昨日はAcru OLD LENS 2014のトークイベントのため、朝イチの新幹線で大阪に行ってきました。アクリュ初のオールドレンズ展ということもあり、展示作品に撮影で使用したオールドレンズの写真を添えたり、オールドレンズの作例集を用意するなど、実に気配りの行き届いた企画展でした。こうした展示に招待してもらえたのは、オールドレンズに長年携わってきた者としてうれしいかぎりです。オールドレンズの写真にはじめて接した方にも、その魅力がよく伝わったのではないでしょうか。

α7S + Super-Angulon-R 21mmF3.4
ぼくが展示したのは、下写真中央の大きな額に入った作品です。「ザ・レンズマニアックス」に掲載したエクター50mmF1.9で撮った写真を、キャンバスプリントで仕上げました。キャンバスのテクスチャーが写真に立体感を与え、個人的にはオールドレンズの写真と相性のよい仕上げ方だと思っています。

α7S + Super-Angulon-R 21mmF3.4
肝心のトークイベントは立ち見ありの満員御礼。しかもアクリュという場所柄もあってか若い女性の参加も複数あり、昭和世代のオジサンとしては俄然トークに力が入ります。1時間の予定が大幅延長で2時間に及ぶ長いイベントとなりました。でも、メモ取りする人もたくさんいたし、退屈せずに楽しんでもらえたものとポジティブシンキングしてます(笑)。

Leica M +Summilux-M 35mmF1.4 1st
夕方からは出展作家を中心に交流会が行われました。関西のオールドレンズファンとたくさんお話することができ、有意義な時間をすごせました。アクリュのシノハラトモユキさんによると、このオールドレンズ展は今後定期的に開催したいとのこと。関西オールドレンズシーンの中心的なイベントに成長するかもしれませんね。
来月はこのアクリュギャラリーにて澤村徹写真展「クラフトマンシップ」を開催します。作品の仕上げが終わり、いよいよ今週からプリント作業に入ります。こちらにもぜひ遊びに来てください。
●澤村徹写真展「クラフトマンシップ」
日程:2015年1月26日~2月1日(水曜日定休)
場所:アクリュギャラリー