LEICA

October 21, 2017

Nokton 40mm F1.2 Aspherical、ライカM10で使ってみました!

日本カメラ11月号にて、コシナの最新VMマウントレンズ、Nokton 40mm F1.2 Asphericalのレビューを担当しました。実はこのレンズ、「オールドレンズ・ライフ2017-2018」でソニーEマウント版をレビューしており、今回のレビューに両マウント制覇と相成りました。なにしろめずらしいスペックの大口径レンズですから、興味津々という方も多いでしょう。期待通り、本当によく写るレンズですよ。

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Leica M10 + Nokton 40mm F1.2 Aspherical

●日本カメラ11月号[日本カメラ社][Amazon
Nokton 40mm F1.2 Aspherical レビュー

このレンズはソニーEとVMで鏡胴デザインが異なります。マウントのすげ替えではなく、別々のレンズとして作り込んでいるわけです。さすがコシナ、抜かりない仕事っぷりですね。詳細はレビューを読んでもらえるとうれしいです。ぜひ!

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July 21, 2017

LEICA TL2 はアリかもしれない

ライカTL2のローンチパーティーに参加してきた。要は製品発表会だ。立食パーティースタイルなので終始立ちっぱなし。人が多すぎてメモが取れない。取材にならない。でも、デジカメWatchの敏腕記者は最前列でガンガン写真撮ってがしがしメモをとってる。泣き言は言えない(笑)。

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ちょいと早めに会場に着き、しかもありがたいことに、早い時間から開場していた。そして「どうぞご自由に触ってください」と実機を勧められたので、たっぷりタッチ&トライしてきた。

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ライカの人が開口一番、パフォーマンスが良くなったという。たしかに操作フィーリングや撮影レスポンスがキビキビしていた。が、それだけでは後継機として弱いなあと感じた。むろん、イメージセンサーや画像エンジンも新しくなっているのだが、いまどきのデジタルカメラはスペック刷新ではなかなかユーザーを引き付けられない。そんなことを思いながらあれやこれや触っているうちに、パフォーマンス向上の真の価値が見えてきた。

知っての通り、TLシリーズはアイコンタイプのタッチパネル操作を採用している。有り体いうとスマホ風インターフェイスだ。いまどきのスマホを使うとき、誰もががしがしタップしてスクロールする。動作の待ちなんて論外。ノーウェイトで躊躇なく操作するのが当たり前だ。このノーウェイト・スマホ風操作が、ライカTL2では可能だ。従来機ではハードウェアを多少かばいながら使う感じだったが、TL2はおかまいなしだ。全体の操作パフォーマンスが向上したからこそ、スマホ風インターフェイスが本領を発揮できるようになった。

ライカTの発表当時、あのスマホ風インターフェイスは正直エキセントリックに映った。時代の先取りであることはわかる。そうは言っても、液晶パネルをフィジカルコントローラーと目するのは時期尚早ではないか。また、スマホ風という選択も安直ではないか。そんな風に感じていた。

ところが、いまや触れない液晶は液晶にあらず、という時代である。時代がライカTL2に追い付いた、というと褒めすぎな気がするが、たぶんTL2はアリだ。

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ドイツから来日したライカTL2の開発者は、「スペック云々じゃなくて、このカメラでどんな写真が撮れるのか、あなたの写真生活がどんな風に変わるのか、ということを伝えたい」と話していた。ライカっぽいプレゼンだなあと思いつつも、TL2のようなミドルレンジのカメラは体験指向でいいんだろうなあと感じた。

なにぶん画質はまだ確認していないので、お薦めカメラという気はない。でも、タッチ&トライの機会があれば、ぜひいろいろと触ってみてほしい。このカメラの根底にあるコンセプトが、TL2ではわかりやすく体現されていることに気付くだろう。

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May 21, 2017

ストレスフリーの広角オールドレンズ

カメラガジェット放浪記を更新しました。この連載ではめずらしく、ライカネタです。ライカM10に第2世代のスーパーアンギュロン-Rを付けて撮ってみました。一眼レフ用レンズなので、周辺までカチッとよく写りますよ。

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●澤村徹のカメラガジェット放浪記
第3回 ライカM10でライカRレンズを楽しむ

それにしても、このレンズはフードがイカしてるというか、イカレてるというか(笑)、異様にかっこいいですね。このフードだけで白飯三杯いけます。

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May 19, 2017

ジョン・サイパルさんの人気コーナーに出してもらいました!

日本カメラ誌に、フォトグラファーたるもの一度は出てみたいコーナーがある。そう、John SypalさんのTokyo Leica Styleだ。Tokyo Camera Styleが前身となる連載で、現在は街中のライカユーザーをピックアップしている。その人気コーナーに、ついに出ました、出してもらいましたよ!

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●日本カメラ6月号 Tokyo Leica Style(日本カメラ社

先日、GINZA SIXにライカストアがオープンしたのだが、そのレセプションでジョン・サイパルさんと合い、愛機とともに写真を撮ってもらった。鳥井工房の真っ赤なケースを付けたライカM10だ。いやあ、派手すぎてみんなどん引きでだったね(笑)。

それにしても、一読者として雑誌の載るのはテンション上がるなあ。素で見本誌届くのが待ち遠しかった(笑)。業界ズレしないように、こういう気持ちは大切にしないとね。

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May 05, 2017

悩ましい旅の中望遠

来月、長期の撮影ロケに出かける。ライカM10をメインのボディに据え、最小構成のレンズで挑もうと思っている。広角と標準はすぐに決まったのだが、中望遠が決まらない。候補は2本、ファットエルマリートかトリオプランだ。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

ファットエルマリートことTele-Elmarit 90mmF2.8は、有り体に言うとフツーによく写るレンズだ。ボケ味よし、コントラストよし、シャープネスも良好。中望遠なので距離計連動での撮影は少々手間取るが、1~2段絞ってしまえばレンジファインダーでもまったく問題ない。ボディはM10なので、いよいよとなればライブビューという手もある。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

ただ、どうにもおもしろくない。不安要素ゼロのレンズだが、それゆえに、出来レース感は拭えない。おそらく、目の前の光景を予測通りに切り取ってくれるはずだ。優等生であることに文句を付けるのは、人としてどうかと思うけど(笑)。

じゃあ、Trioplan 100mmF2.8はというと、描写的にはコントラストが低く、周辺解像力も期待できない。所有するトリオプランはさほど曇りはないのだが、ちょっとした光ですぐにフレアが出る。雑誌的な論調だと、「ゆえにおもしろい」という展開になるのだが、目的が旅の中望遠だと、そうも言っていられない。グダグダな写真を連発して、全カット使い物にならなかったらどうしよう!? この不安はたまらない。やめておけ、とオレのゴーストが囁く(笑)。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

それでもなお、トリオプランを旅レンズの候補に挙げているのは、撮影フィーリングが良いからだ。けっして小振りではないのの、軽量で携行が苦にならない。ヘリコイドの感触と合焦していく感じのバランスはけっこう好みだ。絞りリングはクリック感がないものの、軽く力を入れて動かすと、ちょうど1段分でストップする。端的に言うと、フィジカル面でとても相性が良い。個人的に使っていてすごく楽しいレンズなのだ。

おそらく、ボディがα7IIなら迷わずトリオプランを選んだだろう。M10でトリオプランを使うには、やはりEVFがほしい。液晶画面でライブビューを使い続けるのは正直とつらい。M10のEVFは7万ぐらいだったか。何かレンズ買える金額だな(笑)。あと、M10はバッテリーが小さくなったので、常時ライブビューだと予備バッテリー2本は必須だろう。この出費も微妙に痛い。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

そうそう、M10とトリオプランを使っていて気付いたのだが、このレンズ、絞りで焦点移動していないだろうか。F4以降で微妙にピントを外すケースが多く、どうにもモヤッとしている。液晶面のライブビュー撮影だと、カメラが前後する懸念が捨てきれないのだけれど。ますますEVFでかっちりピント合わせしたくなる。ファットエルマリートかトリオプラン、ホント悩ましいな、旅の中望遠。

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April 19, 2017

ライカ GINZA SIX ヒトに酔いました(泣)

銀座で地上に出ると、いい具合に空が焼けていた。仕事の時間までレモン社を冷やかすつもりだったが、夜スナップに切り替える。カメラはこのところお気に入りのライカM10とGビオゴン28ミリの組み合わせだ。開放からシャープでハイコントラストなレンズなので、夜のギラギラした感じは得意だ。時間ギリギリまで銀座の街を撮り歩く。

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時間が迫ってきたのでGINZA SIXへ向かう。テレビのニュースでも取り上げられた新商業施設だ。ここに国内10店目のライカストアができるとのことで、そのレセプションに参加するのが今日の目的だ。気楽な取材とタカをくくっていたが、GINZA SIXは大変なことになっていた。建物を取り巻く歩道に人があふれ、係員が声をからして「最後尾はこちらです!」「ここからは入場できません」と叫んでいる。ここでようやく気付いた。今日はライカストアのレセプションのみならず、GINZA SIX全体のレセプションでもあるのだ。

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上の写真を見ると、各フロアにけっこうたくさんの人がいるのがわかるだろう。これは帰り際のカットで、入場時はこの2~3倍以上の混みようだった。何しろ全フロア全テナント規模のレセプションだ。期せずして最先端ファッション施設に足を踏み入れてしまい、ちょっと遠い目である。

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肝心のライカストアのレセプションは、店舗から通路に人があふれ、えらいことになっていた。ライカ社社主のアンドレアス・カウフマン氏、ニューヨークの写真家マーク・デ・パオラ氏の挨拶に立ち会うものの、人が多すぎて声が聞こえない。それにしても、ライカのレセプションは業界人率激高だね。雑誌で見かける有名人がたくさんいた。TOKYO CAMERA STYLEのジョン・サイパルさんに写真を撮ってもらったのが、今日のハイライト(笑)。

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Leica M10 + G Biogon T* 28mmF2.8

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March 07, 2017

ファッションで人は自由になる(原宿ストリートポートレート/レビュー)

なぜ彼は、原宿で外国人ばかりを撮るのだろう。それが初めて一色卓丸氏のポートフォリオを見たときの感想だった。

原宿を行き交う、個性的なファッションに身を包んだ外国人を、彼は一台のライカで切り取る。写真の中の彼女たちは、誇らしげなポーズをとるでもなく、無理に笑顔を作るでもなく、自宅の前で親戚に写真を撮られたような姿で立っている。この時この瞬間、彼女はまちがいなくここにいた。そんなリアリティーのあるポートレート。その撮影は2011年から始まり、そして今も週末になれば、一色卓丸氏はライカを提げて原宿を歩く。なぜ彼は、このようなストリートポートレートを撮り続けるのか。今回、「原宿ストリートポートレート」の編集を頼まれた時、真っ先にそのことを訊ねた。

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●一色卓丸「原宿ストリートポートレート」[玄光社][Amazon
出版社:玄光社
判型:B5変型判 224ページ
発売日:2017年3月7日

その答えのために丸ごと章を割くことにした。第2章「なぜ僕は、原宿でストリートポートレートを撮るのか」は、作家自身の言葉でストリートポートレートの理由がたっぷりと語られている。なぜ原宿なのか、なぜ外国人なのか、なぜライカなのか。ここで種明かしすることはできないが、一色卓丸氏のストリートポートレートに懸ける強い思いを感じてもらえるだろう。

本書の編集者としてひと言。ファッションは人を自由にする。自由を求める心がファッションを為す。どうか世界がいつまでも、ファッションの自由で充ち満ちていますように。

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February 09, 2017

「アルティザン・アンド・アーティスト 第2回フォトコンテスト」応募開始です!

フォトコンのお知らせです。「アルティザン・アンド・アーティスト 第2回フォトコンテスト」がはじまりました。僭越ながら、澤村が審査員を務めます。このフォトコンはアルティザン&アーティスト×代官山北村写真機店のコラボになっていて、代官山北村写真機店サイネージスペースにて授賞式&トークショーを行い、入賞作品は同スペースに2週間ほど展示されます。

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●アルティザン・アンド・アーティスト 第2回フォトコンテスト
応募締め切り:2017年3月5日
応募方法:メール(詳細はホームページをご覧ください)
審査員長:澤村 徹

授賞式&トークショー:2017年3月25日(土)PM18:00~
場所:代官山北村写真機店サイネージスペース

ちなみに、風景部門、人物部門、そしてオールドレンズ部門があります。どんな作品を拝見できるのか、いまから楽しみです。たくさんのご応募、お待ちしております。

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January 26, 2017

Leica M10 たっぷり試してきました!

ライカM10に触ってきた。フィルムライカと同じ厚みが売りの本機だが、デジタルからM型ライカに目覚めた人にはいまいちピンとこないよね(汗)。でも大丈夫。もうね、ひと目見ただけに薄いのわかるから(笑)。手にするまでもなく、近くで見ただけで明らかに薄い。やはりカメラにとって、4ミリのスリム化は相当なインパクトだ。

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個人的にはライブビューの機能性アップに期待していた。タイプ240のライブビューは中央しか拡大表示できず、近接やポートレートではピント精度が不安だった。正直なところ、非Mマウントのオールドレンズを使うなら、α7シリーズの方が圧倒的に有利だ。タイプ240にわざわざフレクトゴンを付けて撮りたい、という気にはならない。ぼくは撮影の9割以上がオールドレンズなので、使用頻度はα7シリーズの方がダントツに多かった。タイプ240は好きなカメラのひとつだが、結局はα7シリーズとの2台持ちが常だったと白状しておく(笑)。

さて、ライカM10のライブビューはどうだろう。まず拡大表示はエリア移動が可能になった。十字カーソルで素早くエリア移動できる。欲を言えばライカSLのようにジョイスティックにしてほしいところだが、まあそこまでは望むまい。ライブビュー時のシャッターレスポンスも大幅に改善されている。タイプ240のライブビューは、連続撮影がほぼできない仕様だった。一度シャッターを切ると、次までの待ちがとにかく長い。シャッターチャンスを逃すのは当然として、ポートレートのポーズの切り替えにも追いつけない。ライカM10はマエストロIIと大容量バッファメモリのおかげか、ライブビュー状態でガシガシと連続シャッターが切れる。端的に言うと、ちゃんと使えるライブビューになっていた。デジタルカメラとしてようやく一人前になれた、というわけだ。

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M型ライカはレンジファインダー機なのだから、デジタルカメラとしての機能性を求めるのは無粋という見方もあるだろう。でも、とても高価なカメラなのだから、すべてにおいて一流であってほしいと思うのは、ユーザーとして当然のことだろう。幸いライカM10は、伝統的なレンジファインダー機としても、最新デジタルカメラとしても、ともに優秀なカメラに仕上がっていると感じた。ライカM10なら単独持ちでいろいろなレンズを取っ替え引っ替えできそうだ。

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November 24, 2016

Leica Sofort 撮ったフィルムはどうしよう?

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インスタントカメラあるあるなのだが、撮影後のフィルムをどうするか、これは微妙に困った問題だ。剥き出しのままバッグに入れるわけにはいかないし、フィルムカートリッジの紙ケースに仕舞うのが一般的だが、この姿がベストとも思えない。そんなわけでガラクタ箱を漁ってみたら、いいものを見つけた。コンデジ用のレザーケースだ。

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このレザーケースはvaja casesというブランドのものだ。購入したのは2007年。当時、GR DIGITAL用に海外通販で購入したのだが、サイズが合わず、そのままお蔵入りした悲運のケースである。革質や仕上げはすごくよくて、捨てるのもしのびなく、ガラクタ箱の奥底で眠っていた。早速instax miniのフィルムを入れてみたところ、サイズ的には大丈夫なのだが、ケース側面のレザーが内側に曲がっているため、枚数を入れるとフィルムがたわんでしまう。

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そこでフィルムカートリッジの紙ケースの出番だ。紙ケースのベロをカットし、レザーケースにゆっくりと挿入していく。

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紙ケースを奥まで挿入したところだ。これならフィルムを無理なく収納できる。たぶん20~30枚は入りそうなので、このケースで半日分の撮影は保ちそうだ。

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とりあえず、ゾフォートを持ち出すときはこのレザーケースも携行することにした。こういう小物に凝るのは楽しいね。ある種のオモチャっぽさがあるカメラはテンション上がるわあ(笑)。オモチャっぽいものをいかに本物っぽく持つか。このあたりがドレスアップのキモかな。

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