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September 2004

September 26, 2004

もうレザーブーツに戻れない!?

スニーカーを買った。
これまでレザーブーツばかり履いてきたけど、
ふと楽なシューズがほしくなり、
New Balance M576 leather cordovanを購入。
足入れのスムーズさといい、軽さといい、
新品初日からフィット感バツグンで目からウロコだ。

ここ数年、C Diemのシューズがお気に入りで、
年に1~2足ペースで買い足してきた。
C Diemのシューズはつま先のそりや
レザーの加工具合が絶妙なのだが、
甲高の日本人には木型がいまいち合わない。
正直いって、履き心地は最悪。
時間をかけてムリヤリ足になじませる感じだ。

でもね、C Diemのシルエットってマジでいいのよ(笑)。

そんなわけで、新品のシューズ=履きづらい
と思い込んでいただけに、スニーカーの楽ちんさは新鮮。
初日から靴擦れせずにガンガン歩けるし、
脱いだり履いたりもスムーズだし、
この秋はさらに数足スニーカーを買いそうな気分だ。
それともうひとつ、スニーカーの隠れたメリットを見つけた。
普段、ジーンズやパンツはブーツに合わせて
レングスを数センチほど長めに取ってある。
ただ、ヒールの低いシューズを履くこともあるわけで、
そのときは裾の長いパンツは穿けない。
すごく面倒な話なんだけど、このシューズのときは
あのパンツとこのデニム、あっちのブーツのときは
あれとそのパンツ、といった具合に
パンツとシューズの組み合わせが決まっているのだ。
その点スニーカーは甲高だから、長めのパンツでも
くるぶしのあたりでうまくたるんでくれる。
スニーカーならどんな丈のパンツもOK。
これはちょっとした発見だった。

もちろん、プーマやコンバース、オニツカタイガーみたいに
スリムめのスニーカーはパンツの丈を選ぶと思う。
でも、ナイキ、ニューバランスあたりの
ゴツめのブランドならどんなパンツでもうまくたるむ。

こんなに便利ならもっと前から買っておけばよかった。

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September 22, 2004

羽幌炭坑の怪

20040922.jpg

稚内と石狩の中間に、羽幌と呼ばれる小さな町がある。
羽幌は知る人ぞ知る町だ。アンモナイトや二枚貝の化石が
数多く出土し、その手の研究者がよく長逗留している。
また、天売島行きのフェリーの出航地としても有名だ。

そしてもうひとつ、羽幌は廃坑の町でもある。

海岸から十数キロ、細い道を山側へ向かうと、
筑別炭坑、羽幌炭坑、上羽幌炭坑がある。
この三つを総称して羽幌炭坑を呼んでいる。

正確には、呼んでいた。

羽幌ユースホステルのペアレント(オーナー)に
羽幌炭坑の正確な位置を尋ねる。
あんたも物好きだね、そんな顔つきで
彼は炭坑の場所を教えてくれた。
かつてはホステラー(宿泊客)を廃坑に
案内していたこともあったらしい。
ただ、突然気分のわるくなる者、
「もうこれ以上先に進めない!」と
騒ぎ出す者など、いわゆる霊におびえる
者が続出。最近は案内をやめてしまったという。
産業遺跡にはありがちな話だ。

その日は朝から雨だった。

断続的に強い雨が降る。
やむと雲のすき間から、
初秋の日差しが照りつける。
喜怒哀楽の激しい天気だ。
相棒の運転するレンタカーで奥地へ進む。
進むに連れ、相棒の愚痴が増える。
道が狭い。これじゃあ離合できない……。
おびえを愚痴でごまかしているのだろう。
なだめながら先を急ぐ。
廃屋が見えてきた。炭坑住宅跡だ。
見た目はただのあばら屋だが、
暗い年月があたりに降り積もる。
炭坑鉄道、選炭場の跡も点在する。
遠巻きにして写真を撮る。
建物のそばに近づけても、
さすがに中に入るのは気が引ける。
黒ずんだ建物の上空を、厚い雲が通りすぎる。
雨粒が草木をゆらす。張りつめた空気は、
霊感がなくても感じ取れる。

無人団地へクルマを進める。
細い獣道の両脇に、4階建ての団地が並ぶ。
廃坑といっても、羽幌炭坑は昭和40年代まで
使われていた。生活臭の残滓が見える。
獣道に踏み込もうとしてとき、突如強い雨が降る。
あわててクルマに引き返す。近寄るな、という警告……。
そんな気がして相棒とともにしばし黙り込む。

白いライトバンが忍び寄るように現われた。

息を呑む。ライトバンは我々の隣に停車した。
ドライバーがパワーウィンドウを下げる。
そして僕を見てニタリと嗤う。
あんたも好きだな。きのこ取りだろ?
おっさんはクルマごと獣道に突っ込んでいく。

雨降り仕切る羽幌の無人団地、
それは地元民しか知らない極上のきのこポイント。

産業遺跡なんて、その程度のモンだ(T_T)

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September 21, 2004

ノートPCはトラベルグッズか

旅先でまでネット接続しなくてもいいじゃない!?
まあ、そんな気がしないでもないが、
長期の旅行だとネットはかなり重宝する。
モバイルノートの広告なんかで
「旅先の情報をネットでゲット!」
なんてのがあるでしょ。
ソニーなんかが好んでやりそうな
シチュエーション提案型の広告。

あれってけっこう真実です。

今回の旅行は行けるところまで行って
駅の観光案内所で宿を手配、
という行き当たりばったりの旅でした。
観光案内所は5時ぐらいに閉まるので、
それまでに大きな駅に着けないと大変。
実際、間に合わない方が多かった。
顔を引きつらせながら近隣の旅館やホテルを調べ、
電話をかけたり直談判したり……。
草原なんかで夕陽に見とれていると、
その後宿の手配で痛い目に遭う。

ていうか、遭った(T_T)。

前泊地でネットが使える場合は
行き先周辺の宿をピックアップして、
事前に電話予約できる。
新富良野プリンスなんかは
ネット予約できるし、航空券だって
ネット予約ならチケットレスでいける。
ネット予約しないまでも、空席空室情報を
調べられるのはありがたい。
礼文島行きフェリーの時刻表を調べるときも
重宝したし、礼文島の宿がいわゆる
離島プライスだということもネットでわかった。

つまりね、バイオ type U はアリだぞ(笑)。

事前にしっかり予定を立てる人には
不要かもしれないけど、行き当たりばったりの旅を
少しでも快適にしたいなら、ノートパソコンは頼りになる。
竹内君も京都に行くときは是非(^^)

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September 20, 2004

つながらない北海道

PHSカード持参で挑んだ北海道、
やはり手強い土地でした。
札幌、稚内、帯広など、
いわゆる都市部はつながります。
より正確にいうと、都市部と
そこにつながる国道沿いは通信可能。

それなら問題ないでしょ。

と安心するのは早計なんですよ。
もっとも顕著だったのが富良野での出来事。
この日はフンパツして新富良野プリンスに
泊まったんですが、これが笑っちゃうほどつながらない。
PHSはもちろん、携帯だってアンテナ1本。
ちなみに新富良野プリンスは富良野の中心部から
クルマで5分ほど。都市生活者の感覚だと
つながって当然なんですが、北海道だと
クルマで5分も走れば結構な距離になる。
楽勝でエリア外なんですなコレが。

ビジネスホテルに泊まれば
何らかのインターネット接続サービスが使える。
ただ、このビジネスホテルってのが案外少ない。
北海道は観光地=ビジネス拠点でない
ところがツライですね。
今回よく使ったのは温泉併設の宿泊施設。
観光地まで行って飛び込みで泊まれるのが
メリットなんだけど、当然ビジネス拠点からは
離れているのでネット接続不可。
メールチェックできずに数日経過
なんてことは当たり前でした。

出先からblogを更新しようともくろんだものの、
2~3日目で「そんなの絶対ムリ」と確信。
メールだってチェックできればラッキーぐらいの感じでした。
仕事抱えたまま北海道旅行はムリですね。
ていうか出発前に入稿しなくちゃ(笑)。

いま思えば、アナログモデムが一番確実だったかも。
アクセスポイントさえ事前に調べておけば
離島からだってアクセスできる。
56kあればウェブ表示もかろうじて可能だし、
北海道は海外モバイルのノウハウで
乗り切れ、って感じでしょうか。

ていうかさ、ホテルと名の付く宿は
せめてLAN端子ぐらい用意してよ。
無線LANとまではいわないから。

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September 19, 2004

旅先におけるデジタルカメラ

北海道をまわって思ったこと。
とにかくデジタルカメラ尽くめだった。
猫も杓子もデジカメ。おばちゃんだって
じいちゃんだってデジカメなのだ。
観光スポットに行くと「すみません、
シャッター押してもらえますか」と
頼まれるわけですが、銀塩コンパクトは
1台だけ。あとはすべてデジカメでした。

で、問題はメモリカード。

3~5泊のパックツアー客は
大容量メモリカード1枚で事足りるけど、
長期滞在のバックパッカーは到底ムリ。
それでも大半の人は不要画像を削除して
やりくりしていたようです。
今回レンタカーを運転してくれた相棒は、
「128MB1枚で2週間乗り切ってみせる!」
と言い切り、アングルを練りに練って
ベストショットを1枚だけ撮るというスタイルでした。
まあ、見るに見かねてオレのノートパソコンに
転送してあげたけど。

実際のところ、ノートPC持参でまわっている人は皆無。
メモリカードリーダー搭載ポータブルHDDなんて
誰も持っていませんでした。これが現実ってヤツですね。
そんな中、おもしろい使い方をしているチャリダーと遭遇。
彼はメモリカードが満杯になるとDPEショップに立ち寄り、
残したい画像をその場でプリントアウトしていました。
プリントの質もよく、即戦力になる使い方だと思います。
正直なところ、家庭用プリンタで出力するよりも割安かも。
なにせ専用光沢紙とインクはバカ高ですから。

てなことを書きつつ、ピクサス990iを買ってしまったオレって……。

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September 17, 2004

引き戻される強引に

さすがに2週間の休暇ともなると、
現実生活への復帰に時間がかかる。

なんてことはない!

大量のメールをさばき、
山積みの書類に目を通し、
打ち合わせをこなし、
スロットでさっくり6万負け、
もうすっかり目が覚めました。

HPに旅行中の写真をアップしました。
興味のある方はどうぞ。

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September 16, 2004

雲がきれいだ

20040916.jpg

約2週間かけ、北海道をまわってきました。
詳細はおいおい書くとして、今回の収穫は雲。
ワイドな視界に群がる雲は、本州で見るそれと
まったくの別物でした。デジタルカメラの
画像をチェックしてみたら、大半が雲の写真。
写真自体はきれいなんだけど、
撮影場所がぜんぜん思い出せない……。
もう頭ボケボケです。

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