Windows Live Messenger
Windows Live Messengerの正式版がリリースされたのでインストールしてみた。うざったいタブや広告は相変わらずでウンザリだったりするが、タブに関しては〈ツール〉→〈オプション〉の「タブ」で「タブを表示しない」にすればかなりすっきりした画面になる。のっけから愚痴っても仕方ないので、ぼちぼち新機能をみて参りましょう。
一番使用頻度の高そうなのがオフラインメッセージの送信だ。これはオフラインユーザーに対してメッセージを送信するというもの。ユーザーの人形マーク上で右クリックメニューを出すだけで、操作は実にシンプルだ。むろん、「フツーにメール送ればいいじゃん」というツッコミは実に理にかなっている。とはいえ、メッセージを送ろうと思ったらオフライン……野郎、5時前に帰りやがったなというときに、メールソフトに移行しなくてもそのままメッセージを送れるのはたしかに便利だ。送信したメッセージは相手が次回ログインしたときに表示される。仕事を片づけずに呑みに行くのってどうよ、と嫌味のひとつも送っておこう。なお、本バージョンの目玉機能は一般電話と通話できるという点なのだが、現時点、日本国内でこの機能は利用できないようだ。
Live Messengerでは共有フォルダが使える。これはローカルディスク上の特定フォルダをユーザー間でシンクロさせる機能だ。ブリーフケースのメッセンジャー版とでもいうべきか。昨今はFTPサーバーの使用がセキュリティ面で制限されることが多いので、こうした機能は実用的かもしれない。使い方も簡単で、ユーザー上で右クリックメニューを出して「共有フォルダの作成」をクリック。すると共有フォルダ画面があらわれるので、ここに共有したいファイルを追加すればよい。
ケータイにメッセージに送ることもできる。ドコモ、au、ボーダフォン、ウィルコムといった主要キャリアに対応。あらかじめメンバーの連絡先カードにケータイメールのアドレスを登録しておけば、右クリックメニューからメッセージ送信が行える。5時前に退社した野郎に追い打ちをかけるならこの機能が重宝しそうだ。合コン直行中の野郎に「例の件、至急FAXをお送りください」と送信して、会社に引き戻してやるがいい。メッセンジャーのネガティブな側面、24時間あなたをストーキングがよりパワーアップしたわけだ。これまで以上にメッセンジャーのIDは、ごくごく親しい人にしか教えてはいけない。むろん親しい人であっても、妻や上司に教えるのは自殺行為といえそうだ。
なお、FOMA用にLive Messengerのiアプリが登場した。ベータ版かつ先着5000名様のみダウンロード可能という限定のキツいソフトだが、うまいことダウンロードできたので稼働画面を載せておきます。恋人の会社の近くまで行ったとき、相手が仕事中だとケータイ鳴らすのは気が引けるし、かといってメールだといつ見てもらえるかわからない。そうだ! ケータイからメッセンジャーでアクセスすればデスクにいるか確認できるぞ。ってな使い方でしょうか。メッセンジャーはコミュニケーションツールというよりも、ますます粘着度の高まったストーキングツールとして進化していくようです。
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