日本カメラから発売になる「キヤノン EOS 60D マニュアル」にて、いくつかコーナーを担当しました。二桁Dシリーズは、EOS DIGITAL全体の中級機という位置づけです。ただし、現在はハイエンドモデルEOS 7Dが登場したため、APS-C機の中級機という微妙なスタンス変更が行われました。そのあたりが機能面にどう影響しているのか、これがEOS 60Dの見所といえるでしょう。
●キヤノン EOS 60D マニュアル
[日本カメラ][Amazon]
出版:日本カメラ社
価格:1,890円
発売:2010年10月30日
EOS 60Dは従来のモデルにくらべ、ずいぶんと印象の異なるカメラに仕上がっています。これまでのEOSは、撮影性能の求道者という印象でした。「撮りたいように撮る」ための機能に専念し、ひたすらブラッシュアップしてきたように思えます。ひと言であらわすと、マジメなカメラでした。一方EOS 60Dは、従来路線から一転、ホビー色の強いカメラに仕上がっています。バリアングル液晶、アートフィルター、電子水準器など、デジタルの強みを活かし、より楽しめるカメラに生まれ変わりました。EOS 7Dというハイエンド機が登場したからこそ、二桁Dシリーズで様々なチャレンジができるようになったというところでしょうか。
さて、「キヤノン EOS 60D マニュアル」では、「EOS 60Dを使いこなそう」というコーナーを担当しました。これはEOS 60Dの新機能を、実際の撮影でどのように活かすか、その実例を解説したコーナーです。バリアングル液晶、電子水準器、アートフィルター、ALOなど、EOS 60Dの注目機能の数々を、実戦投入したレポートです。また、例によってソフトウェア解説ページも担当しています。今回は「Before & After」の作例を大きく掲載しているので、各種RAW現像機能の効果がよくわかるはずです。「キヤノン EOS 60D マニュアル」で新機軸ミッドレンジモデルの魅力をお楽しみください。