春のオールドレンズ・ライフにつづき、今年はもう一冊オールドレンズ本を出します。タイトルはオールドレンズレジェンド。ちょっと仰々しい題名ですが、本書の特徴をうまくあらわしていると思います。まずは表紙データからご紹介しましょう。
●オールドレンズレジェンド
出版社：翔泳社
著者：澤村 徹
監修：和田高広
価格：2200円（税別）
発売：2011年11月17日
タイトルにレジェンド（伝説）とつくので、宝箱をイメージした表紙にしてみました。箱を開けるとオールドレンズがどっさり。オールドレンズファン垂涎といったところでしょうか。詳細は発売日が近くなったら改めてご紹介します。
今日はフィルムムービー撮影に詳しい先生と意見交換してきました。アリフレックスでバリバリ仕事をこなしていた方だけあって、シネレンズのおもしろい話が次々に飛び出してきます。やはりシネレンズに本腰を入れるなら、映像分野の人たちと交流が欠かせませんね。
昨今、ミラーレス機とオールドレンズの組み合わせが流行っていますが、同様のことが映像分野でも盛り上がりを見せているようです。パナソニックのAG-AF105というマイクロフォーサーズ規格を採用したデジタルムービーカメラがあります。こいつにマウントアダプターをかましてオールドレンズでムービー撮影してしまおうというのです。こうしたノウハウはデジカメムービーにもそのまま応用できるので、かなり興味深いです。来月、オールドレンズとムービーカメラのセミナーが行われるとのこと。ご興味のある方、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
●第1回 Fun the AG-AF105
日時：11月10日（木曜）
18:00〜20:00
場所：アトムリビンテック ショールーム B1F会場
参加費：無料
講師：株式会社バンリ 荒木泰晴 代表取締役（映像プロデューサー兼プロカメラマン）
今日は講師担当の荒木さんに色々と話をおうかがいしてきたのですが、ムービー撮影の実際を知ることで、シネレンズの位置づけがよく見えてきました。何事もバックグラウンドを知るとおもしろさが倍増します。ご興味ある方、ぜひ！
日本カメラ11月号にて、GXR MOUNT A12特集を担当しました。発売から多少時間がたっていることもあり、バラエティー色豊かな特集に仕上がっています。目玉はリコー開発陣との座談会です。開発者インタビューではなく、座談会というところがミソ。リコー開発陣2名、飯田鉄さん、そしてぼくの計4名で、GXR MOUNT A12でオールドレンズを使った際のあんなことやこんなことをざっくばらんにトークしています。全員オールドレンズ好きということもあり、楽しくカメラ談義をしてきたような感じです。仕事なのに困ったもんだ（笑）。
●日本カメラ11月号［日本カメラ社］［Amazon］
出版社：日本カメラ社
発売日：2011年10月20日
価格：840円（税込）
座談会以外には、GXR MOUNT A12でこそ使いたいオールドレンズ、GXR MOUNT A12ドレスアップ、補正機能の活用法など、通好みなネタが盛りだくさんです。商業誌はどうしても新製品ベースの記事展開になりがちですが、ある程度使い込んでこそ見えてくる部分を特集化できるのは、老舗カメラ雑誌ならではの余力でしょうか。
連載レンズマニアックスは、ペンタックスQとDマウントレンズをピックアップしました。何かと話題のSwitar 13mmF0.9の作例を掲載しています。また、Dマウント関係は中村文夫さんも記事を書かれています。先日発売になったペンタックスQ WORLDと併せてご覧ください。
日本カメラの機種別ムック、ペンタックスQ WORLDでいくつか記事を担当しました。この手の機種でぼくにお鉢が回ってくるといえば、例によってドレスアップネタです。本書でもペンタックスQのクラカメ風ドレスアップ、カジュアルドレスアップなど、いろいろとスタイルを考えてみました。また、ポンカメさんのムックでおなじみの貼り革コーナーも担当しています。
●ペンタックスQ WORLD［日本カメラ］［Amazon］
出版社：日本カメラ社
発売日：2011年10月19日
価格：1995円（税込）
ペンタックスQのドレスアップで難しいのは、ストラップの選び方です。アイレットが狭いので、かなりストラップを選ぶモデルです。そこで写真展の展示シートでお世話になったアダクワッタに相談して、ペンタックスQ向けのビンテージストラップを製作してもらいました。もちろん販売している製品ですので、気に入った方はぜひ問い合わせてみてください。ドレスアップ系以外では、カスタムイメージと付属RAW現像ソフトの解説を担当しています。
ペンタックスQといえばDマウントレンズです。マウントアダプター系は飯田鉄さんが豊富な作例ともにじっくりと解説されています。普通に使う人、マニアに使う人、どちらも楽しめる懐の深い機種別ムックです。ぜひご覧ください。
昨日は東急セミナーBE「オールドレンズパラダイス」の第2期初日でした。第1期は概論的な話が中心でしたが、第2期は旬のネタをガシガシ盛り込んでいく予定です。というわけで、初回はPENTAX QとDマウントレンズをピックアップしてみました。
すでにDマウントアダプターは、Rayqual、muk select、三晃精機、KIPONなど、主要メーカーから登場しており、レンズの方もYahoo!オークションやeBayでけっこうな数が出てきています。授業ではここ1ヶ月で撮り貯めた作例を紹介しながら、Dマウントレンズの描写傾向、PENTAX Qの操作面での諸問題を解説しました。個人的な感触としては、Dマウントレンズ、相当おもしろいです。コストパフォーマンス重視で楽しめる、新たなオールドレンズカテゴリーと言えるのではないでしょうか。PENTAX Qも年末商戦あたりには値頃感が出てくるでしょうから、ぜひ皆さんもDマウントレンズの世界を楽しんでみてください。
デジカメWatchにて、GR DIGITAL IVのレビューを担当しました。最近ミラーレス機ばかりでGR DIGITALから離れていたのですが、久々に触れてもすぐに手になじむあたりがGR DIGITALの良さだと実感しました。今回の強化点は速写性と表現力です。こう書くとずいぶんと地味な印象を受けますが、手にするだけで実感できるブラッシュアップです。
●デジカメWatch GR DIGITAL IV レビュー
リコーGR DIGITAL IV ～速写性が向上。より強力なスナップシューターに
GR DIGITALも本機で4世代目。細かいことを気にせずサクサク撮れて、なおかつ高画質というカメラは、思いのほか数が限られています。GR DIGITALがGR DIGITALであり続けるのは、けっこう大変なことなのかもしれません。シンプルな見た目を上回る、高性能多機能ぶりをご覧ください。
デジカメドレスアップ主義を更新しました。前回に引き続き、FinePix X100ドレスアップの後編です。今回はユリシーズとAki-Asahi.comのレザーケースをメインに据えたドレスアップを考えてみました。
●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第54回 X100レザーケース百花繚乱 後編
レザーケースのフィーリングは本編をご覧いただくとして、今回気に入ったのはユーエヌの角型フードです。ライカ12501に似たデザインで、口径も37/46/49mmとおいしいところを押さえています。個人的には全サイズ大人買いしたいくらい（笑）。樹脂製だけど存在感があり、ドレスアップファンにお薦めのフードです。詳細は本編をどうぞ。
10月16日より、東急セミナーBE「オールドレンズパラダイス」第2期がスタートします。本講座では、デジタルカメラを使ったオールドレンズ撮影のノウハウ、オールドレンズをより楽しむための勘所などををわかりやすく解説します。第2期ではマウントアダプターやベースボディの最新情報を随時盛り込み、ミラーレス機新時代を見据えた内容を予定しています。また、数回の撮影実習やFacebookを通して、受講生同士が交流しやすい環境作りにも注力してまいります。現在募集枠に多少の空きがございます。オールドレンズ撮影をはじめた方、すでに楽しんでいてオールドレンズ仲間がほしい方など、オールドレンズに興味がある方のご参加をお待ちしています。
●東急セミナーBE オールドレンズパラダイス 第2期
開催日：2011年10月～2012年3月の毎月第3日曜日（全6回）
場所：東急セミナーBE 自由が丘校
※東急セミナーBEのホームページからお申し込みいただけます。
久々にデジカメドレスアップ主義を更新しました。今回のお題目はファインピックスX100です。レザーケースの種類がだいぶ増えてきたので、前後編にわけて注目製品をピックアップしてみました。
●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第53回 X100レザーケース百花繚乱（前編）
今回、特に注目してほしいのは、リコイルのダメージ加工ケースです。ダメージ加工モノはビンテージテイストの製品が多いのですが、リコイルのケースはグランジ系という大胆な加工です。限定生産ですでに完売してしまった製品ですが、細部をアップデートして再販が決定しました。ファーストロットを買い逃した人はこの機会にぜひ。詳細は本編をご覧ください。
澤村 徹: マウントアダプターの爪痕
オールドレンズブームはマウントアダプターブームでもあった……。あの黒い輪っかについて熱く語るマウントアダプター今昔物語です。マウントアダプターの表の話はありません。裏の話ばかりの一冊です。
澤村 徹: CMOSセンサーに心が写ると信じているのか？
オールドレンズ、ライカ、雑誌の裏話など、マニアックなカメラトークをまとめたエッセイ集です。Threadsに掲載したものに大幅加筆し、さらに掲載分の半分以上は書き下ろしエッセイです。
澤村 徹: アジアンMFレンズ・ベストセレクション
中国、香港、台湾のレンズブランドによる個性派レンズ71本を収録。話題のMFレンズ全部盛りの一冊です。
澤村 徹: オールドレンズ・バトル レトロ Vol.3
シリーズ第3弾は「オールドレンズ・バトル」特集号です。誰もが知ってる定番オールドレンズ、果たして買いなのか!? オールドレンズオーソリティーが本音で答えます。
澤村徹: Cameraholics Lab デジタル赤外線写真マスターブック
2008年から取り組んできたデジタル赤外線写真を書籍化しました。赤外線フィルターやカラースワップといった基本情報はもちろん、フルスペクトラム、IR Chromeといった最新情報も網羅したデジタル赤外線写真入門書の決定版です。
澤村 徹: カメラホリックレトロ Vol.2
オールドレンズ総合誌第2弾は、カールツァイスイエナ大特集です。オールドレンズガチ勢によるフォトギャラリーとフォトエッセイ、国産OEMレンズの謎、さらにサプライズ企画も掲載。
澤村 徹: オールドレンズを快適に使うためのマウントアダプター活用ガイド
最新マウントアダプターをこれでもかと集結したガイドブックです。AFアダプター、中判ミラーレス、Nikon Z fcなど、旬のマウントアダプターネタをたっぷり掲載しています。
澤村 徹: 日常が非日常に写るオールドレンズマジック
個性派レンズに特化したオールドレンズ解説書です。フツーに写るレンズは1本もなし。クセ玉ばかりを厳選掲載しました。オールドレンズ入門書の新機軸です。
澤村徹・上野由日路: レンズ構成図で個性を知るオールドレンズ解体新書
オールドレンズファン必読のレンズ構成読本です。代表的なレンズ構成をわかりやすく解説し、各タイプに属するオールドレンズを多数収録しました。レンズ開発者や諸収差についてもていねいに解説しています。
澤村 徹: カメラホリック レトロ
新しいオールドレンズマガジンが発売になります。オールドレンズを全力で楽しみたい。そんな人たちに向けた一冊です。
Cameraholics Vol.11
フォクトレンダーの最新レンズ特集を担当しました。特集「写真家の推す写真家」は新感覚の対談企画。こちらもオススメです。連載「吾輩は寫眞機である」はM11ドレスアップをやってます。
Cameraholics Vol.10
Nikon Z f特集内で「Z f ×オールドレンズ」を担当しました。ライカM11-P、最新レンズなど、新製品盛りだくさんの一冊でうｓ。
Leica Lens Masterpiece
8枚玉、スチールリム、E58、AA（ダブルアスフェリカル）など、二つ名のあるオールドライカレンズを集めた一冊です。澤村は企画編集をお手伝いしつつ、フォトギャラリーや小特集を担当しました。
Cameraholics Vol.9
シネレンズ特集、ライカM8赤外、連載「吾輩は寫眞機である」などを担当しました。
Cameraholics Vol.8
第3特集の「GFX×35ミリ判オールドレンズ」を担当しました。中判ミラーレスを使ったオーバーイメージサークルの妙味をご堪能ください。連載ではiPhoneにDマウントレンズを付けて撮ってます。
Cameraholics extra issue 写真家10人の旅
著名な写真家10名による旅のフォトギャラリーです。ライター澤村は旅コラムを寄稿しました。
Cameraholics Vol.7
ライカM11特集を担当しました。ライカM11でこそ試したいオールドレンズを紹介しています。連載「吾輩は寫眞機である」、最新MFレンズレビューも担当しています。
遊びつくすNikon Z fc
マニアック路線のNikon Z fc機種別ムックです。マウントアダプター×オールドレンズ特集を32ページにわたって担当しました。
Cameraholics Vol.6
担当した特集で変態スタイルのNikon Z fcをたくさん載せました。久しぶりにデジタル赤外線写真も掲載しています。
Cameraholics Vol.5 (ホビージャパンMOOK)
とことんライカにこだわった一冊です。第1特集はライカの噂を暴き、第2特集ではノクティルックスの人気モデルを網羅。執筆陣のいつにもまして豪華です。
