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August 03, 2005

アニメだらけのパチ業界

アイランド秋葉原店に行ってきた。

秋葉原ドンキホーテの1F、B1にあるホールだ。とある情報筋から最近有名なスロプロが入り浸っているらしいと聞きつけ、それならば優良店にちがいないと例によって安直カモネギなオレなのであった。

現地に着き、ありえないものを目撃する。ホールの入り口でフリフリ衣装のコスプレ姉ちゃんが、そこにいるというだけでも衝撃的なのに、変な曲にあわせて踊っていた。ホールに入るには、この横を通りすぎねばならぬ。

なぜ、こんな辱めを……。

メッセサンオーに入店するような恥ずかしさ。別に萌え萌えエロゲーを買いに行くわけではない。ただ打ちに行くだけだ。自分にそう言い聞かせ(言い聞かせないと足が動かない)、Dancingコスプレ姉ちゃんの横をうつむき加減にそそくさと入っていく。ツライ、ツラすぎです。

スロットはB1フロア。設置台数は大規模店舗並みなのだが、狭いスペースに台を詰め込んだような印象。ちょっと落ち着かない。いや、落ち着かない原因は別のところにあった。女性店員がみなメイド服なのだ。そりゃまあアキバだし、さもありなん、ということなのだが、猫耳でないのがせめてもの救いか。

このホール、どういうわけか銭形がやけに多い。いまどき30台設置は異例のこと。しかも、リオデカーニバルも29台と大盤振る舞い。さらに十字架スーパーブラックジャック777という旧機種を新規導入するという。ともに萌え萌えアニメキャラをモチーフにした台。秋葉原という場所柄を憎たらしいほど意識した経営だ。1Fのパチンコホールを徘徊すると、エヴァンゲリオンがやたらと多い。全70台。パチンコホールの半数近くがエヴァ。通常のホールは海物語系が一番多いのだが、このホールの大海物語はわずか14台のみ。総じていえることは、アニメキャラの機種が圧倒的に多いのだ。秋葉原にもずいぶんとホールが増えたけど、ここまで確信犯的なホールはめずらしい。ていうか、平常心で打てないんですけど……。

結局この日、まったくコインを流せずに投了。場の空気に完全に飲まれてしまった。ただ、客層を観察すると、大半の客はあまり粘らない。ちょろっと出してすぐにコインを流してしまう。店側が高設定を投入さえすれば、ハイエナできる可能性大。ただ、例によって時間帯でかっちり枚数規制している様子なので、終日打つのは厳しそうだ。本当に優良ホールなのか。スロプロが入り浸っているという情報は正しかったのか。それは、かなり疑問。ただ、怖いモノみたさで遊びに行くにはちょうどいいホールだ。

アイランド秋葉原店、異例なホールだが、ある意味パチンコ業界を象徴しているかもしれない。昨今の機種はアニメとのタイアップばかり。北斗はいうに及ばず、エヴァ、銭形、サイボーグ009、巨人の星、ウルトラセブンに仮面ライダー。リオや十字架はオリジナルキャラだが、すさまじく萌え萌えだ。アニメオタクは自分の趣味のために湯水のごとく金を使う。いまやパチンコ業界のメインターゲットは、オタク。無垢で内向的な少年たちの、懐をごっそりかすめようという策略だ。該当者は、気をつけろ!

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