GR DIGITAL II スクエア専用カスタム
久々のGRDカスタマイズネタですよぉ。デジタルカメラマガジン12月号にて「コンパクトデジカメ ドレスアップ術」という特集を企画執筆したわけですが、今日は惜しくも掲載に漏れたカスタムスタイルを紹介してみようかな、と。
以前Konifoodを使ったスタイルを紹介したが、今回はそのアレンジバージョン。キーアイテムはマミヤCシリーズ SEKOR 105mm/f3.5用フードだ。マミヤCシリーズはレンズ交換式二眼レフというかなりユニークな中判カメラ。その純正レンズフードを取り付けてみた。フード表面に縮緬加工が施してあり、Konifoodよりもシックに仕上がるのが特長だ。ロゴマークと固定ネジがクラシカルな雰囲気を引き立ててくれる。
なにゆえこいつが掲載落ちしたかというと、ケラレが発生するんですね。SEKOR 105mm/f3.5は、35mmフィルム換算でおよそ55mmに相当。いわゆる標準レンズの画角なので、単焦点28mmのGR DIGITALでは当然ケラレてしまう。しかし、GR DIGITAL IIなら1:1モード(スクエアモード)で撮れるから、多少のケラレは回避可能。日頃からGR DIGITALで撮りまくってる人なら難なく使いこなせるスタイルだ。ただ、撮影モードが限定されるため、雑誌掲載は見送ることにした。
取り付け方法を見ていこう。このフードは42mm径のカブセ式。レンジファインダーカメラでポピュラーな40.5mmフィルターにジャストフィットで装着できる。というわけで、まずはYahoo!オークション「八仙堂」の37-40.5mmステップアップリングにかぶせてみたが、ステップアップリングの外周が若干大きく、残念ながら装着不可。つぎにこのステップアップリングに40.5mmフィルターを付けて装着したところ、ごくわずかにケラレが残ってしまう。取り付けはジャストフィットなのだが、ケラレが残るのでは致し方ない。なかなか手強いレンズフードだ。
やむなく奥の手で付けることにする。フードアダプタに37mm保護フィルターを付け、フィルター外周にパーマセルテープを数周巻いてみた。やや取り付けが弱いが、撮影に支障のない程度に固定できる。スクエア限定といい微妙な取り付けといい、わかってる人向けのカスタムといえそうだ。
ファインダーはリコー純正のGV-2をチョイス。角型でパーツをそろえるという理由に加え、このファインダーは1:1のブライトフレームがある。エントリーのタイトル通り、スクエア専用カスタムというわけだ。
ストラップは何がいいだろう。レザーならまちがいなくクラシカルに収まるが、アルティザン&アーティストのACAM-109あたりでカジュアルテイストをプラスしてもおもしろそう。色はアイボリーやカーキといったアースカラーがいいか。それともシンプルにブラックでいくか。こんな風に、カスタムは夢想している時間も楽しいですね。