輪界隈をスナップしてきました。都電の三ノ輪橋駅周辺は、狭いエリアにフォトジェニックな被写体が点在し、短時間でいろいろなカットが撮れます。観光地的な下町ではなく、がっつり生活空間なので、リアリティのあるカットが撮れるのもいいですね。

最近、FacebookのタイムラインにリコーののTHETAで撮った写真がよく流れてきます。負けてはいられぬと、今日はロシアン円周魚眼、PELENG 8mmF3.5を持ち出してみました。全天球は無理ですが、半天球なら撮れます(笑)。

α7S + MC Peleng 8mmF3.5

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November 13, 2014

RXシリーズ フルドレスアップ!

Rx 久々に機種別ムックでドレスアップ企画を担当しました。お題目はソニーRXシリーズ。ハイエンドコンパクトの鉄板モデルです。このカメラはケースや貼り革がすでに多数発売済みで、比較的ドレスアップしやすいカメラです。ただ、いわゆるソニーデザインなので、どうやってカメラっぽく見せるかがポイントでしょうか。

●ソニー Cyber-shot RXシリーズ マニュアル
日本カメラ社][Amazon
RXシリーズ カスタムワールド

今回はRXシリーズのスマートさを重視して、実用ドレスアップを展開してみました。実用といっても機能性アップということではなく、アレンジ不要でそのまま使ってもらえるスタイルを考えてみました。華美にならず、かといってシンプルすぎないこと。アイテムは入手性がよく、誰でも試せること。魅せるためのスペシャルドレスアップではなく、実際のこのスタイルで本気撮りできるように工夫してみました。ぜひ書店でお手にとっていただけるとうれしいです。

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KOWA Prominar 8.5mmF2.8がキマくってる件について

今回のデジカメドレスアップ主義は、久々にマイクロフォーサーズ機、オリンパス OM-D E-M10をピックアップしました。α7シリーズの登場以降、オールドレンズのベースボディとしてマイクロフォーサーズ機が不利な点は否めません。しかしながら、サードパーティからマイクロフォーサーズ専用レンズが登場しており、今回はそっち方面の新製品、コーワのプロミナー8.5mmF2.8を組み合わせてみました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第131回 コーワグリーンの着こなし術

どうですこの面構え。久々に外観一目惚れのレンズです。しかも鏡胴がコーワグリーンってのがカッ飛んでますね。担当さん曰く、「ボディと合わせづらい色でなんですが」と仰ってましたが、なんのなんのドレスアップにうってつけのレンズですよ。シルバーとブラックもラインアップしていますが、ぼくは俄然グリーンがオススメです。

本編でも軽く触れていますが、新プロミナーシリーズは画像として理想的なデータをキャプチャーできるレンズです。Silver Efex ProやDxO Filmpackなど、プラグインで写真を仕上げる人に特にオススメですね。プリセットのテイストがストレートかつ破綻なく適用され、仕上がりがすごくいい感じなんです。プライベートでプロミナー8.5mmF2.8の画像をSilver Efex Proで仕上げたサンプルがあるので、合わせてご覧ください。

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November 09, 2014

オールドレンズに効く作品作りのためのRAW現像

今日はオールドレンズ・ワークショップ第2回の座学でした。お題目はRAW現像。オールドレンズで撮った画像をいかに作品として仕上げていくか、その手法を紹介しました。といっても、トリッキーなテクニックを披露するのではなく、画像処理の王道をじっくりと解説しました。

昨今のRAW現像ソフトは実に多機能ですが、あるポイントを理解できると、飛躍的に処理が上手になります。いわば学習高原に到達するポイントがあるんですね。これらが身につくと、画像処理という大海を自由に泳ぎ回れるようになります。今日すぐに役立つテクニックではありませんが、作品をつくる上で揺らぐことのない支柱が手に入るはずです。90分のカリキュラムの予定が、気付けばサクッと120分。それでも用意したカリキュラムが終わりませんでした。画像処理は深いですね。

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α7S + Domiplan 50mmF2.8

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November 06, 2014

FUJIFILM X100T クラシッククロームは激オススメです!

デジカメWatchにて、X100Tレビュー実写編が公開になりました。新たに追加されたフィルムシミュレーション、クラシッククロームの色合いがハンパなくかっこいいです。個人的に「コンパクト機はJPEG撮って出しがすべて」と思っているのですが、X100Tというクラシックフォルムのカメラが、クラシッククロームのような褪せた絵を吐き出すのは、一本芯の通った感じがしてかっこいいですね。

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●デジカメWatch
FUJIFILM X100T レビュー(実写編)

改めて思うにX100Tって、グッと寄れて(マクロモード)、大きくボカせて(開放F2とAPS-Cセンター)、絞ってもシャープ(ローパスレスと点像復元技術)と、万能コンパクトぶりが際立ってますね。どんなシーンもまかせて安心なカメラだと思います。

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November 03, 2014

明日からレンズソムリエを名乗ります(汗)

週末に日本カメラ社「ザ・レンズマニアックス」が発売になり、ネット上にぽつぽつと読後レビューが載り始めました。楽しんでもらえたかなあ、辛口レビューだとつらいなあ、などとドキドキしながらレビューを読むわけですが、今回はちょいと様子がちがいます。「レンズ解説文が逝ってる」との声がチラホラと。

●hamashun.org
オールドレンズの良書、ザ・レンズマニアックスがお勧めな件について

●b's mono-log
ザ・レンズマニアックス

どうやら、レンズ解説文がポエムすぎてヤバいと。まるでレンズソムリエだと(笑)。たしかに、マクロスター50mmF1.8を「永遠のバージニティー」と評したり、アンジェニュー25mmF0.95を「夢から醒めた後悔」と呼んだり、いま思うとやりたい放題な文章ですね。ていうか、オールドレンズ相手によくぞこの域の抽象化に達したなあと我ながら恐ろしいです。たぶん、原稿の神様降りまくってましたね(笑)。ひと月に一度の原稿の神様。最近降りてこないなあ。帰ってきてほしいです。出版にあたって散々推敲を重ねたんですが、アレだよね、推敲は文章を読まず文字を拾うから、当時のエキセントリックな表現に気付かなかったのかなあ。

ちなみに、個人的に気に入っているのはアンジェニュー25mmF0.95の解説文です。実際にこのレンズで撮っているときの興奮と驚きを、うまく言語化できたと思います。この号は執筆に相当苦労した記憶がありますね。そんなこんなで、ザ・レンズマニアックスはオールドレンズの写真だけでなく、文章も楽しんでいただけるようです。自分では普通に書いたつもりなので、ここに反応されるのはちょっと戸惑いがあるのですが(笑)。

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●ザ・レンズマニアックス ~ミラーレスと一眼レフで陶酔するオールドレンズの世界~
出版社:日本カメラ社
発売日:2014年10月31日
価格:1,944円
日本カメラ][Amazon

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Acru OLD LENS 2014 ご来場ありがとうございました!

昨日はAcru OLD LENS 2014のトークイベントのため、朝イチの新幹線で大阪に行ってきました。アクリュ初のオールドレンズ展ということもあり、展示作品に撮影で使用したオールドレンズの写真を添えたり、オールドレンズの作例集を用意するなど、実に気配りの行き届いた企画展でした。こうした展示に招待してもらえたのは、オールドレンズに長年携わってきた者としてうれしいかぎりです。オールドレンズの写真にはじめて接した方にも、その魅力がよく伝わったのではないでしょうか。

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α7S + Super-Angulon-R 21mmF3.4

ぼくが展示したのは、下写真中央の大きな額に入った作品です。「ザ・レンズマニアックス」に掲載したエクター50mmF1.9で撮った写真を、キャンバスプリントで仕上げました。キャンバスのテクスチャーが写真に立体感を与え、個人的にはオールドレンズの写真と相性のよい仕上げ方だと思っています。

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α7S + Super-Angulon-R 21mmF3.4

肝心のトークイベントは立ち見ありの満員御礼。しかもアクリュという場所柄もあってか若い女性の参加も複数あり、昭和世代のオジサンとしては俄然トークに力が入ります。1時間の予定が大幅延長で2時間に及ぶ長いイベントとなりました。でも、メモ取りする人もたくさんいたし、退屈せずに楽しんでもらえたものとポジティブシンキングしてます(笑)。

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Leica M +Summilux-M 35mmF1.4 1st

夕方からは出展作家を中心に交流会が行われました。関西のオールドレンズファンとたくさんお話することができ、有意義な時間をすごせました。アクリュのシノハラトモユキさんによると、このオールドレンズ展は今後定期的に開催したいとのこと。関西オールドレンズシーンの中心的なイベントに成長するかもしれませんね。

来月はこのアクリュギャラリーにて澤村徹写真展「クラフトマンシップ」を開催します。作品の仕上げが終わり、いよいよ今週からプリント作業に入ります。こちらにもぜひ遊びに来てください。

澤村徹写真展「クラフトマンシップ」
日程:2015年1月26日~2月1日(水曜日定休)
場所:アクリュギャラリー

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November 01, 2014

Acru OLD LENS 2014 明日が最終日ですよ!

アクリュギャラリーで開催中のオールドレンズ写真展「OLD LENS 2014」、いよいよ明日が最終日になります。午後3時からトークイベントがあり、ぼくとシノハラトモユキさんでオールドレンズの魅力について解説します。目下、明日持っていくレンズをセレクトしているところです。

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■開催期間
2014年10月27日(月)~11月02日(日)
12:00~20:00(最終日のみ18:00まで)
定休日:水曜日

■場所
Acru Gallery
大阪府大阪市中央区南船場3-7-15サニービル西側B1

■OLD LENS 2014 写真展情報
■OLD LENS 2014 特設ページ

大阪でのイベントはオリンパスプラザでのトークイベント以来ですから、2年ぶりでしょうか。関西のオールドレンズファン、ならびにオールドレンズをはじめたい方々との交流、楽しみにしています。たくさんのご来場、お待ちしております。

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