GR DIGITAL カスタマイズ 2
バイクカスタムに終わりはない。ハンドルを変えればそれに合わせてバックミラーやシートを取り換えたくなる。エンジンをボアアップしたら当然ブレーキやサスペンションといった制動系を強化するのがセオリーだ。RICOH GR DIGITALだってしかり。前回のエントリーでスリットレンズフードを紹介したが、それに合わせていくつかアイテムを追加してみた。
【CPLフィルターで気分は大門軍団】先日購入したMS OPTICAL R&DのM46システムスリットフードは、分割式フードになっていてフィルターを挟むことができる。これが威力を発揮するのはCPLフィルターを装着したときだ。ファインダーをのぞくと視界の下部にスリットフードが見える。そこから向こうを見ることでCPLフィルターの効きを確認できるのだ。今回購入したのはマップカメラオリジナルのCPLフィルター(62mm径)。装着すると、西武警察大門団長のティアドロップ型サングラスみたいだ。GR DIGITALは広角寄りのレンズなので、薄枠のワイドバンドCPLの方が無難といえば無難だが、実際に撮影してみるとケラレは見受けられない。ただ、肝心の効き具合はいまひとつで、下のサンプルを見てもらえばわかるように、もう一二段色濃くなってくれてもいいような……。晴天とはいえ冬の日射しだとこの程度なのかもしれない。とりあえずはもう少し使い込んでから判断してみたい。
【ブログのおかげでストラップGET!】
当ブログは思いのほか関係者が見ているらしい。この間編集部に顔を出したら、なじみの編集者でなおかつぼくのカメラの師匠I君が、「GRD、ハマってるみたいですね(笑)。よかったら使ってください」とストラップをくれた。なんでもGR DIGITALの製品発表会で配られた非売品とか。こいつはうれしい。オールレザーでパッドにはGR DIGITALのロゴ。ジョイント部の樹脂パーツはかなりゴツめでいろいろと戦えそうだ(笑)。パッドの裏側はスウェードだが、しんなりして粉が服に付着することはない。かなり質感はいい。マップカメラ特注ARTISAN&ARTISTレザーネックストラップよりもずっと好印象だ。ちなみにこのストラップ、ARTIZAN&ARTISTのACAM-250によく似ている。リコーが別注をかけたのではないかと推測しているのだが、どうだろう。
【結局はフォクトレンダーで……】
外付けファインダはかなり悩んだ。といっても追加購入に、ではない。見た目重視でターレットファインダにするか、それとも見た目重視でフォクトレンダー(コシナ製)の28mmビューファインダMにするか……。どっちも見た目重視じゃん、というツッコミは甘んじて受け入れます。ターレットファインダの候補はロシア製のツァイスコピーとツァイス製後期型(21mm~)。気持ち的にはツァイス製に傾いていたけど、いかんせんターレットファインダは接眼部が小さいので、眼鏡使用のぼくにはつらいことが判明。いくら見た目重視とはいえ、最低限の実用性は確保したいという理由でフォクトレンダーの28mmをチョイスすることにした。
上の写真は純正オプションのファインダと比較したものだ。28mmビューファインダMは純正品よりも小ぶりで端正に見える。純正品のころんっとした見た目もわるくないが、28mmビューファインダMの方は大人っぽい顔つきがいい。肝心の見え方は純正オプション同様に文句なし。そもそも純正オプションのファインダはコシナが作っていると思われるが、それと同じくとてもクリアだ。純正品は21mmと28mmのブライトフレームが見えるのに対し、28mmビューファインダMは28mmの枠だけ。個人的にこちらの方がすっきりとして見やすい印象を受けた。また、写真のようにストロボアップも問題ない。ファインダが手前にせり出しているため発光時のケラレが気になるところだが、数枚撮影してみたところ気になるほどではなかった。
ふと我にかえると、オプションと追加アイテム代で本体価格を超えている……。でも、まだカスタムは終わりそうにない。ワイコン用にフードアダプタを追加購入して(当然革巻き予定)、さらに携帯時のバッグをどうするか画策している。ゴテゴテとくっつけたせいでこのままでは仕事用のブリーフケースに入らない。フル装備の本体とワイコンをコンパクトかつ安全に持ち歩けるスタイル。それを目下検討中だ。ミリタリーバッグを改造してGRD専用ケースに仕立てようかと思っているのだが、はたしてどうなることか……。またいずれご報告します。
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