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November 2010

November 24, 2010

久々に惚れたドラッグレンズ

今回のデジカメドレスアップ主義は、世界初のスチル用ズームレンズ、Zoomar 36-82mmF2.8をピックアップしました。オールドズームレンズの鉄板ですが、見た目のインパクトといいクセのある描写といい、シネレンズ級のドラッグレンズです。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第30回 フルサイズ機にはオールドズームがよく似合う

フルサイズ機にオールドレンズを付けると、周縁部の収差がかなり目立ちます。Zoomar 36-82mmF2.8は歪曲収差が強烈で、広角から望遠までとにかくよく歪む。そのくせコントラストと発色は開放から力強さがあり、ハイファイとローファイの同居がやみつきです。手に入れてしばらくは、仕事そっちのけでこのレンズでばかり遊んでました。画質評価を超えた部分で、絵心を満たすおもしろいレンズです。詳しくは本編でご堪能ください。

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November 22, 2010

eBookジャーナル Vol.1 電子写真集の未来を考える

517mqy5j0dl_ss400__3 毎日コミュニケーションズから電子出版情報誌「eBookジャーナル」が創刊されました。出版業界はいわずもがな、写真業界にとっても電子出版は大きなターニングポイントです。今回eBookジャーナル編集部から取材を受け、ぼくなりにイメージする電子写真集の未来像を語ってみました。

●eBookジャーナル Vol.1mycom][Amazon
電子写真集を作ってみたい(129ページ)
第1回 フォトグラファーが思い描く写真集

ぼくは写真展や書籍で作品発表する一方、一日一枚更新のフォトブログやFlickrで写真を公開しています。こうした継続的な写真公開を写真集に取り込むと、おもしろい現象が起きるのではないかと考えています。表現者にとって作品は生き様ですから、その姿を継続的に公開していくことは大きな意味を持つはずです。詳しくはeBookジャーナルをぜひご覧ください。なお、この雑誌は紙版と電子版で出版されています。

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November 20, 2010

日本カメラ12月号 高級コンパクト特集を担当しました!

Now_2 日本カメラ12月号にて、高級コンパクト特集を担当しました。ミラーレス機に話題が集まりがちな昨今ですが、オールインワン性能という点で高級コンパクトの存在は見逃せません。主要メーカーの高級コンパクト機を一堂に会し、高級コンパクトのトレンドと各機種のアドバンテージを検証しました。

●日本カメラ 2010年12月号日本カメラ社][Amazon
フラッグシップコンパクトカメラの魅力

クールピクスP7000、パワーショットG12、パワーショットS95、ルミックスDMC-LX5、そして登場間もないライカD-LUX5をそろえ、画質と操作性の両面から各モデルを検証しました。特に今回はアナログコントローラーに着目し、操作面の様々な工夫をクローズアップしています。フラッグシップコンパクトは小型多機能なカメラなので、液晶メニュー主体では操作が煩雑になりがちです。そこでカメラメーカー各社は直感的に操作できるアナログコントローラーを開発し、撮影操作の快適化を図っています。このアナログコントローラーの使い勝手こそが、高級コンパクト選びのポイントといえるでしょう。各機種の魅力をぜひ、誌面でお楽しみください。

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November 17, 2010

いまが旬の海外カメラアクセサリーブランド!

今週のデジカメドレスアップ主義は怒濤の自腹企画、海外カメラアクセサリーブランド特集です。これまで買い集めた海外ブランドのカメラアクセサリーを、ドドーンと一挙公開という剛気な企画です。正直いって全然儲けにならないどころか大赤字なのですが、その甲斐あって(!?)他に類を見ないディープな記事に仕上がりました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第29回 海外カメラアクセサリーブランド最前線

海外カメラアクセサリーブランドは色々ありますが、今回はハンドメイド系レザーストラップを中心にピックアップしました。個人的にはレッドモンキーとリリーGのワイドタイプがかなり気に入ってます。ワイドタイプは基本的にデジタル一眼レフ向けですが、あえてコンパクトなNEX-5と組み合わせると新鮮なスタイルになります。小型ボディにワイドストラップ、このアンバランスが絶妙ですね。国産ストラップとテイストの異なるデザイン性をお楽しみください。

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DIME 12月号にて デジカメカスタムの魅力を語る

Cover 先日、小学館のトレンドマガジン「DIME」の取材を受け、デジカメドレスアップの動向やポイントを語ってきました。そのときの様子がいま店頭に並んでいるDIME 12月号に掲載されています。

●DIME 2010年12月号Amazon][小学館
第2特集「男のハイエンドデジカメ」
なぜ「男デジカメ」なのか?

GR DIGITALとミラーレス一眼を軸に、4スタイルのデジカメドレスアップを掲載しています。1ページほどの小さな記事ですが、いわゆる一般誌にマニアでコアなデジカメドレスアップ記事が載るわけですから、これはちょっとした事件かもしれません。デジタルカメラをオンリーワンスタイルで持つことが、かなり一般化した証でしょうか。

取材現場でカメラマンの方に顔写真を撮っていただいたのですが、そのときのレンズがヤシコンのプラナー85mmF1.4でした。以前からプロもこっそりオールドレンズを使っていると耳にしていましたが、ホントに使ってるんですね。「やはりトーンがちがう」「AEGのワンオーナーです」と、無駄にマニアな話で盛り上がりました(笑)。書店やコンビニなどで、ぜひご覧ください。

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November 10, 2010

ローファイ全開NEXでチャイカ!

今回のデジカメドレスアップ主義は、ちょいとコア向けのセットアップです。ロシア製ハーフサイズカメラCHAIKA-2のレンズを、NEX-5に装着してみました。チャイカはフランジバックが短いので無限遠はでませんが、なかなかどうしてローファイ全開の絶妙描写です。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義

第28回 ロシアンハーフサイズの意外な展開

チャイカに付いているインダスターは、典型的なパンケーキレンズです。ブラック鏡胴にシルバーの縁取りがかっこいい。無限遠が出なくたって、このルックスだけでアリかなと(笑)。ちなみに、F16まで絞って無限遠撮影すると、ホルガで撮ったようなモヤモヤした写真が楽しめます。開放近辺はしっかりトンネル効果が出るし、ローファイに浸れるレンズですね。ロシアンテイストな試写結果は、ぜひ本編でご覧ください。

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November 04, 2010

侮れない和製ズミクロン

最近、国産オールドレンズが気になってます。70年代以降の国産オールドレンズなら、玉数は多いし描写も安定してるし、しかも安く手に入るのでいいこと尽くしです。今回のデジカメドレスアップ主義は、国産オールドの定番、XR Rikenon 50mmF2をピックアップしました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第27回 数千円で味わうライカテイスト

XR Rikenon 50mmF2は、通称和製ズミクロンと呼ばれる標準レンズです。ライカの定番標準レンズSummicron 50mmF2に迫る描写というわけですが、片や和製ズミクロンは5000円程度、本家ズミクロンはウン万円、まったく同じ描写ということではありません。どのあたりがズミクロンっぽいのか、スイートスポットを探しながら撮ると楽しいレンズです。もちろん、そもそも素性のよいレンズなので、フツーに撮っても十分に満足のゆく描写なんですが。

というわけで、2週間ぶりのデジカメドレスアップ主義、ぜひお楽しみください。

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November 01, 2010

「キヤノン EOS 60D マニュアル」をお手伝いしました

Eos60d_cove_sr 日本カメラから発売になる「キヤノン EOS 60D マニュアル」にて、いくつかコーナーを担当しました。二桁Dシリーズは、EOS DIGITAL全体の中級機という位置づけです。ただし、現在はハイエンドモデルEOS 7Dが登場したため、APS-C機の中級機という微妙なスタンス変更が行われました。そのあたりが機能面にどう影響しているのか、これがEOS 60Dの見所といえるでしょう。

●キヤノン EOS 60D マニュアル
日本カメラ][Amazon
出版:日本カメラ社
価格:1,890円
発売:2010年10月30日

EOS 60Dは従来のモデルにくらべ、ずいぶんと印象の異なるカメラに仕上がっています。これまでのEOSは、撮影性能の求道者という印象でした。「撮りたいように撮る」ための機能に専念し、ひたすらブラッシュアップしてきたように思えます。ひと言であらわすと、マジメなカメラでした。一方EOS 60Dは、従来路線から一転、ホビー色の強いカメラに仕上がっています。バリアングル液晶、アートフィルター、電子水準器など、デジタルの強みを活かし、より楽しめるカメラに生まれ変わりました。EOS 7Dというハイエンド機が登場したからこそ、二桁Dシリーズで様々なチャレンジができるようになったというところでしょうか。

さて、「キヤノン EOS 60D マニュアル」では、「EOS 60Dを使いこなそう」というコーナーを担当しました。これはEOS 60Dの新機能を、実際の撮影でどのように活かすか、その実例を解説したコーナーです。バリアングル液晶、電子水準器、アートフィルター、ALOなど、EOS 60Dの注目機能の数々を、実戦投入したレポートです。また、例によってソフトウェア解説ページも担当しています。今回は「Before & After」の作例を大きく掲載しているので、各種RAW現像機能の効果がよくわかるはずです。「キヤノン EOS 60D マニュアル」で新機軸ミッドレンジモデルの魅力をお楽しみください。

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