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April 2005

April 28, 2005

7.0へダウングレード

Adobe Acrobat 7.0 Elementsをダウンロード購入した。すでにAcrobat 6.0 Standardを持っているのだが、たしか7.0はスキャン時に水平方向の補正機能があったはず。実はスキャンデータからPDFを作成する際、ちょっとした傾きが気になってしかたなかった。そこで4900円とお手頃なAcrobat 7.0 Elementsを手に入れて、スキャニングの手間を軽減させようという目論みだ。

abt70 が、しかし、いざAcrobat 7.0 Elementsをインストールしようとすると、左のようなメッセージが出てインストールできない。6.0 Standardの方が7.0 Elementsより高性能なので、結果としてダウングレードになってしまうという判断なのだろう。折角購入したのにインストールしないのはもったいない。とりあえず別のパソコンにインストールして起動してみた。

abt7002 これが起動時のメインメニューだ。Elements(要素)というだけあって、シンプルなメニューがあらわれる。各アイコンにはPDF作成の手段が書かれており、右クリックメニューやプリンタドライバでPDFが作成できる。この時点で少しいやな予感がしてきます。えらく初心者向けじゃないですか。Acrobatシリーズはもっと取っつきにくい顔つきだったはず。こんなことで大丈夫なんでしょうか。

abt7003 〈次へ〉ボタンをクリックした画面がこれだ。PDFに変換したいファイルを選び、セキュリティ設定などをもろもろ指定。これでPDFファイルが完成するというわけだ。もうお気づきでしょう。Adobe Acrobat 7.0 Elementsには、画面上部にツールボタンが並んだいわゆる「ウィンドウ」というものがありません。当然ながらスキャンデータの水平補正も不可。これは7.0 Standard以上の機能ってわけですね。つまり、Standard以上のバージョンはPDFを作るソフトですが、ElementsはPDFに変換するだけのソフトのようです。

そんなわけで4900円をドブに捨てることになりました。ていうか、この程度の機能なら他社のPDF作成ソフトの方が安い。いや、フリーウェアで十分……かも。安物買いの銭失い、なんて言葉が胸の内を去来します。合掌。

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April 27, 2005

不満噴出

トレンドマイクロが大変だ。
パターンファイルの不具合でCPU負荷率が100%になり、
パソコンが動かなくなってしまう。オオゴトなのである。
ウチのメインPCもウイルスバスター2005が稼働しているが、
日頃の朝寝坊が功を奏し、問題のパターンファイルを
ダウンロードせずに済んだ。遅起きは三文の得、である。

さてそのトレンドマイクロだが、社長は問題解決するまで
月給を594円にするそうだ。この594円という中途半端な額は
パターンファイル「2.594.00」にちなんだもの。
なにしろワクチン投与でパソコンが仮死状態に
陥るわけだから、その責任は重い。
朝日新聞は薬害ではないか、と報じたほどだ。

しかしこの大騒ぎ、問題の根幹は
パソコンのフリーズにあるのだろうか?

トレンドマイクロの一件は人為的ミスの積み重ねで
たしかに責任重大だ。とはいえ、その後の対応は
思いのほか迅速であり、全国無料出張サポートや
パターンファイル問題修復ツールCD-ROMの
配布も開始するという。大きな問題と引き起こしても
その後の対応が真摯なら、企業評価は上がるはずだ。
にもかかわらず、トレンドマイクロへの風当たりは強い。
冷静に考えてみれば、この手のトラブルは日常茶飯事。
某社OSの修正ファイルがかえって問題を引き起こしたり、
ウェブブラウザの致命的な脆弱性が長らく放置されていたり、
程度の差こそあれ、パソコンというプロダクツは常に不完全だ
その不完全さに対するユーザーの不満、それが今回の一件で
爆発したように思えてならない。

高い金払ってこのザマか!
いい加減、ちゃんと動けよパソコン!!

パターンファイルがフリーズを引き起こした
こと自体が問題なのではない。
パソコンがいつまでも、不完全であることが罪なのだ。

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April 25, 2005

No cycle

大モノを処分しようと思っている。
床を占領する古い家電やパソコン。
ドンとまとめて捨ててやる!
そして新しいブツを買いまくるのだ!!
と意気込んでいる。
処分したいアイテムは以下の通り。

14型テレビデオ(10年モノ)
第2世代iMac(6年モノ)
自作パソコン2台(4~5年モノ)
EIZO 19型CRT(7年モノ)
ニコン銀塩一眼レフ(6年モノ)

その他にもPC用スピーカーとか電気スタンドとか、
捨てたいモノは数え切れないほどある。
家電リサイクルやPCリサイクルのせいで
捨てるに捨てられず、かといってリサイクルは
メーカーがまちまちなので手続きが面倒……。
そんなわけでリサイクルショップに出張買取を依頼してみた。
もちろん買取で儲けようなどとは考えていない。
タダでいいから持っていってくれ、という腹づもりだ。

一軒目は立て板に水だった。
「どの商品も古いですね。うちでは買い取れません」
二軒目も似たような対応。
「お伺いしても、すべて処分の対象だと思います」
処分でいいから持っていってくれと頼むと、
1個あたり3000~4000円の費用をふっかけてくる。
要は買い取れないものを引き取りに
出張する気はない、というわけだ。

なんかこう、違和感がありませんか?

リサイクルショップって、不要品を引き取って
キレイに再生して商品として甦らせる、
という業種だと思っていたんですが……。
リサイクルショップのホームページを見てみると、
どうも最近はそういうことではないらしい。
新品同様でまだ捨てるには惜しいモノを
安く買い取って、それと高く売るという印象。
リサイクル(再生)というよりも、
単なる中古販売って感じでしょうか。

また、家電リサイクルやPCリサイクルも
メーカーによって温度差があって、
ウェブ上から簡単に申し込めるメーカーもあれば、
階層の深いページにひっそりと掲載して
やる気なさそうなメーカーも少なくない。
その点ブックオフはかなり潔い。
いらないものをドンとまとめて送ってください。
買い取れるものは買い取ります。
買い取れないものは返却するか
こちらで処分いたします。というスタイル。
宅配で送る際も着払いでいいし、
良心的かつ理想的なリサイクル業だと思う。

いらないものを捨てる。
それすらできない世の中ってどうなの!?

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■■後日談■■
小さなリサイクルショップに電話してみた。
商店街から一本奥まった道沿いにあるような、
他人事ながら商売になるのか不安になる店だ。
電話をかけるとアジアンテイストな女性の声。
やはり年式が古いので買取はできないという。
しかし、処分なら出張費(2000円)でOK、と。
待つこと30分。中国人と思わしき家族がやってきた。
お父ちゃん、お母ちゃん、その娘。
電話の話通り、わずか2000円で
すべて快く引き取ってくれた。
オレのiMacは中国人留学生の安アパートで
第二の人生を送ることだろう。
テレビデオはイスラム系の男たちに
取り囲まれるかもしれない。
リサイクルってこういうことだよな、と思った。

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April 04, 2005

FOMAにしないワケ

そろそろFOMAに乗り換えようかと思った。
周知の通り、NTTはPHS事業の新規契約を停止。
今後はPHS事業そのものから撤退するつもりらしい。
既存のPHSユーザーはFOMAおよびムーバへの
乗り換え優遇措置がとられる。
以前ここに書いたように僕は@FreeDを使っているので、
これを機会にFOMAに乗り換えようという腹づもりだ。

実のところテレビ電話に興味はない。
おサイフケータイはあるなら使ってみるか、という程度。
安い通信費は少し惹かれるけど、いわゆるFOMAらしさに
あまり期待はしていない。求めているのは一点、
PC接続時の高速データ通信だ。
それほど熱心なモバイルユーザーではないが、
年に数度、出先で通信する必要がある。
そのたった数度のためにPHSに高い金を払ってきた。
FOMAに乗り換えて通信コストを抑えようという算段だ。

PHSユーザーがFOMAに乗り換えると、
本体2万円分のクーポン券が利用できる。
2万円の割引は小さくない。ただ、新規契約となるため、
手持ちのムーバがムダになってしまう……。
FOMAとムーバを同時に持つ必要はないので、
PHSをFOMAをに乗り換え(新規契約)、ムーバは解約。
こんなプラニングでドコモショップに向かった。

でもね、一気に心は萎えました。

ドコモショップの本体販売はいわゆる定価販売なわけで、
だいたい3.0~3.5万円もするわけですよ。
2万円のクーポン券があっても1万円以上の出費。
いや、たしかに量販店のFOMA新規契約よりも
安く導入できるけど、僕の中の皮算用では
ぜんぜん釣り合いが取れてない。お得感がない。
だって、FOMAのデザインって全機種こぞってダサいでしょ。
しかも新規契約だから番号変わっちゃうでしょ。
1万円以上も追銭してまでFOMAにしたくない。
グダグダな気分でPHSの解約だけお願いしてきました。

で、モバイル時の通信手段はどうするか。

実はいいサービスがあるんですよ。
bモバイルhours。こっそり心待ちしていたサービスです。
これはPHSと無線LANアクセスポイントを合体した通信サービス。
自動的に利用可能なデバイスで通信してくれます。
街中なら無線LANアクセスポイントに自動接続。
無線LANの使えない環境ならPHSで自力発信。
PHSと無線LANの切り替えは完全自動だから、
使い勝手はかなりいいです。
これまでこのサービスは6ヶ月パックと1年パックしか
販売されておらず、ヘビーモバイラー以外は
手を出しづらい価格(5.5~9.5万円)だった。
bモバイルhoursは150時間で29,800円
1日2時間使ったとして75日は接続できる。
長期出張はもちろんだけど、夏期休暇中も
ネット接続を確保したい、なんて用途に最適です。
そしてもうひとつ、このサービスには大きなメリットがある。
それは買い取りという考え方だ。
契約という概念はなく、パックを買ってシリアルナンバーを
入力するだけでいい。契約しないから解約も不要だ。
継続利用したい場合は更新パックを購入する。
たしかに約3万という価格はお安くない。
でも大して使いもしないPHSに、毎月だらだらと
通信料を支払うことを考えれば遙かに割安だ。

そんなわけで、FOMAは当分見送りです。
FOMA版preminiでも出れば、また考えてみようかな。

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