「デジタル一眼プロが教える撮影技」本日発売です!
技術評論社より、「今すぐ使えるmini デジタル一眼プロが教える撮影技」を出版します。写真撮影は、被写体やシーンに応じてカメラセッティングを行いますが、絞り、シャッタースピード、ISO感度、ピント合わせ、仕上がりモードなど、その設定ポイントは多岐にわたります。本書は撮影シーンごとにカメラセッティングのポイントをまとめ、初級中級者が効率よく本格撮影を楽しめる内容に仕上がっています。
●今すぐ使えるmini デジタル一眼プロが教える撮影技
[技術評論社][Amazon]
著者:澤村 徹
出版社:技術評論社
価格:945円
発売日:2010年8月21日
打ち上げ花火、星野撮影、流し撮りなど、特殊な撮影はベテラン層でもカメラセッティングに悩みがちです。絞り、シャッタースピード、露出、この3ポイントの関係を理解していれば、どのような撮影シーンも応用的に乗り切ることができるでしょう。しかし、カメラセッティングにまごついては、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまいます。そこで本書は、撮影テクニックごとにポイントを簡素にまとめてあります。このポイントをつまみ読みしていくだけで、効率よく様々な撮影テクニックを学ぶことができるはずです。いわば、撮影テクニックのリファレンスブックを目指した一冊です。もちろん、「なぜそのようなカメラセッティングを行うのか」という理由も詳しく解説しているので、応用力を養いたい方にもお薦めです。
本書の執筆で意識したのは、公式とその成り立ちです。カメラに限った話ではありませんが、公式を丸暗記しておけば、様々な問題を効率的に解決できます。しかし、公式が当てはまらない場面に出くわすと、途端に無力になってしまいます。そこで大切なのが、公式の成り立ちです。「なぜこのような公式になるのか」という思考過程を理解していれば、どんな場面でも応用的に乗り切ることができます。つまり、公式は効率的ですが、応用力に欠けます。公式の成り立ちは応用力を高めてくれますが、毎回成り立ちを意識していてはスピーディーに立ち回れません。公式とその成り立ち、両者をバランスよく駆使することが大切です。
これまでの仕事を例にとると、「SILKYPIX 4.0 & Pro RAW現像ウルトラテクニック」では、SILKYPIXの使いこなしを通じながら、色と光という画像編集の基本を解説しました。「写真派のためのパソコンがよくわかる本」では、個々の操作解説と合わせ、デジタルカメラとパソコンの関係を大きくとらえるためのアドバイスを随所に盛り込んでいます。そして本書「デジタル一眼プロが教える撮影技」は、様々な撮影テクニックを解説する一方、自分らしい写真表現を通底するテーマにしています。読者のみなさんが、撮影テクニックの向こうに自分らしい写真表現を見つけることができれば、ライターとしてこれほどうれしいことはありません。「デジタル一眼プロが教える撮影技」、よろしくお願いいたします。
●関連リンク
写真派のためのパソコンがよくわかる本(日本カメラMOOK)
SILKYPIX 4.0 & Pro RAW現像ウルトラテクニック(技術評論社)
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