回転する陰毛
ダイソンの掃除機を買った。
購入したのは先月の下旬。
元来掃除がきらいなので、
買ったまま物置に寝かせておいた。
このところダイソンの掃除機は注目度が
高いらしく、セブンイレブンの感謝フェアの
賞品にもなっているようだ。
そういうことであれば、そろそろ使わないと。
ていうか、たまには部屋の掃除しないと。
てなわけで、ダイソンDC12animalproのレビューです。
ダイソンの最新モデルは3種類ありますが、
基本性能はいっしょ。付属品がちがいます。
ベーシックモデルDC12は本体のみ。
ミッドレンジのDC12allergyにはフトンツールが付きます。
最上位機種のDC12animalproにはさらにソファツールが付属。
フトンツールはごくシンプルな吸引口なので、
DC12allergyを買うくらいならDC12で問題ナシ。
DC12animalproに付属するソファツールは
布張り家具に適した吸引口で、そこそこ凝った
仕組みになってます。要はソファに付着した
ペットの毛を吸引するためのものですね。
ウチにはペットはいないけど、
ギミック好きなのでDC12animalproにしました。
さて、肝心の吸引力。これは強烈のひと言ですよ。
パワーボタンは強・弱の二段切り替えで、強にするとマジで強力。
それはもう、まるで宿便を取るような勢いなのさ。
ウチは2LDK(68平米)なんだけど、
全部屋掃除する間に2回もダストを捨てました。
これまでちゃんと掃除したつもりでいたけど、
案外ホコリだらけだったわけですね。
吸引パーツの横幅は国産掃除機にくらべて
やや小さめ。実のところ、これが気になって
購入をためらっていました。
ヘッドの横幅が小さいと何往復もしないといけない。
ワンルームならいざ知らず、2LDKだと
一気にガーッと掃除機をかけたいわけです。
でも、実際に使ってみるとまったくの杞憂でした。
むしろ小回りがきいて部屋の隅まできれいになる。
細部まで考え抜かれた構造です。
この掃除機のウリはルートサイクロンテクノロジー。
吸引したダストをタービン内で回転させ、
集塵性能を落とさずに掃除できるというものです。
ちなみにタービンは透明なので、
吸引したダストの回転する様子がよく見える。
そう、絨毯の上を凝視すると必ず見つかるアレが、
タービンの中でグリングリンまわってます。
自身が振り回されているようでちともの悲しい……。
そんな切なさもダイソンの魅力でしょうか、なんてね。
この他、収納時にコンパクトになったり、
モーター音を電話で聞かせると自動診断してくれたり、
いろいろと便利な機能が盛りだくさんです。
そのわりにマニュアルはごくシンプルで、
さらっと読み流せばすぐに使える。
さすがは家電、ユーザーフレンドリーって感じです。
ただ、この掃除機はどう見たってギミック満載だし、
いわゆるウンチク系アイテムだし、
もっとコテコテのマニュアルで突っ込んだ使い方を
指南してほしい、というのが本音だったります。
まあ、モノオタクゆえの倒錯ですが。
DC12animalproはおよそ8万円とお高いです。
でも、国産サイクロン掃除機だって5万円ほど。
そこまで出すなら一番上を狙った方がいいかも。
ここしばらくは掃除が楽しくなりそうです。
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