H8-RXマウントアダプター、Rayqualで製品化決定!
シネレンズファンのみなさん、朗報です。Rayqual(宮本製作所)から、ペンタックスQ用H8 RXマウントアダプターが登場することになりました。あの美ボケレンズの代名詞マクロスイターが、ペンタックスQで楽しめますよ!
H8 RXマウントというのは、パイヤール社が8mmフィルム用ボレックス向けに開発した独自規格です。Cマウントと同じ口径サイズのスクリューマウントですが、フランジバックはCマウントよりも短くなっています。おそらくレンズを大型化して高画質化を狙うための対処でしょう。ただし、いかんせんボレックス独自規格なので、対応レンズはケルン製しかありません。汎用性が低いため、H8 RXマウントアダプターの製品化は無理だろうと考えられていました。
しかしH8 RXマウントは、望遠と標準のマクロスイターがあります。オークションサイトの相場は2~3万円程度。10万越えが当たり前のアルパやCマウントのマクロスイターと比べ、破格の安さです。このマクロスイターをどうしても使いたくて、恐る恐るRayqualにH8 RXマウントアダプターの製品化をお願いしてみました。なぜ「恐る恐る」なのかというと、H8 RXマウントはケルン製の広角、標準、望遠レンズしか対応レンズがありませんから、マウントアダプターを製品化したところで商業的にペイするとは思えない。要は金にならない話をメーカーさんに持ち込むわけです。いくらシネレンズがブームとはいえ、さすがに気が引けるってモンです。
そんなこんなのH8 RXマウントアダプターですが、なんとふたつ返事でRayqualが製品化を快諾してくれました。早ければ年末、遅くとも1月中には発売になるそうです。H8 RXマウントのマクロスイターが、いよいよ日の目を見ます。リリースがいまから楽しみです!
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