玄光社「LEICA M デジタルM方ライカブック」発売中です!
ライカムックとは不思議な縁があります。2009年、日本カメラ社の「LEICA M8/8.2 WORLD」で巻頭フォトギャラリーのオファーがあり、M8で撮った赤外線写真を載せてもらいました。これが縁で日本カメラ本誌でも仕事をするようになり、少しずつ業界内で名前を露出させる機会が増えました。これは断言できるのですが、日本カメラのライカムックの仕事がなければ、ぼくはカメラ業界の中央を知ることなく、フェードアウトしていたことでしょう。あのとき声かけてくれた編集担当さんにはいまでも感謝しています。
巡り巡って2013年、今度は編集者として玄光社のライカムックに携わる機会を得ました。自分の本は編集込みで仕事をしていますが、機種別ムックをイチから企画構成し、執筆陣と直接やり取りするのははじめての経験です。出版業界に入っておよそ20年、初の編集者デビューです。奥付に自分の名前が載るのは、はじめて書籍を出したときのようにうれしいですね。出版関係者として、実に大きな舞台を用意していただきました。
ライカM8を買うとき、「このカメラは仕事につながらないだろうなあ」とボヤいたことを思い出します。ライカはカメラの王様。当然ながら、原稿を書くのは業界の御大と相場が決まっています。ところが実際には、ライカのおかげでいろいろとチャンスをもらいました。そういえば、祖父もライカ使いでシュミット商会の冊子などに原稿書いていたんですよね。目に見えないところで色々とつながっているなあと、不思議な気がします。
そんなこんなで玄光社「LEICA M デジタルM型ライカブック」、全力投球で編集執筆しました。ぜひお手に取っていただけると幸いです。
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