パシフィコ横浜でCP+ 2014がはじまりました。大手メーカーのブースは、dp QuattrosやX-T1が大盛況です。あと動画関係になりますが、Black Magicの関連商品の展示が多かったですね。とまあ、メインストリームはさておき、ぼくは個性派アイテムを中心におもしろいものを物色してきました。早速ご紹介してまいりましょう。
今回のイチ推しはコレ、Badass CamerasのHasselnutsです。ハッセルブラッド500CシリーズにiPhoneを付け、撮影可能にするというアイテムです。要はiPhoneをデジタルバック代わりにするわけです。見た目もさることながら、撮影スタイルが秀逸です。iPhone側で撮影するのではなく、ちゃんとハッセル側のシャッター操作で撮影できるとのこと。今日は朝イチで会場入りして、真っ先にこのブースに行って取材させてもらいました。今一番レビューしてみたい製品です。
SWCに装着したデモ機も展示してありました。かなりそそります。ぼくはSWCを持っていないんですが、Hasselnutsのために買いたくなりました(笑)。Badass Camerasのサイトを見ると、ローライフレックスやポラロイドSX-70なんかがComing Soonになっています。今後の展開も楽しみですね。
コシナのブースでは、ヘリコイドアダプターと組み合わせる専用レンズが展示してありました。このレンズ、マウントはライカM互換ですが、距離計非連動な上にヘリコイドを搭載していません。同社のVM-Eクローズアップアダプターと併用するための専用レンズになります。
さらにコンタックスCやニコンS用のヘリコイド未搭載アダプターも用意するとのこと。こちらもピント合わせはVM-Eクローズアップアダプターで行うタイプの製品です。ヘリコイドアダプター=接写という既成概念を覆し、きわめて趣味性の高いレンズワールドを展開してくれそうですね。
KIPONのブースでは未発表のミラーレス機用12mmF2.8を見つけました。例によってドイツの光学メーカーと共同開発している製品です。今年のKIPONは新製品目白押しで、レデューサーレンズ内蔵アダプターのBAVEYESシリーズ、各種電子端子付きマウントアダプター、さらにプロ向けの電子端子付きマウントアダプターもリリースを控えているようです。電子端子付きマウントアダプターでイチ推しは、Eマウント用のコンタックスNマウントアダプターです。AF未対応ですが、ボディ側で絞り制御が可能で、絞り値や焦点距離情報をEXIFに記録してくれます。α7/7Rと組み合わせれば、EOS改造しなくてもコンタックスNレンズが活用できます。去年のKIPONは新製品が乏しかったのですが、2014年は話題性の高い製品を立て続けにリリースしてくれそうですね。