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March 12, 2008

GR DIGITAL II テレコンフード装着の奥の手

これまでカブセ式を中心に物色してきたテレコン「GT-1」のフードだが、いよいよ行き詰まってしまった。テレコンの外径は62mm弱。この微妙なサイズにフィットするカブセ式フードが見つからない。そんな折り、当ブログを見てくれているecさんが、耳よりな情報を寄せてくれた。「その手があったか!」と目からウロコのナイスアイディアだ。

Lm_00121383

【58mm径フードを内ハメ式で】
ecさんから教えてもらったテクニックはこうだ。テレコンの内径は58mm強。よって58mm径のレンズフードがはまる。少々ゆるいが、ハマるにはハマる。そこで紙テープを細く切り、テレコンの内周とフードの外周にテーピング。要は紙テープをスペーサー代わりにするわけだ。そしてテレコンにフードをグリグリ押し込むと、いやあこれが思いのほかしっかりと固定できる。いわば、内ハメ式といったところだ。

Lmimg_018532_2 そんなわけで、手持ちの58mm径フードを取り付けてみたのが上の写真だ。これはMC Biometar 80mm/f2.8用のフード。このレンズはPENTACON Sixという中判カメラ(左写真参照)用のもので、中判カメラの80mmは標準レンズに相当する。つまり、35mmフィルム換算で40mm相当のテレコン「GT-1」でもイケるのではないか、と。ちなみに、紙テープはパーマセルテープを使うことにした。パーマセルテープは剥離性がよいので、いつでも元に戻せる。しかもはがしやすい割りにほどよい粘着性もあり、この手のトライアンドエラーにウッテツケだ。もし本格的に取り付けるのであれば、ウーペを両面テープでテレコン内周に貼り付けてもいい。多少厚みのあるテープなら、フード側にはテーピングしなくてもそのままいけるかもしれない。

【ケラレとゴーストは消えるのか!?】
さて、肝心のケラレはどうだろう。以前、バトラーキャップを装着した際はさんざんな結果に終わったが、今回はどうにか許容範囲内の写真が撮れた。まずはアスペクト比4:3のサンプルから見てもらおう。

Photo02
【GR DIGITAL II 4:3】

ベランダからの花粉飛び散るナイスビューでお送りしております。手抜きサンプルですみません。それはさておき、四隅に若干ケラレがある。無視できなくもないが、カメラをやっている人なら「ケラレてるなあ」とひと目でわかってしまう。では、アスペクト比3:2ではどうか。

Photo03
【GR DIGITAL II 3:2】

右上に、ごくわずかにケラレが見える。でも、これくらいなら無視できそうだ。全面にわたっていろいろと写り込んだ写真なら、まずもってケラレが気になることはないだろう。

とまあ、そんなこんなで、ケラレないフードをテレコンに装着できるようになった。ただし、このフードを付けても赤い悪魔――ゴーストは防げない。つまり、実用的なカスタムとはいえないだろう。かといって、ドレスアップという側面から見ても微妙な姿だし……、どうしましょうか!?

唯一の救いは、革巻きアダプタとレンズフードの柄が、奇跡的(笑)にマッチしてるってところかなあ。GT-1、一筋縄ではいきませぬ。

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