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May 18, 2016

「作品づくりが上達するRAW現像読本」電子版発売です!

本年1月に発売した「作品づくりが上達するRAW現像読本」の電子版が発売になります。おかげさまで本書は重版もかかり、最近ぼくが書いた本ではスマッシュヒットとなりました。海外在住の日本の方から「電子版は出ないのか?」とリクエストをいただいておりましたが、やっとお応えできることとなりました。

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●玄光社「作品づくりが上達するRAW現像読本」 澤村 徹 著
Amazon KindleヨドバシカメラマガストアeBookJapan雑誌オンライン
楽天ブックス富士山マガジンサービス

Kindleをはじめ、各種電子ブックサービスにて取り扱いがあります。普段使われているサービスにてご注文ください。タブレットで本書を見ながらパソコン画面のLightroom操作、なんて使い方がいい感じですね。ぜひご高覧いただけると幸いです。


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May 13, 2016

香港ワークショップ開催のお知らせ(Turtleback)

先月の後半、香港に行ってきました。「澤村が海外なんてめずらしいなあ」と思った人も少なくないでしょう。ぶっちゃけすごく久々の海外でした(笑)。何故このタイミングで香港に行ったのかというと、とあるイベントのための下見です。Turtleback社から香港でオールドレンズワークショップをやらないかと声がかかり、いよいよその募集がスタートしました。

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Leica M + Summarit 5cmF1.5

●Turtleback オールドレンズ・ワークショップ
澤村 徹と行く香港ワークショップ
日程:2016年11月3日~6日(4日間)

詳細は専用サイトをご覧いただくとして、ざっとこのワークショップの特徴を紹介しましょう。今回の香港ワークショップは、4日間に渡り、澤村といっしょに香港のオールドレンズ撮影向けのスポットをみっちりとまわります。現地スタップは香港在住数十年という現地に精通したオールドレンズファンで(みなさん日本人ですが、中国語と英語がぺらぺらです)、彼らと澤村で撮影ポイントを厳選しました。香港らしさという観点、オールドレンズ撮影向きという観点、この双方から撮り甲斐のあるポイントを選んでいます。先方からの候補地リストを元に、澤村からも「ここは絶対撮りたい!」とリクエストを加え、自信たっぷりの撮影コースに皆さんをお連れします。

主催のTurtlebackは、iPhoneにオールドレンズを付けるアダプターを製造販売している会社です。こんなもんを作るくらいですから、中の人はオールドレンズにどっぷりです(笑)。オールドレンズ好きがオールドレンズ好きのためにワークショップを開催するわけですから、おもしろい内容になって当然です。そうは言っても学生の課題ではありませんから、撮ってばかりの強行軍というわけではありません。適宜、ランチや休憩時間を設け、高齢の方でも気持ちよく撮影を楽しめるルートを作りました。初日と最終日には懇親会をセットして、オールドレンズ談義に花を咲かせる時間もたっぷりあります。

今回、参加メンバーをしっかりサポートしていきたいので、最大参加人数は抑えめにしています。ご興味ある方、ぜひ早めにお申し込みいただけると幸いです。

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February 29, 2016

CP+2016 オールドレンズトーク ご来場ありがとうございました!

遡ること6年前、CP+エンジョイフォトステージに登壇したことがあります。まだカメラ・写真業界で仕事をはじめたばかり。右も左もわからぬまま、ステージに引っ張り出されました。お題目はデジタルカメラのドレスアップ。いま以上にドレスアップがマニアックだった時期です。広い会場にお客さんは数えるほど。しかもその半数は知り合い。無名ライターの現実をまざまざと思い知りました。

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そして2016年、再びエンジョイフォトステージからお声がかかりました。今回のお題目はオールドレンズ。6年越しのリベンジです。あの惨敗以後、オールドレンズライフを5冊出し、写真講座オールドレンズパラダイスは10期を迎え、多少は名が売れたようなそうでもないような(笑)。果たして会場はお客さんで埋まり、それはそれで緊張を強いられるトークイベントとなりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

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普段、CP+は初日のみ取材することが多いのですが、今年は3日通いました。曜日によってお客さんの層が異なり、カメラファンの多様性が感じられますね。心残りはペンタックスK-1に触れなかったことです。ずうっと長蛇の列でした。発売されたら量販店行ってきます(笑)。

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February 28, 2016

CP+2016 KIPONブースでまさかのライカMフォーカルレデューサー

土曜日の晩、KIPONのCEO、張曉明氏と雑談しているときのことだ。「明日、もう一度ブースに来なさい。そうしたらいいものを見せてあげるから」と。さてはて、と思う。すでにCP+の初日、KIPONの新製品と今後の動向についてはみっちりと話を聞かせてもらった。オフレコな話だってたっぷりと聞いた。もちろん開発中の製品はいろいろあるだろうが、マスコミに出せるネタはおおむね聞き出したつもりだ。

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そしてCP+最終日、KIPONのブースに行くと、こんなものが待ち構えていた。富士フイルムのX-T1にライカMレンズが付いてる。要はライカMマウントアダプター。どうということのないセットアップだ。ただ、マウントアダプターの形状が明らかに試作品で、なおかつ既存のKIPON製品では見たことのないデザインだ。

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マウントアダプターを単体で見せてもらう。そして絶句した。ライカMマウントアダプターに補正レンズが組み込まれている。これは、ライカMマウントレンズ用のフォーカルレデューサーだ。APS-C機でライカMマウントレンズをフルサイズ相当で使えるマウントアダプターである。倍率は0.65倍。X-T1の場合、1.5倍×0.65倍=0.975倍となる。周知の通り、フォーカルレデューサーは一眼レフレンズ向けの厚みのあるマウントアダプターがベースになる。ライカMマウントアダプターは薄く、到底レンズを組み込む余地などない。でも目の前のライカMフォーカルレデューサーは、現に5枚のレンズが組み込んであるという。

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ライカMフォーカルレデューサーを裏面からみたところだ。後玉は四角くカットされ、しかも大きく後方に飛び出している。この補正レンズが、APS-C機のイメージセンサーぎりぎりまで降りてくるわけだ。マウントアダプター自体を回転させるとイメージセンサー外周と干渉するため、、2ピース構成でスピゴット式になっている(補正レンズ部分を回転させずに固定できる)。そして極めつけが、この製品は電子シャッター専用だという。要は補正レンズ後玉の位置がぎりぎり過ぎて、物理シャッターを切ると干渉してしまうのだ。改造Gホロゴンとかミラーアップ用広角レンズと似たような取り付けおよび操作となる。

ライカMマウントアダプターの厚みにフォーカルレデューサーを組み込むなんて、ネタとして思い描くことはあっても、それを実現化するメーカーがあるとは思いもしなかった。技術的に相当な苦労と課題があったはずだ。KIPONはBaveyes、HandeVisionとレンズ畑に裾野を広げるようになってから、何か一線を突き抜けたような気がする。

フォーカルレデューサーはレンズが一段明るくなる。このライカMフォーカルレデューサーにノクチを付けたら、どんな絵が撮れるだろう。試したいことがまたひとつ増えてしまった。

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CP+2016 エンジョイフォトステージ「オールドレンズを楽しもう!」

本日、CP+2016エンジョイフォトステージにて、「オールドレンズを楽しもう!」というタイトルで登壇します。大きい会場でのトークは久しぶりですね。一昨年の新宿クラシックカメラ博以来でしょうか。今回はオールドレンズの写りを中心にお話しします。あと、ぼくのオールドレンズとの出会いとか、失敗談とか、小ネタも所々に挟みつつの楽しいトークにしたいと思っています。会場は会議センターです。メインホールとは異なるので注意してください。桜木町から来ると、突き当たりを右に折れたところが会議センターです。たくさんのご来場、お待ちしております。

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α7II + Tessar 50mmF2.8

●CP+ 2016 エンジョイフォトステージ「オールドレンズを楽しもう!」
2/28(日)12:20~13:20 場所/会議センター 304

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February 26, 2016

澤村的に大豊作のCP+ 2016

2月25日、パシフィコ横浜にてCP+ 2016が始まりました。今年はCP+に合わせて各社新製品を投入したせいか、初日から大入りでした。プレスタイムから参戦すべく9時半に現地入りしたのですが、すでに長蛇の列。SDクアトロは触れたけど、ペンタックスK-1は断念しました(笑)。そんなこんなのCP+ 2016、気になった製品をご紹介しましょう。

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まずはKIPON/HandeVisonのブースから。Iberitの量産品が展示されていました。ライカMマウントを筆頭に、ソニーEマウント、富士フイルムXマウントのIberitがディスプレイしてあります。ライカMはちゃんと距離計連動しますよ。早く試写したいです。

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フィルター組み込みタイプのマウントアダプターです。しかも可変NDフィルターが組み込んでありました。赤いダイヤルを回すと、NDフィルターの濃さが変わっていきます。ムービーやる人は要チェックですね。

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個人的に心待ちにしていた中判レデューサーの現物が展示してありました。早くテストしたいです。貸出お待ちしてます(笑)。

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CONTAX645のAFマウントアダプターです。駄々をこねたらバックヤードから出してきてくれました(笑)。AF動作、速いです。使えるAFマウントアダプターですね。CONTAX645のレンズはまだ持っていないのですが、このマウントアダプターが登場するなら入手しておいてもいいかなという気がしました。

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KIPONの全製品リストが載ったパンフレットです。フル掲載したペーパーははじめてだと言ってました。資料として貴重だと思います。みんな、もらって帰ろう!

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シグマのブースはMC-11のコーナーに直行です。触らせてもらったセットアップはコントラストAFのNEXだったので、AFはあまり速くありませんでした。ファストハイブリッドAF対応機ならスピーディーとの話です。まあぼくらとしては、そのスピーディーなところをCP+会場で試したかったのですが(笑)。AF関係、ソニーと協力開発しているのか、それとも自力で開発しているのかと訊ねてみたところ、「わからない」という返答でした。ノーコメントではなく、わからない。これはどう判断すればいいんだろう。

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SDクアトロも触ってきました。カメラとしてかっこいいですね。これでフランジが短ければ即買いなのですが、厚みのあるSAマウントなので検討中です(笑)。ライブビューの拡大表示ができるのか、ダイヤル類にキーアサインできるのか、という質問をしてみたのですが、「わからない」という返答でした。本当は「なぜEVFがグリップ寄りなのか」と訊いてみたかったものの、あまりに初歩的なことも答えてもらえないので諦めました。モノを触れただけラッキーと考えるべきでしょうか。

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コシナのブースはHeliar-Hyper Wide 10mmF5.6 Asphericalが際立ってますね。フルサイズの10mm、しかもデジタル対応です。α7シリーズでマゼンタかぶりしません。テレセントリック性に考慮した設計というわけです。

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10mmで試写したサンプルです。色かぶりしてないでしょ。周辺もちゃんと解像してます。ショートフランジの広角オールドレンズで周辺グダグダに辟易しているみなさん、コシナの超広角はイケてますよ!

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参考出展の広角用ビューファインダーです。先端を交換することで、10/12/15mmに対応するそうです。ライカ使いならマストアイテムですね。

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VMレンズシミュレーター「COSINA AR」のARマーカーを配布してました。Mマウントキャップに貼り付けるだけで、COSINA ARが楽しめるようになります。ぼくのスマホにも早速インストールしてますが、このアプリ、マジで楽しいですよ。無料アプリなのでお試しあれ!

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お隣、カールツァイスのブースにツァイス製のスマホレンズがありました。思えばスマホのカメラも高画素数化が進んでいるので、高画質レンズアタッチメントのニーズも高まってきますね。時代だなあと思います。

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コーワのブースに金のレンズがありました(汗)。とりあえず、拝んでおくと金運アップだと思います。

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中一光学が初出展です。大口径レンズで人気急騰中のメーカーです。ブースもけっこう人が多かったです。

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見覚えのある写真だなあと思ったら、ぼくがSpeedmaster 35mmF0.95 IIで撮った写真がディスプレイしてありました(笑)。「これ、オレが撮った写真だよ」「あんた澤村か」「そうだ澤村だよ」「グッジョブ!」みたいなやり取りを、お互いブロークンな英語で交わしてきました。

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ロモグラフィーのブースは復刻オールドレンズのオンパレードでした。写真は新ラインアップのジュピター3。この他、ルサール、ペッツバールなど、いろいろ展示してました。ロモというとフィルムカメラの印象が強いのですが、ぶっちゃけ最近はレンズメーカー的な認識でも良さそうですね。ちなみにロモグラフィーは、フィルムパッケージの写真ひとつに至るまで、本国の社長が指示を出すそうです。ブランディングに相当力を入れている会社なのだと思いました。

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LAOWAという中国のレンズメーカーです。このレンズはボケコントローラー付きのポートレートレンズでした。中程の青い刻印のリングでボケ味をコントロールできるそうです。この他、60mmF2.8のウルトラマクロ、超広角15mmF4を展示していました。個性の強いレンズラインアップで、既存の大手メーカーと差別を計っていくそうです。

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今年もCOTTAが出展してました。新しい製品がないということでしたが、クラックレザーのケースは気になりますね。この手のレザーでライカケースとか展開してくれないかなあ。ちなみに、土日はレザーコインケースのプレゼントイベントがあるそうです。ぜひ立ち寄ってみてください。

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BAMBIという時計バンドの老舗メーカーが、カメラアクセサリーを参考出展していました。ストラップ、カメラケースなど色々あるのですが、中でもラッピングタイプのカメラケースが気になりました。レザーのセレクトとデザインのマッチングがすごくいいです。ナンだろう、モードファッションっぽい雰囲気のカメラアクセサリーです。LINEA(C-Diem)とか好きな人はちょっと琴線に触れると思いますよ。販売は未定とのことでしたが、ネット通販でいいので買えるようにしてください。※追記 同社はGUIDI社のレザーを使っていることを強調していたのですが、調べてみたら、GUIDIはポエルやカルペディエムにレザーを提供していたようです。モードっぽく見えたのも納得ですね。

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α7II + Tessar 50mmF2.8

ぼちぼち帰ろうかなあと思ったら、この間Speedmaster 35mmF0.95 IIの作例を撮らせてもらった白澤美咲さんとバッタリ。なにげに彼女はライカM9-P使いですからね。女の子だからといって侮れません。

さて、最終日の28日、澤村はエンジョイフォトステージにてオールドレンズのトークを行います。なんでも250名収容の広いスペースだそうです。「オレでそのハコ、埋まるんかい!」と泣きそうなので、ぜひ皆様、お友達をたくさん連れて遊びにきてくださいね。

●CP+ 2016 エンジョイフォトステージ「オールドレンズを楽しもう!」
2/28(日)12:20~13:20 場所/会議センター 304

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February 17, 2016

CP+ 2016 「オールドレンズを楽しもう!」

いよいよCP+ 2016が近づいてきました。今年のCP+は澤村もトークイベントで参戦します。最終日の日曜日、エンジョイフォトステージでオールドレンズについてトークします。

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●CP+ 2016 エンジョイフォトステージ「オールドレンズを楽しもう!」

2/28(日)12:20~13:20 場所/会議センター 304

CP+は基本的に最新モデルの見本市です。そのためオールドレンズファンは自分にはあまり関係ないかなあ、なんて縁遠く感じていたかもしれません。でも今年のCP+はひと味ちがいます。、なんと中古カメラフェアがあるんですよ! オールドレンズファンも俄然テンション上がってきますね(笑)。当日はオールドレンズの醍醐味を存分に味わってもらえるトークを予定しています。ぜひお立ち寄りください。

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September 15, 2015

KIPON EF-MFT AF をファームアップ

KIPONのAFマウントアダプター、EF-MFT AFのファームウェアをアップデートしました。アップデート用のソフトを起動し、USBケーブル(マイクロUSB)でEF-MFT AFをつなぐという至ってシンプルな作業です。Ver2.4の歪曲収差補正による歪み現象の改善、ってやつが前々から気になってたんですが、ウカウカしていたらVer2.5になってました。アップデートの頻度が高いのは、きっとフィードバックがたくさんあるのかな。今年の注目アイテムのひとつであることはまちがいないですね。ちなみに、焦点工房が独自にテストした動作確認リストも公開されています。2015年6月時点のリストなので、ファームウェアのバージョンによっては動作に影響があるかもしれませんね。ただ、購入前の事前情報としてはとても有益だと思います。

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さて、KIPONのAFマウントアダプターについて、耳より情報をひとつ。オールドレンズ・ライフ Vol.5の読者プレゼントとして、EF-MFT AFとEF-S/E AFをそれぞれ5個ずつ提供していただきました。焦点工房や新東京物産のサイトで確認してもらうとわかるのですが、AFマウントアダプター計10個って、相当な金額になります(汗)。これだけ大盤振る舞いな読者プレゼントもそうそうないと思うので、ぜひチェックしてみてください。

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April 18, 2015

久々にジャンクレンズをつかまされました(泣)

やらかしました。某オークションサイトで落札したレンズ、届いて早速開封すると、何のことはない、ただのジャンクレンズでした。こんなレンズに1万円以上も出したのかと思うと、ホント、ムカムカします。悪徳業者はバルサム切れの呪いで肺にカビを生やして死んでしまえ! 本気でそう思いますね(笑)。

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落札したレンズは、Nikkor-H・C 5cmF2です。一万円半ばで買える典型的なお手頃標準レンズですね。ぼくはどちらかというと実用レンズ主義で、レンズコンディションについてはかなりおおらかです。ただ、今回入手したレンズは、そのおおらかなぼくでさえむかっ腹が立つほどのダメっぷりで、何がどうダメなのか、オールドレンズのチェックポイントを踏まえながら見ていきましょう。

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前から見るとキレイだったレンズ、後ろから見ればこの通りです。汚れというかコーティングの剥がれというか、ここまでひどいとメンテは無理ですね。レンズ面をチェックするときはLEDライトが便利です。ペンライト型のLEDライトでOK。強い光を当てると、チリ、曇り、カビ、汚れ、すべて手に取るように見えます。ただし、年代もののオールドレンズにLEDライトを当てると、十中八九何かしら写り込みます。よって、どの程度を許容範囲とするか、自分なりにボーダーラインを設定することが大切ですね。ぼくは多少のチリ、曇りは許容範囲内です。カビはNGにしています。曇りはフレアが常識の範囲内ならそのまま使います。極端にフレアが出る場合は行きつけのショップでクリーニングしてもらいます。上の写真のような状態はさすがに論外で、これはジャンクボックス行きです。

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絞り羽根の様子です。油の滲んだぬらっとした感じがわかるでしょうか。実のところ、絞りの様子はていねいにライティングしないと写りづらく、業者にしてみると「写真でご判断ください」と逃げやすい部分です。こうした状態をちゃんと自己申告してくれるか否かがポイントですね。今回の業者は絞りについてまったく記述がなく、見逃したのであればレンズに精通していない商材扱いの業者であり、わざと伏せたのあれば悪徳業者ということになります。

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フィルター枠に傷があり、その上に緑色のカビ(サビ?)のようなものが付着しています。ヘコミはありませんが、メッキが剥がれるほど強く擦っているため、レンズの落下を疑うべきでしょう。このカビだかサビだかは他のレンズに伝染るリスクがありそうです。仮に手元に置いておくならば、隔離防湿ボックス行きですね。ええ、そうしたボックスがウチにはあります(笑)。

ちなみに業者の解説によると、外観コンディションは「若干の使用感あり。ただ、十分に気持ちよく使えるレベル」であり、レンズコンディションは「若干のチリ、薄グモリあり。実写に影響しないレベル」とのことです。そのような説明のあったレンズが上記のモノになります。こんな悪徳業者はバルサム切れの呪いで肺にカビを生やして死んでしまえ! ぼくは本気です、正気です(笑)。

これだけコンディションの悪いレンズもめずらしかったので、オールドレンズのチェックポイントとともに症例を紹介しました。「こういうレンズは買っちゃダメだよ」という良いお手本になると思います。ご参考まで。

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April 15, 2015

オールドレンズ・ライフ 全巻電子書籍化です!

ぼくが責任編集している玄光社「オールドレンズ・ライフ」、Vol.3とVol.4の電子版が発売になりました。これでオールドレンズ・ライフシリーズは全巻電子化されたことになります。紙版よりも若干安いので、電子版で全巻コンプリートもアリですね。Vol.3とVol.4はフルサイズで撮った作例が多く、オールドレンズの作例集として保存性の高い巻だと思います。まだご覧いただいていない方、ぜひご検討ください。

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●玄光社 オールドレンズ・ライフ 電子版 Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4

リンク先は玄光社のホームページで、各巻の販売サイトへのリンクが掲載されています。Amazon Kindole、MEGASTORE、fujisan.co.jpなど、複数の電子ブックサービスで取り扱いがあります。普段使われているサービスをご選択ください。将来の夢は電子版10冊越えですかね(笑)。ライカ通信みたいにビッグになりしたモンです。

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