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April 2010

April 28, 2010

GF1はじめました!(冷やし中華風に読んでね)

デジカメドレスアップ主義第4回が公開になりました。今回のお題目は、かねてからご要望の多かったLUMIX GF1です。GF1は初登場ということもあり、ドレスアップ初心者にも試しやすい組み合わせを考えてみました。リクエストをいただいた方々に楽しんでもらえるとよいのですが、さていかがなものでしょうか。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義

第4回 市販アイテムでお手軽ドレスアップ

うっかり、4:3画像をアップしてしまいました。面倒なのでそのままにしておきます(笑)。GF1のドレスアップは、ごりごりなクラシック調よりコンサバな感じが雰囲気でしょうか。もしかしたらコンサバという言葉の使い方がまちがっているかもしれません。あまり細かいことは気にせず、まずはお楽しみください。

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April 27, 2010

特集トビラで赤外写真がドドーンと!

駆け出しの頃からお世話になっている媒体のひとつに、毎日コミュニケーションズのPCfanというパソコン雑誌があります。最近はパソコン系の記事から離れてしまって少々ご無沙汰なのですが、めずらしく編集長から電話がありました。「特集のトビラをお願いしたいんだけど」「はいはい、了解ですよ。何ワードで書けばいいですか?」「いや、原稿じゃなくて写真」「ハイハイ写真ね、ん? 写真!?」 そんなわけで、特集のトビラをダークな赤外線写真が飾ることに相成りました。

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●PCfan 2010年6月号「地デジ時代のパソコンと映像」

この特集は総計40ページにわたる大特集で、総トビラと各章のトビラに赤外写真やパノラマ写真など、計5点の作品を提供しました。編集長直々のセレクトなので、ぼくが云々すべきことではありませんが、ありえないほどダークでネガティブな写真がトビラを飾っています。大丈夫なんでしょうか、ぼくは知りませんからね。というわけで、百聞は一見にしかず、ありえない特集トビラをぜひご覧ください。

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April 21, 2010

北の達人がやってくる!

二十代の頃、毎年のように北海道に渡った。バイクにシュラフとテントをくくりつけ、目的もなく延々と走る。果てしない空、大地、海、そしてアスファルト。目的地があるわけでも、見たい場所があるわけでもなく、ただ走り続けるだけのツーリングだ。飯塚達央さんの写真を見ると、あの当時を思い出す。

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●飯塚達央写真展「白い夜」
2010年4月23日~5月9日
東京水道橋アップフィールドギャラリー
作家ご本人の告知ブログ

 といっても、「広大な北海道」という紋切り型の思い出ではない。むしろその対極で、やるせない気持ちがこみ上げてくる。無力感と言い換えてもいい。北海道の自然はあまりに圧倒的で、人間など芥子粒のような存在だ。緑が産業遺跡を食いつぶし、廃線を消し、林道のアスファルトを飲み込む。北海道の自然は外面がいいから、観光客には雄大な姿を見せる。そのくせ迂闊に足を踏み入れると、あきれるほど容赦がない。「厳しい自然」という言葉では言い尽くせない、どこか悪意にも似た顔を見せるのだ。

飯塚達央さんの北海道の写真は、そんな化けの皮を剥いだ北海道が見え隠れする。流氷、ダイヤモンドダスト、壮大な夕陽、どこまでも続く丘陵。どんなにすばらしい景色の写真であっても、「俺はおまえの本当の姿を知っているぞ」という、飯塚達央さんの眼が見える。だからぼくは彼の写真が大好きなのだ。

圧倒的な自然の前で、人は悲しいほどに無力だ。それでも飯塚達央さんは、自然と真摯に対峙する。無力さを背負って闘うとでも言えばよいのか。きっと彼は、とても強い人なのだと思う。

今週末、そんな彼の写真展が東京でスタートする。5月下旬には福岡にも遠征するという。写真展会場では、同名タイトルのフォトブックレットも販売するようだ。初日に見に行けるように、いま突貫工事で原稿書いてます(笑)。北の達人と会えるといいなあ。週末が楽しみです。

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weiche Brise の新作は裏革アリ!

デジカメドレスアップ主義第3回が公開になりました。今回はE-PL1をベースに、ごっついオールド一眼レンズと格闘してます。マイクロフォーサーズ機に一眼レフ用レンズを付けると、標準レンズですらその姿は望遠級。この押し出しに負けないスタイルを考えてみようというのが狙いです。

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●デジカメドレスアップ主義 第3回

オールド一眼レンズに負けない迫力をまとう

ちなみに上の写真は、記事中で紹介しているweich Briseの新作ストラップです。以前、このブランドのストラップを紹介した際、裏革がなくてザラザラするからイヤ~ンと愚痴ったところ、なんと春モデルは裏革アリになりました。もちろん、ぼくが愚痴ったからというわけではなくて、夏場はTシャツ姿になりますから、やはりスタッズストラップは裏革があった方が安心だよね、という配慮でしょう。また、18mm幅というちょい太め仕様がこれまたツウ好み。ぼくはこの春、M8につけて赤外撮影するつもりです。

そんなこんなで、デジカメドレスアップ主義第3回、ぜひお楽しみください。

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April 14, 2010

E-PL1ドレスアップは本邦初!?

先週からスタートした新連載「デジカメドレスアップ主義」、お楽しみいただけたでしょうか。まだ一週間たっておりませんが、早くも第2回分が公開になりました。今回のベースボディはE-PL1。本格的なE-PL1ドレスアップは本邦初公開かもしれません。あのどことなくかわいらしいボディを、ネオクラシックに仕上げてみました。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第2回 ダークグレーでまとめる中間色ドレスアップ

そうそう、初回のターレットファインダー付きE-P1が、あの4/3Rumorsで紹介されてました。こちらも合わせてご覧ください。

●4/3Rumors
Olympus E-P1 with the Zeiss Ikon viewfinder turret


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April 08, 2010

デジカメWatch新連載「デジカメドレスアップ主義」が始まります!

このところ、ブログ上でのカスタムネタが滞っております。「PENカスタムブックを出して燃え尽き症候群か?」「ついに澤村もネタ切れか!?」などと寂しい思いをしていた皆さま、お待たせしました。これからはコンスタントにカスタム・ドレスアップ系の記事をお楽しみいただけるようになりました。あのデジカメWatchで、カスタム系連載をスタートします!

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●デジカメWatch「デジカメドレスアップ主義」
第1回 クビレが悩ましいアバンギャルドスタイル

ウェブ媒体なので公開タイミングは多少前後しますが、週一から隔週を目安に新作スタイルを紹介していく予定です。ベースボディは旬の機種をピックアップし、オールドレンズ、マウントアダプター、ストラップ、ケースなど、様々なカメラアクセサリーでドレスアップを楽しもうという企画です。初回はやり慣れたPEN E-P1とオールドレンズの組み合わせからスタート! ぜひお楽しみください。

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April 02, 2010

ColorChecker Passport でM8マゼンタかぶりは解消できるか!?

やっとカラーチェッカーパスポートを買った。キャリブレーション系アイテムで目下一番人気の製品だ。ホワイトバランスと発色を、ほぼ全自動で補正してくれるアイテムである。カラーチェッカーを被写体といっしょに撮影し、あとはLightroom上でプロファイルを自動生成。このプロファイルを適用するだけで、正確なホワイトバランス、本来の発色が手に入るという。手軽さといい、補正具合といい、完成度が高いと各方面で人気急騰中だ。そこで思いついたのが、Leica M8のマゼンタかぶりをコイツで補正できないものかと。もし成功すれば、お高いUV/IRフィルターが不要になる。さて、うまくいくのか!?

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【カラーチェッカーパスポートの使い方】
カラーチェッカーパスポートの使い方をざっくり説明しておこう。まず、上の写真のように、被写体といっしょにカラーチェッカーパスポートをRAW撮影する。スタジオワークだけでなく、屋外スナップでもOK。要は本番撮影と同じ光源下で、カラーチェッカーパスポートを撮影するわけだ。

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本製品はプロファイル作成するためのLightroom用プラグインと単体ソフトが付属している。ここではLightroom用プラグインの使い方を見ていこう。撮影したRAWデータをLightroomに読み込み、書き出し画面を呼び出す。上の画面がカラーチェッカーパスポート用のプラグインだ。任意のプロファイル名を入力し、書き出しボタンをクリック。これでプロファイルを自動生成してくれる。

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Lightroomを再起動すると、作成したプロファイルが選択可能な状態になる。同一の光源下で撮影した画像を選び、現像モジュールのカメラキャリブレーションからプロファイルを選択しよう。これだけでホワイトバランスと発色を整えてくれる。

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左がAWBで撮影した画像、右がカラーチェッカーパスポートのプロファイルを適用した画像だ。ストロボ撮影なのでホワイトバランスはさほど変化していないが、発色が気持ちブースト気味になっている。単なる彩度アップではなく、色相も微調整している印象だ。ブツ撮りに関してはちょっと色味がきつめだろうか。屋外スナップなら、プロファイル適用だけでほぼOKの状態に持って行けそうだ。本来の色(もしくは本来と色を称されているもの)がほしい人には、手軽で強力なツールになるだろう。

【M8マゼンタかぶりは解消できるか】
さて、肝心のM8マゼンタかぶりはこいつで解消できるのだろうか。そもそもの発端は、プロミネント用のUltron 50mmF2だ。このレンズはフィルター径45mmという特殊口径で、そのままでは市販のフィルターやフードが装着できない。面倒なのでUV/IRフィルターなしで撮っていたものの、やはりマゼンタかぶりが気になる。黒が紫になったり、緑が気持ち悪い褪せ方をしたり、なんとも微妙な画になってしまうのだ。カラーチェッカーパスポートでプロファイルを作れば、サクッとビビッドカラーに仕上がる……はず。とりあえず、テストショットは以下のような具合だ。

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黄色く濁った緑、たまらんです(笑)。というわけで、こいつをLightroomに読み込み、プラグインで処理してみた。すると、こんなメッセージが……。

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クリップアウトして処理不可能ですとぉ! アンダー目の画像でも試してみたが、やはりダメ。光源を変えてみてもダメ。M8&オールドレンズという特殊事情、どうやらこの壁は想像以上に厚いらしい。泣くな、雨の日もあれば晴れる日もある。明日に向かって打て!

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