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November 15, 2009

BLACK MORNING 写真展の目論み

着々と写真展の準備を進めております。着々と進めておりますが、順調というわけではありません。どうしても一枚だけ、うまく仕上がらない写真があるんですよ。ボツにするか、もうひと踏ん張りするか。ぼちぼちマット制作に入らないといけないし、いい感じに焦ってます。

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それはさておき、今回の写真展の目論みなんぞを書いてみます。まずメンタル面から(ってナンだかなあ)。昨年同様、ライカM8で撮影したデジタル赤外線写真を展示します。去年はカラースワップのデジタル赤外というだけでめずらしく、ある程度お客さんを呼ぶことができました。が、今年はそうはいきません。Flickr!をうろつけばいくらでもカラースワップの写真がありますし、しかも今回は個展。自分の世界観を明確に打ち出す必要があります。

世界観、きついですねえ。世界をどうとらえるか、世界とどう関わるか。41歳妻子持ち、ごくフツーのおっちゃんの世界観。大丈夫でしょうか。勝負できるんでしょうか(汗)。

とりあえず、自分がなにゆえ赤外で撮るのか、その理由から探ってみましょう。赤外撮影の楽しさは、「見えないものが写る」に尽きます。ぶっちゃけていうと、覗き趣味、暴露主義みたいなもんでしょうか。ただし、「見えないもの」といっても、それは我々人間の目に映らないというだけで、常に現存する世界です。つまり赤外撮影とは、「見えないけど、常にそこにある世界」を撮る行為といえそうです。

「見る」は「知る」と通じるところがあります。自分が知っている世界、知らない世界、知らされない世界。赤外撮影というアプローチで、多層化する世の中に切り込んでいけそうな気がしませんか? ぼくは漠然とですが、このあたりが赤外撮影しているときの自分の世界観なのかなあ、なんて気がしています。ちょっとわかりづらいですよね!? 写真展当日までにちゃんとまとめ、コンセプトのテキストに仕上げます。

技術面について……はまた次回にしましょう。ちと長くなりそうなんで(汗)。

そうそう、写真展の告知ページを作りました。ひまつぶしがてらご覧ください。
●澤村徹写真展 BLACK MORNING

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