FLEKTOGON ドーム型フードを試す
MC FLEKTOGON 35mm/f2.4を買ってからというもの、デジイチでスナップを撮るときはこいつに頼りっぱなしだ。はじめてのクラシックレンズということもあってはじめは探り探り撮っていたが、寄ってよし引いてよしの万能レンズだけに本当に使い勝手がいい。以前「FLEKTOGON 画質の研究」で書いたように、クラシックレンズはレンズフードが欠かせないという発見もおもしろかった(古参ユーザーには常識なんだろうけど)。
そんなこんなのFLEKTOGONだが、ちょっくらレンズフードを新調してみた。これまでハクバのラバーフードを使っていたのだが、こいつがどうにもイケてない(笑)。どうにかならんものか、と思っていたところ、hirobotさんから「ドーム型フードはどうですか」とアドバイスをいただき、ようやく手に入れたという次第だ。
手に入れたのはペンタックス製の「MH-RC49」だ。そもそもDA 40mm F2.8 Limited向けのドーム型レンズフードのようだが、49mm径のレンズなら問題なく装着可能。なお、取り付けはねじ込み式だ。合わせてこのフード用のレンズキャップも購入。実はこのレンズキャップ、ねじ込み式で実用としてはちょっと着脱が面倒くさい。ただ、どちらもメタル製で見た目の満足度はまずまずといったところ。レンズフードは約3000円、レンズキャップは1700円ほどだった。
ドーム型レンズフードははじめてなので、ケラレがないかちょっと心配だった。もちろん理屈の上では40mmレンズ用なので、35mmのMC FLEKTOGON 35mm/f2.4で問題なく使えるはず。実際に撮影したものが上のサンプルショットだ。プロテクトフィルターの上からドーム型フードを装着して撮影している。画像はRAWデータで、Digital Photo Professional 2.2を使って軽く調子を整えて現像。もちろんノートリミングだ。写真の出来不出来はさておき、ケラレもなくキレイに撮れている。ハレ切りできているおかげでコントラストも良好だ。しっかしこのレンズの立体感はいいなあ(笑)。
これまでレンズフードといえばラッパ型とばかり思い込んでいただけに、ドーム型フードは目からウロコの思いだ。プロテクトフィルターの上からつけているので正直レンズキャップはいらなかったかな、なんて気がしないでもないが……。クラシックレンズがおもしろいのは、創意工夫でなんとかしよう、という気持ちになるところ。現行レンズなら純正パーツが一通りそろっているので、それを購入すれば事足りる。その点クラシックレンズは純正オプションをかき集めるのが難しく、必然的に自力で対応パーツを集めなくてはならない。それを面倒な作業といってしまえばそれまでだが、そうした手間も含めてクラシックレンズの楽しみなのだろう。
Comments
こんばんは
FinePix X100用49mmはつかないでしょうか
Posted by: yuta | April 10, 2011 11:09 PM
yutaさん、こんばんは。
ファインピックスX100の純正フードはバヨネット式になります。そのためMCフレクトゴン35mmF2.4には装着できません。フレクトゴンに三穴スリット、装着できたらかっこよさそうですね。
Posted by: metalmickey | April 10, 2011 11:20 PM
こんばんは
40mm用だと画角が狭くなるからけられるのではないでしょうか
そこのところがどうもよくわかりません
Posted by: yuta | April 20, 2011 09:32 PM
yutaさん、こんばんは。
EOS 20DはAPS-C機なので、画角が「レンズ焦点距離×1.6倍」になります。そのため上記のドームフードでもケラレは発生しません。ただし、フルサイズ機と組み合わせるとケラレます。
Posted by: metalmickey | April 20, 2011 10:54 PM