待望の赤ライン
以前、望遠ズームを物色中と書きました。
たしかにそう書いたんですが、いろいろあって
標準ズーム狙いに路線変更です。
使用頻度の高いレンズをボトムアップしたい、
とまあそんな感じです。
候補は3つ。EOSユーザーなら誰もが
悩むラインナップでしょう。
EF24-70mm F2.8L USM
問答無用の最高級標準ズーム。
単焦点に匹敵する描写力が売りです。
スゴイけど、重い。950グラム。
ボディにつけたら鉄アレイです。
EF24-105mm F4L IS USM
F2.8Lより一段暗い。ただ、IS付きってのが売り。
テレ端も105mmまでいけるので、
これ一本でたいていのシーンは撮れる。
F2.8Lより300グラムほど軽く、
手持ちで撮るなら一番現実的な選択肢。
EF-S17-55mm F2.8 IS USM
F2.8の通しでしかもIS付き。
こいつこそ大本命かと思いきや、
型番にLが付いていない。
また、デジタル専用のFE-Sシリーズなので、
フルサイズに移行予定だと選びづらい。
望遠レンズの記事でも書いた通り、
今回のレンズ購入は初Lレンズを
もくろんでいるので、EF-S17-55mm F2.8 IS USMは
早々に候補から脱落。残るはF2.8LかF4Lか。
考え方としては望遠レンズと同じで、
明るく重いレンズを選ぶか、
暗いけど携帯しやすいレンズを選ぶか。
まいどまいどの悩み方ですね。
結論からいうと、イッちゃいましたF2.8L。
標準ズーム最高画質ってやつを
自分のボディで撮ってみたい。
(レンタルでいいじゃん)
最高を知っておくことは、仕事の上でも
役立つにちがいない。
(デジイチの仕事なんてないじゃん)
屋内撮影が多いからやっぱF2.8必須だな、と。
(ストロボ買おうよ)
ハイ、これがブツです。どうですこの迫力。レンズにEOS 20Dがぶら下がってる。そんな感じです。ちなみに、最高級ズームを手にした夢心地をソフトフォーカスでイメージしてみました。また、Lの称号赤ラインが引き立つように赤以外をモノクロ化。いやあ、ホレボレしますね(笑)。
さて、EF24-70mm F2.8L USMを買うにあたって
一番懸念したのは 金策 950グラムという重量です。
EOS 20Dに装着すると1.5キロオーバー。
手持ち撮影が多いので、正直腰が引けます。
とはいえ、EF24-105mm F4L IS USMだって
670グラムとけっして軽量とは言い難い。
仕事でF4Lをちょろっと触ったところ、
この重量ならぜんぜん手持ちでいけると実感。
ならばプラス300グラムでも大丈夫でしょ、
とF2.8Lに決定した次第です。
ただ、この判断は痛恨のミステーク!
雑誌その他でF2.8Lはヘビー級といわれてますが、
そんな表現では伝えきれないほど重いです。
バッグに入れて携帯――これはOK。
ストラップで肩からかける――これもOK。
構えたとたん、漬け物石に化けます。
ホールド中はまだマシで、プレビューを
確認しようと両手でボディをつかむと、
超フロントヘビーで落としそうになる……。
重量が気になるならEF24-105mm F4L IS USM
もしくはEF-S17-55mm F2.8 IS USMに
した方が絶対に正解! マジでクソ重いです。
でもまあ、買った手前ふりまわしますよ。
漬け物石ぶんぶんぶん!
ジムでも通おうかなあ。
画質は拝みたくなるくらいの解像力です。
そもそもレンズの画質に目覚めたのが
EF50mm F1.4 USMだったんですが、
正直、こいつを超える画質なのかちと不安でした。
が、ンナもんは杞憂。色ノリはもちろん、
解像力やボケ味も格上です。
この画質で撮れるなら重くても仕方ないか。
そんな気にさせる描写力でした。
いずれ作例なんぞもボチボチと。
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