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November 2011

November 22, 2011

GXR MOUNT A12とターレットファインダー

書籍仕事が一段落したので、今月はドレスアップネタに注力しています。今週のデジカメドレスアップ主義は、連載初登場のGXR MOUNT A12をピックアップしました。オールドレンズ向けボディとして人気の本機、実はドレスアップという側面ではかなりハードルが高かったりします。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第57回 装着不能レンズに明光が射す

GXR MOUNT A12は対応ケースが少なく、ストラップも取り付け部が独特なので、装着できる種類が限られてきます。そんなわけで、久々に外付けファインダーに頼ってみました。やはり外付けファインダーを付けると、一気にクラカメ度がアップしますね。実用性はともかくとして、クラカメ風ドレスアップは“男の子”の憧れだなあと改めて実感しました。詳細は本編をご覧ください。

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November 20, 2011

ガイガーカウンターでアトムレンズ調査

土曜日の大雨から一転、上着なしで歩ける日射しのなか、東急セミナーBE「オールドレンズパラダイス」の撮影実習を敢行してきました。レンズの個性を把握してもらうため、ちょっとした撮影時のコツを伝授。撮っているときは大変だったと思いますが、モニターで画像をチェックすると、「そういうことか!」と納得していただけたのではないでしょうか。

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今日は生徒さんのひとりがガイガーカウンターを持ってきてくれたので、実習後はアトムレンズ調査と相成りました。めいめいアトムレンズと思わしきレンズを持ち寄り、後玉の上にガイガーカウンターを置きます。不気味なアラーム音が鳴り響き、その大きな数値に一同顔がこわばります。ガイガーカウンターの精度の程度こそあれ、数値の意味がわかるだけに、ナンとも複雑な気分です。ちなみにぼくはタクマーを持参したんですが、幸か不幸かシロでした。オールドレンズパラダイス第2期、かなりディープなことになっております。

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November 19, 2011

カメラ・オブ・ザ・イヤー2011(日本カメラ12月号)

681_0 年の瀬になると、各誌でいわゆるランキング企画が増えてきます。今年はそうした企画のひとつ、ポンカメさん恒例のカメラ・オブ・ザ・イヤー2011に選考イレブン(選考委員が11名なんで、選考イレブンなんだそうです)として参加させてもらいました。

●日本カメラ12月号[日本カメラ社][Amazon
カメラ・オブ・ザ・イヤー2011

今年はミラーレス機が目白押しだった一方、FinePix X100のようなカッティングエッジなモデルが登場しました。そうした動向を色濃く反映した選考結果になっています。また、今年はミラーレスカメラ・オブ・ザ・イヤー2011というコーナーがあり、こちらの総評をぼくが担当しました。

こうしたランキング系のお仕事は、週刊文春、日本カメラ、そして来月発売の某誌と、今年は3件ほどオファーをいただきました。各誌でランキングの方向性が異なり、その都度自分のカメラ観が浮き彫りになっておもしろかったです。ポンカメさんのカメラ・オブ・ザ・イヤー2011は各選考者がその思いの丈をたっぷりと語っているので、色々なカメラ観を知ることでできて貴重な企画だと思います。ぜひご覧ください。

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November 17, 2011

オールドレンズレジェンド 本日発売です!

Oldr かねてから告知していたオールドレンズレジェンド、本日発売です。春に出版した玄光社「オールドレンズ・ライフ」とはまた方向性が異なり、オールドレンズのエピソードを紐解きながら、各レンズの魅力を解説しています。見応えアリ、読み応えアリの一冊、ぜひお手にとってご覧ください。

●オールドレンズレジェンド翔泳社][Amazon
執筆:澤村徹/監修:和田高広
出版:翔泳社
価格:2,310円(税込)
発売:2011年11月17日

本書の特徴をひと言でいうと、「オールドレンズ噂の検証」です。和製ズミクロン、ゾナーコピー、ライカに化けたロッコールなど、よく耳にするオールドレンズのエピソードを、実際にレンズをそろえて検証してみました。リケノンは本当にズミクロン級の写りなのか。ゾナーコピーは本家ゾナーと比べてどうなのか。エピソードをベースにしながら、オールドレンズの魅力と描写傾向を探ってみようという一冊です。

実はこの本、ずいぶん前から企画を練っていました。オールドレンズを使い始めた頃、とあるレンズを買うとき必ずといっていいほど第二候補があり、「こっちを買うか、そっちを買うか!?」と悩んだものです。この悩みの源となるのが、オールドレンズにまるわる様々なエピソードでした。ゾナーコピーは安くてよく写るらしい。それは本家ゾナーに迫るくらいの描写なのか。それとも、あくまでも値段のわりによく写るという話なのか。安物買いの銭失いに陥るくらいなら、最初からゾナーが買った方がいい。本当にゾナーそっくりの描写なら、安価なゾナーコピーで十分。さて、どちらを買おうか、といった具合です。オールドレンズレジェンドは、この「どっちを買おうか!?」という悩みの数々を、わかりやすくまとめた書籍です。

翔泳社からはオールドレンズパラダイスシリーズを2冊出していますが、パラダイスシリーズがベースボディを限定しているのに対し、オールドレンズレジェンドはレンズにとってベストなベースボディとの組み合わせで解説しています。オールドレンズとベースボディの関係性という側面からも、お楽しみいただける一冊です。また、巻末では本編で取り上げたマウントアダプターの着脱方法を詳しく解説しています。オールドレンズビギナーの方もぜひお手にとっていただけると幸いです。

ハッセルを超えるフレクトゴン■MC Flektogon 50mmF4/Distagon C 50mmF4 T

和製ズミクロンの実力■XR Rikenon 50mmF2/DR Summicron-M 50mmF2

ライカに化けたロッコール■MC W.Rokkor-SI 24mmF2.8/Elmarit-R 24mmF2.8

侮れないゾナーコピー■Jupiter-8M 50mmF2/Sonnar 50mmF2

大口径シネレンズ頂上決戦■P.Angenieux Paris 25mmF0.95 Type M1/Macro Switar 26mmF1.1 RX

ゼブラ柄とMC、どちらを選ぶ?■Flektogon 20mmF4/MC Flektogon 20mmF2.8

HFTコーティングはT*を超えるか■Planar 50mmF1.4 HFT/Planar T* 50mmF1.4

オールドマクロレンズの饗宴■Macro Kilar D 4cmF3.5/Elmar 65mmF3.5

富岡光学の幻影を追う■ML 24mmF2.8/Distagon T* 25mmF2.8

MFズームレンズという選択■Vario-Sonnar T* 28-85mmF3.3-4/Zoomar 36-82mmF2.8

ミッキーマウスがデジタルで甦る■Ektar Lens 44mmF3.5/Cine Ektar Lens II 25mmF1.9

ドイツコダックのフレンチレンズ■Kodak Anastigmat F2.8 Angenieux 50mm/P.Angenieux Paris 35mmF2.5 R1

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November 09, 2011

PEN E-P3 グリップカスタマイズ

デジカメWatch デジカメドレスアップ主義を更新しました。今回のベースボディはPEN E-P3です。ドレスアップ主義では初登場ですね。E-P3は着脱式グリップという新機軸を採用しているので、早速そこをつついてドレスアップしてみました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第56回 新潮流グリップカスタマイズ

上の写真、リコイルのレザーケースを装着したところですが、レザーケースの上にグリップが付いております。これまでいろいろなレザーケースを紹介してきましたが、このスタイリングはかなりキテますね。着脱式グリップは純正オプションでカラバリが用意されているので、ケースとグリップでカラーコーディネイトが楽しめるというわけです。本編にてカラバリっぷりをお楽しみください。

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November 08, 2011

オールドレンズレジェンドはこんな本です!

ひと夏つきっきりで書いた(撮った!?)オールドレンズレジェンドが、いよいよ発売間近になりました。そこで本書の見どころ読みどころをご紹介します。

これまで翔泳社からは、EOS向けのオールドレンズパラダイス、マイクロフォーサーズ向けのオールドレンズパラダイス2というオールドレンズとマウントアダプターの解説書を出版してきました。それに対し今回は、ベースボディの縛りをなくし、純粋にオールドレンズ本を目指した一冊です。実のところオールドレンズパラダイスシリーズは、マウントアダプター解説書という位置づけで制作しています。初心者が独学でマウントアダプターとオールドレンズで撮影できるように、イントロダクションに重きを置いた書籍でした。

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●オールドレンズレジェンド翔泳社][Amazon
執筆:澤村徹/監修:和田高広
出版:翔泳社
価格:2,310円(税込)
発売:2011年11月17日

さて、新刊オールドレンズレジェンドは、レンズを選ぶという行為に着目した書籍です。オールドレンズを選ぶとき、二者択一で悩むことはありませんか。たとえばゾナーコピー。安くて写りのいいレンズと評判ですが、本家ゾナーと比べてどうなのか、気になります。和製ズミクロンと呼ばれるリケノン50mmF2はどうでしょう。安価な国産標準レンズがズミクロン級の写りをする!? ズミクロンと比べてみたくなりませんか。

本書はオールドレンズにまつわる様々なエピソードを集め、2本1セットで噂の真相に迫っていきます。描写の優劣をつけるのではなく、各レンズの個性を明確にして、オールドレンズ選びの参考にしてもらおうというのが狙いです。2本1セットでレンズを比べることで、それぞれの相違点、共通点が明確になり、レンズの位置づけがよく見えてくるはずです。巻末には例によってマウントアダプターの着脱手順を掲載しているので、オールドレンズビギナーでも楽しんでいただける一冊です。発売は11月17日、来週の木曜日です。ぜひ、よろしくお願いいたします。

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November 02, 2011

週刊誌デビュー 週刊文春11月10日号

ここ数年、取材を受けることが増えてきました。主にモノ系雑誌でオールドレンズやドレスアップについて語ることが多いのですが、今回はちょっとめずらしい媒体です。今週発売号の週刊文春にて、ミラーレス機の動向とオールドレンズ活用についてコメントさせてもらいました。

●週刊文春 11月10日号
今週のBEST10 おすすめのミラーレス一眼

こういうカメラのランキング企画を見ると、そろそろ年の瀬が近づいてきたのだなあと実感します。この時期は年末商戦にからめ、デジタル機器や家電製品のランキングものが増えてきますね。本企画ではぼく以外に、モノ雑誌の編集者やヨドバシカメラの店員さんが識者としてコメントしています。ミラーレス機購入の参考にしていただければ幸いです。

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