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April 12, 2008

Virtual Earth 3D でついに東京が!

このところ3D地理ソフトはさすがにブームも下火。このままフェードアウトなのか!? と思っていたら、マイクロソフトがやってくれました。Virtual Earth 3Dで立体都市TOKYOが出現。日頃からおなじみの建物が、ついに3Dで楽しめるようになった。

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【国内Live Searchでやっと3D都市が見られます】
Virtual Earthはマイクロソフトが提供する3D地理サービスだ。国内提供されているLive Search Maps Betaの大元となるサービスである。北米を中心に展開する3D都市は、Google Earthの3D建物よりも精細かつ緻密。ただ、前述の国内Live Search Maps Betaでは3D都市を見ることができず、いちいち英語サイトのVirtual Earthにアクセスする必要があった。わかりやすくいうと、3D表示させるのはちと面倒、というわけだ。そんなこんなのVirtual Earth 3Dだが、今回東京の3D化にともない、国内Live Search Maps Betaでも3D都市が閲覧可能に。早速、東京の3Dっぷりを見てみよう。

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左上から順に、汐留、お台場、新宿、池袋界隈の画面写真を並べてみた。新宿ミロードの壁面ロゴまで再現。泣かせます。ただ、これだけ3Dモデルを表示するため、マシンにはけっこうな負荷がかかる。今回、NVIDIA GeForce 7600 GT搭載機で試したところ、グラフィックドライバが何度もハングアップした。現行中級クラスのグラフィックチップでぼちぼち快適、といったところだろうか。そうはいっても、Google Earthで3D化された都市を表示するよりは遙かに軽い。

ちなみに、御大のVirtual Earthもアップデートが発表され、ラスベガス、デンバー、ダラス、フェニックスの4都市が高精細3D都市になった。Live Searchの検索窓にそれぞれ都市名を英語で入力すると、該当地までジャンプして3D都市が見られる。

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左上から順に、Las Vegas、Denver、Dallas、Phoenixの高精細3D都市だ。従来からVirtual Earthの3D都市は丁寧なつくりだったが、高精細3D都市はよりディーティールまで作り込まれている。上記4都市に共通しているのは、です。いや、冗談じゃなくてマジで。

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これはDenver郊外の遊園地を表示したところだ。遊具や木がしっかり3D化されている。

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これは東京駅の様子。十分に精細ではあるが、3D化は建物レベルに留まっている。これは印象批評になってしまうが、建物自体のテクスチャやモデリングにそれほど大きなちがいを感じない。やはり「どこまで3D化するか」という作り込みがポイントなのだろう。ただし、グラフィックボードの性能によって再現性が異なることは予想できるので、パソコン環境によって見え方が異なるかもしれない。まあ、小難しい話はさておき、そのうち路上のクルマも3D化されちまうのかなあ、なんて気がしております。

【Virtual Earthのインストール手順】
さて、Live Search Maps Betaからダイレクトに3D都市が見られると書いたが、正確には前もってVirtual Earth 3DのActive Xをインストールしておく必要がある。そのステップをざっくりと載せておこう。

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まずLive Search Maps Betaにアクセスする。この状態では2D表示になっているので、ここで「3D」をクリック。すると、「別途モジュールが必要でっせ。ダウンロードする?」というような画面があらわれる。もちろんダウンロードしておこう。

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デスクトップにダウンロードしたexeファイルのアイコンがあらわれる。こいつをダブルクリックだ。

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Virtual Earth 3Dのインストールがはじまる。タバコタイムです。

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インストールが完了すると、デスクトップにアイコンがあらわれる。こいつをダブルクリックしてVirtual Earthを起動しよう。

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インターネットエクスプローラが起動し、自動的にLive Search Maps Betaにアクセスする。すでにこの状態で「3D」表示がONになっているので、そのまま東京にダイブ。[Ctrl]キー + マウスの左ホールドで画面をぐりぐりと動かそう。なお、ウェブブラウザはIE6/7とFirefox2に対応している。

【Google Earthも国内アップデートが進む】
片やGoogle Earthはというと、着々とアップデートが進んでいる。正直、追いかけるのがしんどいくらいチャカチャカとアップデートが進行中だ。そんななか、日本に関係するものをいくつか紹介しておこう。

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はい、富士山です。やっと清く正しい富士山を拝めるようになりました。なにしろ従来の富士山は、赤黒い悪魔山みたいな形相。「いったい元データはナニ!?」と首をかしげるような姿だったので、このアップデートは日本国民として大歓迎です。

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大阪の街が3D化しました。Virtual Earthほどの密集度はないけれど、めぼしい建物が3D化している。先般Google マイマップ EXPOというイベントがあり、ベストマイマップ最優秀賞に「Virtual Osaka Project」が選出されたとのこと。このマイマップはGoogle Earthと連携していて、そのおかげで大阪の主要建築物が3D化を果たした。これはレイヤーパネルで「3D建物」をチェックオンするだけで閲覧できる。

なにやらグラフィックリソース消費合戦のようなことになってきたが、3D都市は俯瞰するだけで純粋に楽しい。たしかWiiボードでGoogle Earth内を歩くフリーソフトがあったけど、Virtual Earth対応版が出ないものだろうか。もしくはVirtual Earthフライトシミュレータとか。Google Earthのフライトシミュレータは操作が難しかったので、VEフライトシミュレータはもうちょいシンプルな操作、たとえば“墜落しないモード”搭載でお願いします。

 

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