CP+ 2013 レポート 個性派レンズが豊作です!
年に一度のカメラの祭典CP+ 2013、早速いろいろと見てきました。メジャーどころの情報はマス媒体にお任せするとして、個人的におもしろかったアイテムをご紹介します。今年は個性派レンズがかなり熱いですよ。
マウントアダプターでおなじみのKIPONのブースには、超弩級の大口径レンズが展示してありました。ドイツの光学メーカーIB/E OPTICSと共同開発したIBELUX 40mmF0.85です。NEXに直付けしてあるので、APC-Sのイメージサークルを確保しているようですね。F0.85ですからボケ量に期待したいです。発売予定は今年の7月、価格は未定。これは早く試してみたいです。
KOWAのブースでは、高解像度工業用レンズKOWA XCシリーズのデモレンズが展示してあります。何でもカメラを持参すればその場でレンズを試せるとのこと。工業用レンズに興味のある方はぜひマイクロフォーサーズ機持参でタッチ&トライしてみてください。ちなみに、後ろに貼ってある写真はぼくがXCシリーズで撮影した作例です。XCシリーズは緻密な描写が得意なので、その良さが引き立つような被写体を選んでみました。こちらも合わせてご覧ください。
富士フイルムのブースではXマウントのツァイスレンズを見つけました。すでにアナウンスされている製品ですが、現物ははじめて見ました。どのような描写をするのか、楽しみなレンズです。
Kenkoもいよいよマウントアダプターに参入するようです。参考出展でライカMマウントアダプターが展示してありました。注目すべきはこの製品、Made in Japanなんですね。中国製品に押され気味のマウントアダプター業界ですが、期待の大型新人といったところでしょうか。
今年はプリント用紙メーカーのブースが目立っていました。アワガミファクトリー、ピクトリコ、ピクトラン、フレスコジグリーなど、めぼしいプリント用紙メーカーが出展しています。総じてマット系がトレンドのようですね。マット紙といえば、三菱電機のブースがお薦めです。今年はトーンカーブエディターというモニター向けのユーティリティソフトをプッシュしているのですが、このソフトを使うと用紙特性に合わせてモニター表示を最適化してくれます。特にシャドウが浮き気味なマット紙で効果的なソリューションでした。流行りのマット紙を使いたい人はチェックしておくといいですよ。
ハッセルブラッドのブースでは、フォトキナで物議を醸した(笑)ルナが展示してありました。フォトキナでのモックはちょっと残念な姿でしたが、今回のモックは完成度が高いです。これを見ると心揺らぎますね。ルナ目当てでしょうか、ブース内もけっこう混んでいました。
かなり駆け足ですが、ぼくが特に気になった製品をピックアップしてみました。見逃したお宝アイテムがまだまだたくさんあると思います。みなさんもぜひCP+でお宝発掘してみてください。
Comments
こんなお宝があったんですね!
地方にいるとなかなか機会がなくて。
これからもナイスなルポ、楽しみにしております(^^)
Posted by: monopod | February 02, 2013 12:20 AM
今年のCP+も色々とおもしろい製品が盛りだくさんでした。KIPONの大口径レンズは早くサンプルでテストしてみたいですね。
Posted by: metalmickey | February 02, 2013 12:33 PM