「写真派のためのパソコンがよく分かる本」が出ます!
デジタルカメラは、パソコンと併用してはじめて真価を発揮します。写真整理、補正、印刷。こうした撮影後の作業が、すべてパソコン上で行えます。いわばデジタルカメラにとって、パソコンはプライベートラボといえるでしょう。しかし、パソコンが苦手というだけで、デジタルカメラを楽しめない人たちもいます。デジタルでもフィルム時代のように思う存分写真を楽しみたい。そんなニーズに応えるべく、写真用途に特化したパソコン操作解説書を執筆しました。
●写真派のためのパソコンがよく分かる本
著者:澤村 徹
出版:日本カメラ社
予価:1680円(税込み)
発売予定:2010年2月23日
本書は「写真・カメラはベテラン、パソコンは初心者」という層に向けたパソコン操作解説書です。メモリカードからの画像転送、写真の整理閲覧、レタッチ、印刷と、写真用途に特化してパソコン操作をわかりやすく解説しました。とはいえ、いわゆる初級デジカメ本と異なり、「できること」のハードルは一切下げていません。Exifによる撮影情報のチェック、RAW現像、モニターとプリントのカラーマッチングなど、デジカメ中上級者が普段やっている作業を、ステップバイステップでていねいに解説しています。解説は極力やさしく、できることのハードルは下げない。これをモットーに書き上げた一冊です。また、デジタルカメラの付属ソフトは主要メーカーをほぼ網羅し、操作のポイントをピックアップして解説しました。所有するカメラを問わず、パソコン活用の糸口をつかんでいただけるはずです。
パソコンを使い慣れている方にもぜひご覧いただきたいコンテンツがあります。それはカラーマッチングの章です。モニターとプリントのカラーマッチング(色合わせ)は、ユーザースキルを問わずニーズの高いジャンルです。しかし現状は、パソコン中上級者ですらカラーマッチングとカラーマネージメントという言葉を混同しています。そこで本書はカラーマッチングの章に多くのページを割きました。単に操作手順を紹介するのではなく、なぜこのような操作が必要なのか、理解を深めながら学べる内容を目指しました。一通り目を通していただくと、カラーマッチングの一手段としてカラーマネージメントを選ぶ理由が理解できる構成になっています。これからカラーマネージメント環境を整えようと考えていた人にも、よい手引き書になると自負しています。
本書を執筆するにあたり、特に留意したことがあります。それは手順丸暗記のマニュアル本ではなく、応用力を身につけられる解説書にしたいという点です。本書をきっかけに是非、デジタルフォトの自由を手に入れてください。