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May 2006

May 15, 2006

悩ましい200mm

EOS 20D用に望遠レンズを買おうと思ってる。
が、これがなんとも悩ましい。候補は三本。

EF70-200mm F2.8L USM
プロの定番望遠ズーム。画質は文句なし。
これを買っておけばまちがいない。
ただ、1,310gと重い。通称鉄アレイ
20Dにつけるとフロントヘビーでバランスも悪い。
実売13万という価格も腰が引ける要因。

EF70-200mm F4L USM
実売8万ちょいと手頃な価格のLレンズ。
通称撒き餌レンズというらしい。
これでLレンズの高画質にハマり、
Lレンズ沼にずぶずぶと……。
重量705gで携帯性は申し分ない。
IS(手ブレ補正)はないけど手持ちでいけそう。
しかし、F4なので屋内撮影は苦労する。
また、二重ボケやゴーストが発生しやすいらしい。

EF200mm F2.8L II USM
単焦点の200mm。写りは70-200mm F2.8Lを
凌駕するらしい。等倍でのシャープネスがすごい。
趣味の写真なんだから単焦点もアリか、
と候補に追加。価格は実売8万程度。
重量765gで携帯性は問題なし。
ただ、EOS 20Dにつけると320mm相当に
なるので、使い勝手が気になるところ。
さらに135mm F2Lがほしくなりそうで
トータルの出費がズーム購入よりかさむ危険が。

とまあこんな具合だ。
重さに耐えられるならFE20-700mm F2.8L USM。
画質で選ぶならEF200mm F2.8L II USM。
F4の暗さに我慢できるならEF70-200mm F4L USM。
これが判断材料とわかっているのだが、
どうにも踏ん切りがつかない。
自分の用途を考えると、風景撮影オンリーでは
ないのでやはりF2.8は確保しておきたい。
でもFE20-700mm F2.8L USMの重さは
腕にこたえる。EF200mm F2.8L II USMは
単焦点レンズ沼にハマりそうでこわい。
(すでにEF50mm F1.4 USMで片足
突っこんでるし……)

仕事で使う道具なら、迷わず
FE20-700mm F2.8L USMだろうなと思う。
手持ちで手軽にスナップを撮るなら
EF70-200mm F4L USMか
EF200mm F2.8L II USMの軽さを
重視すべきだとも思う。

さてはじめてのLレンズ、どうしたものか……。

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May 07, 2006

NASでバックアップ

バッファロー「HD-HG250LA」を買った。ギガビットイーサに対応したNASだ。最近デジタル一眼レフのRAWデータがずいぶん貯まったので、バックアップ用である。

導入はひどく簡単だ。ウィザードに従ってケーブルをつなぐだけ。DHCP環境なら呆気なく接続できる。唯一注意すべき点を挙げるとすれば、共有フォルダにアクセス制限をかける際、登録ユーザーはウィンドウズ上でパスワードを設定しておくこと。これを忘れると、NAS側のユーザーにはパスワードが設定してあるのに、OS側のユーザーアカウントはパスワードなしという状態になってしまい、同一ユーザー名なのにパスワードが一致しないという矛盾が生じてしまう。要はウィンドウズ上でパスワード設定したアカウントを、NAS側に登録すればよい。

Lan01 さて、この製品には「簡単バックアップ」というバックアップソフトが付属している。NASを自動認識してそこにファイルやフォルダをバックアップしてくれるソフトだ。増分バックアップやスケジュールにも対応しているのだが、思ったよりも使い勝手がわるい。まず、タスク単位でバックアップが実行できず、設定したタスクを律儀に全部実行してしまう。今回は未圧縮で増分バックアップしてみたのだが、初回バックアップと同じぐらいの時間がかかり、パフォーマンスがどうにもよろしくない。そして極めつけはこれだ。

Lan02 なんだかフツーにバックアップ失敗してるじゃないですか! これはいただけない。遅い上にバックアップ失敗では目も当てられません。そこで別途バックアップソフトを用意することにしたのだが、改めて買うとなると、これが結構なお値段なのだ。システムバックアップではなくあくまでもデータバックアップ、要はファイルコピーに一万ちょいなんて金は払えない。いろいろネットで調べてみたら、「BunBackup」というフリーソフトが優秀らしい。早速インストールしてみた。

Lan03 素っ気ないくらいの画面だが、タスク単位でバックアップでき、増分バックアップやミラーリングにも対応。もちろんスケジュール、圧縮、暗号化もサポートしている。

Lan04_1 しかもこのソフト、機能を選択するスタイルを採用していて、必要に応じて機能を追加していくのだ。初期状態ではちょっと物足りないくらいにシンプルだが、この画面で機能をアドオンしていくことで市販ソフトに負けないくらい高性能になる。

Lan05 バックアップ先がNASということでネットワークへの対応状況が気になるところだが、問題なく保存先に指定できた。さらにネットワークログインにも対応しているから、アクセス制限をかけた共有フォルダにもバックアップ可能。ログインでモタつくこともなく快適だ。

一点だけ気になったのはフォルダの扱い方だ。たとえば、以下のようにバックアップを設定したとしよう。

バックアップ元 c:\doc
バックアップ先 f:\share

docフォルダをshareフォルダにバックアップしたいのだが、このままだとdocフォルダの内容(ファイルやサブフォルダ)をshareフォルダ内にぶちまけてしまう。docフォルダをそのままバックアップしたい場合は、「f:\share\doc」と明示的に指定する必要があるのだ。メールデータや日本語変換ソフトの辞書データのようにファイル単位でバックアップするための配慮と思われるが、フォルダ単位でバックアップする際は注意が必要だろう。

当面「BunBackup」を使っていこうと思うが、やはり釈然としないのは「簡単バックアップ」の不出来だ。NASは比較的PCスキルの高いユーザー向けの製品。そうした製品に柔軟性に乏しいソフトを付属してどうするつもりだろう。パソオタならバックアップソフトのひとつやふたつ、どうせ持ってるでしょ、とタカをくくっているのか。せめて市販パッケージのライト版を付属するぐらいはしてくれてもいいはずだ。

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May 05, 2006

HD DVDって綺麗!?

東芝が世界初のHD DVDプレイヤー
HD-XA1」を発売して早一ヶ月。
当初はさまざまな媒体で取り上げられたものの、
最近はとんと噂を耳にしなくなった。

そりゃまあそうだよな、って気がする。

実際にHD-XA1でHD DVD-ROMを観て
思ったのだが、思ったほどキレイじゃない
たしかにDVDビデオよりは格段に解像度が増し、
細部にわたってシャープネスの高さを実感できる。
でも、既存のハイビジョン映像と比べると、
正直なところ圧縮荒れが微妙に気になるのだ。

既存のハイビジョン映像というのは言わずもがな、
地上デジタル放送やBSデジタル放送のことだ。
これらもHD DVD-ROMと同様に圧縮映像にちがいないが、
テレビを観ていて圧縮荒れ、つまりブロックノイズが
気になったことはない。でもHD DVD-ROMは
細部でブロックノイズがちりちりと動き、
なんともいえず不快感が残る。
コンテンツ固有の問題という見方もあるが、
HD DVDのファーストインプレッションとして
とにかく驚けなかったのは事実だ。

DVDビデオは画質もさることながら、
VHSテープよりも圧倒的にコンパクトな
パッケージで一気に広まった。
さらにサラウンドという付加価値で
ホームシアターブームを巻き起こたことも
忘れてはならない。
では、HD DVD-ROMはというと、
大容量=高解像度映像=高画質
という図式を打ち立てておいて、
にも関わらず立ち上げ時点で地上デジタル放送に
画質で勝てないという現実がある。
DVD以上、地デジ未満。これじゃあ買う気がしない。
次世代DVDというのは画質としての
進化ではなく、単に大容量というだけなのか。
日本国内でのレコーダ待ちという現状を考えると、
このままでは地上デジタル放送の受け皿
(録画媒体)にとどまってしまう……。
H.264/MPEG-4 AVCでもVC-1でもかまわないから
手を伸ばせば届くようなみずみずしさを見せてほしい。

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