高画質という価値
Canon EOS 20Dを買って一ヶ月、幾度か撮っているうちに
デジタル一眼レフの良さがわかってきた。
正直なところ、買った当初はその価値がピンとこなかった。
800万画素という高解像度、多彩なレンズによる表現力は
デジタル一眼レフならではだけど、だからどうした!?という感じ。
所詮はオーバースペック? 宝の持ち腐れ!?
オレには使いこなせないのか?
そんな気がしないでもなかったが、
レタッチに着手したとたんその価値がわかった。
今回レタッチしたのはX'masイルミネーションの画像。
闇の中に小さな明かりの群れが写っている。
それはそれでキレイなのだが、まあどう考えても暗すぎる。
そこで明るさを大幅に上げ、さらにトーンカーブで微調整。
色合いと色の濃さをいじって好みのカラーに仕上げる。
で、そのとき気づいた。通常ならあるはずのアレがない。
そう、暗所ノイズ。
暗い画像を明るくすると、通常はノイズが目立って
思い切ったプラス補正がむずかしい。
ところがEOS 20Dで撮った画像は
大胆にプラス補正してもノイズが目立たないのだ。
しかも真っ暗と思っていたところもちゃんとデータが残っていて、
明るくすると全体像がきれいに浮かび上がる。
白飛びさえしなければ、パソコン側でかなりの補正が可能。
これこそが高画質という意味なのだと実感した。
また、EOS 20Dには「Digital Photo Professional」という
画像補正ソフトが付属していて、この使い勝手がかなりいい。
しかもRAWデータの加工もできるスグレモノだ。
まあ、論より証拠。HPに画像をアップしたので、
興味のある方は見てやってくださいな。
プロ(およびハイアマチュア)向け機器は、
一線を一気に越えられるのが魅力。
分不相応なんて弱腰にならず、
ガツンとプロ画質を堪能してみては!?