February 2013
February 26, 2013
February 24, 2013
土手で転がりそうでした(;゜ロ゜)
今日はすごい強風でしたね。この寒風吹きすさぶなか、利根運河の土手でクラシックカーを撮ってきました。こんな日にかぎってボディは5Dmk2、突風がすごくてどうにもホールドが決まりません。マジで土手を転がりそうな場面も何度か(笑)。クルマに乗り込んで運転席を撮っていたら、突風のたびにクルマがぐらぐらと揺れるほどでした。クラシックカーのオーナー曰く、外から見ていてもクルマの揺れがわかるほどだったそうです。クルマごと土手を転がらなくてよかった(笑)。
貼り付け画像は開放F2.8のライブビューで撮っています。NEXやEOS Mと同様、5Dmk2もライブビュー時の高速シャッターは画像下側がケラレますね。たぶん黙ってると「周辺減光かな?」とだませる程度のケラレですが。デジカメのオールドレンズ撮影はフィルムよりも手軽ですが、そうはいっても細かい部分では多少スキルが必要かもしれませんね。
EOS 5D Mark II + Planar C 80mmF2.8 T*
February 22, 2013
ぐるぐるボケ慣れしたカラダ
今日はHelios-40-2 85mmF1.5で近場を撮ってきました。このレンズはぐるぐるボケが有名なんですが、2度目の作例撮りをもってしてもいかにもというぐるぐるボケの作例がゲットできません。たしかに開放近辺ではぐるぐるボケらしきものが発生しています。ただ、声高にぐるぐるボケが出るレンズというほどではないな、と。
原因を考えてみると、シネレンズの洗礼が影響しているようです。シネレンズは強烈なぐるぐるボケや流れ、周辺減光が当たり前。そういう描写に慣れた目にとって、多少のぐるぐるボケはめずらしくも何ともありません。要はシネレンズに毒されているわけですね(笑)。レンズ評価って、時代はもちろん、撮り手の志向性にも左右されるのだなと、改めて実感しました。
さんざんボケの話をしておいてナンですが、作例はF8までかっちり絞ってます(笑)。F5.6以降の描き方はホント優秀なレンズですよ。
EOS 5D Mark II + Helios-40-2 85mmF1.5
February 20, 2013
フェザー型ソフトレリーズの意外性
今回のデジカメドレスアップ主義は、JAY TSUJIMURAのフェザー型ソフトレリーズボタンがキーアイテムです。例によってシルバー925製のカメラジュエリーなんですが、非円形というかなりとんがった製品に仕上がっています。ぼくは大原則新しいもの好きなんですが、最初に写真でこの製品を見たときは、さすがにどうリアクションをとればよいのか悩みました。やはり完全なる想定外って、体が拒絶反応を示すんでしょうか!?
●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第89回 手仕事極まるカメラジュエリー
JAY TSUJIMURAのショップに赴いて現物に触れてみると、当初のネガティブな印象は一変します。造形の美しさはもちろん、見た目より遙かに押しやすく、ちゃんとカメラアクセサリーとして成立しているんですね。この製品はぜひ現物を見てから評価してほしいです。フィーリングの良さは本編で詳しく解説しています。
撮影塾の取材を受けました(デジタルカメラマガジン3月号)
ぼくのカメラ雑誌との関わり方は、基本的にライターというスタンスです。カメラと写真の楽しみ方を、原稿を通じて読者に伝える。これがカメラ雑誌でのライターの仕事です。今回めずらしいことに、写真家・澤村徹として雑誌の取材を受けました。写真家スタンスで雑誌と関わるのは、かなりレアな体験です。媒体はメジャー誌デジタルカメラマガジン。しかも取材してくださったのが大先輩の大浦タケシさん。同業者で取材し合うのはやりやすいようなやりづらいような(汗)。
●デジタルカメラマガジン2013年3月号[インプレスジャパン][Amazon]
熱中!!デジタル撮影塾
不思議な世界を描き出す赤外線撮影のおもしろさ
デジタル赤外線撮影について、かなりこまかく解説してあります。カラースワップはもちろんですが、被写体の選び方、撮影条件、使用機材など、実践的なディテールについて触れています。また、ぼくのカメラとの馴れ初めについてもけっこうな文量が割かれていて、オールドレンズや赤外撮影に至る経緯も楽しんでもらえると思います。写真家のバックグラウンドまで立ち返って撮影スタイルを探る。とてもおもしろいコーナーです。ぜひご覧ください。
マウントアダプター最新事情(日本カメラ3月号)
雑誌の特集や連載のタイトルに、著者の名前が入っているパターンってありますよね。「○○○直伝なんちゃらテクニック」みたいな。なんともこそばゆい感じですが、ライターをやってるとやはり憧れだったります。あの手のタイトルが成立するのは、書き手の名前が広く認知されていることが大前提ですから。というわけで、ライター業苦節17年、ついにきました。今月のポンカメさんで「澤村徹」の名前入りコーナー、ゲットです(笑)。
●日本カメラ2013年3月号[日本カメラ][Amazon]
澤村徹が教えるオールドレンズ・ワールド
内容はマウントアダプター最新事情のレポートです。高画質ミラーレス機をベースにしたオールドレンズ撮影、そして話題沸騰中のSpeed Boosterをレポートしています。ちなみに、連載レンズマニアックスはRE.Auto-Topcor 5.8cmF1.4をピックアップしました。このレンズ、ぼくはけっこう気に入っていて、勝手に和製マクロスイターと呼んでいます(笑)。
February 17, 2013
まさかのブツ撮り講座!?
今日は東急セミナーBEオールドレンズパラダイスの講義でした。今回のお題目はSpeed Boosterとブツ撮りテクです。Speed Boosterはさておき、よもやオールドレンズの講座でブツ撮りを解説することになるとは思いませんでした(笑)。受講生のみなさんはオークション向けにブツ撮りすることがあるようで、そのブツ撮りカットのクオリティを向上をしたいとのこと。たしかにオールドレンズの出品は写真ひとつで入札具合がだいぶ変わってきます。今回はベーシックなブツ撮り方法を解説した上で、手抜きテクニックをいろいろと解説してみました。ブツ撮りも光を操る感じがわかってくると、俄然楽しくなってきますよ。貼り付けた写真は、自由が丘の九龍城です(笑)。
X-Pro1 + Elmarit-R 24mmF2.8 with Speed Booster
February 14, 2013
February 13, 2013
XF 14mm F2.8 R 実写レポートを担当しました
X-Pro1を予約購入したご褒美でしょうか!? めずらしく現行レンズのお仕事が舞い込んできました。デジカメWatchにて、富士フイルムの最新広角レンズ、XF 14mm F2.8 Rの実写レポートを担当しました。もともと前評判の高かったレンズですが、期待を裏切らない描写力です。オリジナルサイズの画像を多数公開しているので、ぜひその実力をピクセル等倍でご覧になってください。
●デジカメWatch 交換レンズ実写ギャラリー
FUJIFILM XF 14mm F2.8 R
February 10, 2013
三ノ輪最深部をゆく
晴天続きの三連休、みなさんはいかがおすごしですか。今日は三ノ輪の撮影スポット新規開拓にいってきました。三ノ輪はよく撮りに行くのですが、どうしても都営荒川線周辺に落ち着きがちです。そこでかねてから狙っていた三ノ輪最深部にアタックしてきました。国道4号線を北上し、お寺のあたりからアタック開始です。この区画は知る人ぞ知るエリアだと思いますが、評判どおり非常に濃いですね。
どのくらい濃いかというと、人ひとり通るのやっとという小道が、文字通りヘビのように曲がりくねっています。古民家がそこいらじゅうに建ち、被写体探しに事欠きません。ただし、ここまで生活臭が濃厚だと、撮影そのものが躊躇われます。足音が立たないスニーカーは絶対条件として、カメラもシャッター音の小さな機種がお薦めです。始終笑みを浮かべ、道行く人に挨拶して、「ぼくは怪しいモノではありません、警察への通報は思いとどまってください」とモーレツアピールしながらの撮影でした。お薦めスポットとは到底いえないエリアですが、こういう場所で撮ると胆力が鍛えられますね。いい度胸試しになりました。
X-Pro1 + Elmarit-R 35mmF2.8 Type I with Speed Booster
February 09, 2013
February 08, 2013
男の子だって白カメが好きなんです!
Speed Boosterのリリースでしばし間が空きましたが、久々にデジカメドレスアップ主義をアップデートしました。今回のお題目は白カメE-PL5です。ホワイトボディは女性的なイメージが強いのですが、がんばって男の子向けにドレスアップしてみました。
●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第88回 男性向けホワイトドレスアップ
ポイントはシルバーの使い方かな、と。今回は白をベースにシルバーとブラックを加え、男性的にまとめてみました。有機体にメカをインプラントしたイメージで仕上げています。シルバーのストラップとグリップがキモなんですよね。詳細は本編をご覧ください。
漱石とオールドレンズ
昨年、Kindleで赤外写真集を出した流れで、Kindleアプリで近代日本文学を読みあさっている。そして久々に夏目漱石の「行人」を読み返してみた。行人を読むのは20年ぶりだろうか。実は卒論が「行人」論だったので、内容はほぼ記憶している。いまさら読み返しても退屈かと思いきや、これが俄然おもしろい。
「漱石なんて説教臭い小説、いまさらおもしろくもない」と若い人たちは思うかもしれない。ただ、流行作家だけあって実はかなり意欲的な作品だ。「行人」は1912年から1913年にかけ、朝日新聞紙上で長期連載された。新聞小説だけあって、テンポよくグイグイと読者を惹きつける。しかも倫理観の強かった明治末期、新聞紙上で不倫小説を連載するのだから恐れ入るじゃないか。当時の厳格な風潮の下、レトリックを駆使した不倫描写は実にスリリングだ。
作中、「君の家に電話はあるかね?」「あると思いますか!?」みたいなやりとりがあるのだが、これは今風に置き換えると、「君んちネットつながる?」「つながるわけないじゃんw」といった感じになる。当時のトレンドをしっかりと盛り込んでいるわけだ。昔の生活様式を現代のものに置き換えながら読むと、小説本来のおもしろさが伝わってくる。このあたり、オールドレンズの楽しさと通ずるものがあるかもしれない。オールドレンズもどういう時代に、どういう経緯を背景に生まれたのかがわかると、そのレンズに対して俄然愛着がわいてくる。そんなわけで、今日は漱石つながりで三四郎池の写真です。
X-Pro1 + Summicron-R 50mmF2 Type I with Speed Booster
February 06, 2013
February 03, 2013
オールドレンズレジェンド電子版が発売中です!
実は昨日気づいたんですが、オールドレンズレジェンドとオールドレンズパラダイス2の電子版が発売になっています。版元のニュースリリースを見ると、昨年秋くらいから購入可能な状態になっていたみたいですね。そういうのは連絡してくれよお(笑)。Google PlayとKoboで購入でき、スマートフォン、タブレット、PCなどでの閲覧に対応しています。ご興味あればぜひご覧ください。
●オールドレンズレジェンド電子版[Google Play][Kobo]
●オールドレンズパラダイス2電子版[Google Play][Kobo]
February 02, 2013
KOWA XCシリーズ 公開グループのお知らせ
先日のCP+のレポートでもお伝えしましたが、KOWAブースではXCシリーズ(Cマウント工業用レンズ)のタッチ&トライコーナーがあります。マウントアダプターも会場にあるので、ベースボディを持参すれば普段は早々お目にかかれない工業用レンズで試写できますよ。
さて、そのKOWA XCシリーズですが、Facebook上に公開グループができました。XCシリーズのテスター陣(プロカメラマン)が撮った作例が多数掲載されています。工業用レンズに興味がある方、ぜひご参加ください。公開グループですので、どなたでもご参加いただけます。ちなみに、ぼくもテスターとして参加してまして、近日中に作例をアップする予定です。個人的にはLM50XC(50mmF2)が気に入ってます。マイクロフォーサーズに付けると35ミリ判換算100ミリ相当で、繊細派のマクロレンズといった趣きがあります。XCシリーズはイメージサークルが広いので、APS-C機との組み合わせも楽しいですよ。
●KOWA Large Format C Mount Lens XC Series
PEN E-P3 + KOWA LM50XC